鼻中隔湾曲症・Q&A形式手術レポート
こんにちは!クボタです!
久しぶりのnote投稿になってしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
何を書こうかと少し考えましたが、僕個人の体験談なんかもいいなと思い付き、
今回は『鼻中隔湾曲症』のことを書いていくことにしました。
この『鼻中隔湾曲症』ですが、鼻の中の「鼻中隔」…つまり、右と左の鼻の穴を隔てている壁みたいなものが曲がってしまい、
それが原因でひどい鼻詰まりを起こしたり、においがわからくなかったり、酷いいびきをかいたり…という生活への影響が出るくらいの鼻の病気です。
特にアレルギーなどを持っていなくても慢性的に鼻づまりが起きたりするのも大きな特徴です。
僕自身、この鼻中隔湾曲症に長年悩まされており、私生活でもかなり苦労していました。
僕のケースは鼻中隔の曲がりがかなりひどく、それを矯正する手術を受けるまでに至りました。
その手術の体験談はYouTubeにアップしてあります。
皆様への情報共有として、YouTubeに動画を3本ほどあげてありますので、
お時間があったらそちらも是非ご覧ください。
その動画内で視聴者の方々からいただいた質問をこの記事で一つひとつお答えしようと思います。
今まさに鼻中隔湾曲症でお悩みの方はもちろん、
これからお医者様にかかられる方、手術の予定がある方にとっても参考になる内容となっておりますので、
是非最後までお読みになっていただけると嬉しいです。
質問その1「 入院期間は?」
僕は7泊8日でした。
人によっては3泊4日くらいの人もいるみたいですが、僕の場合は手術が他の人より大がかりだったみたいで、この入院期間でした。
「日帰りはできますか?」と聞かれるますが、これはお勧めしません。
大小問わず、切開を伴う手術は体へのダメージが大きいですし、
術後は鼻に詰め物をしたりするので息苦しく、常に酸欠気味になってしまうので
もし日帰りができても普通の生活がかなりしんどいです。
なので手術後はしっかり入院して、病院のお世話になった方が良いと僕は思います。
質問その2「費用はどれくらいかかるの?」
僕の手術自体は10万円くらいでした。
高額療養費制度が使えるので、それを使ってこの金額です。
この制度で出される費用はいただいている給料によって違ってきます。
とにかく、今勤めている会社に「高額療養費制度使いたい」という旨を伝えて相談してみてください!
医療費が月の上限を超えると上回った分に対応した費用を支給してもらえる制度ですので、申請して損はありません。
その他に、僕は個室部屋にしたので1泊8000円くらい追加でかかって全部で15、6万円くらいだったと思います。
県民共済で入院保険に入っていて、術後20万円くらいおりましたので
実質タダみたいな感じでした。
なので僕の場合は医療費面でも安心できました。
高額療養費制度は手術前に予め申請しておけば
費用全額を手術前に先に支払うこともないので、
お財布が心細くならなくていいですよ。
後々になっての申請になってしまうと
最初に全額を払って、後から返ってくるみたいな感じになっちゃいますので
気を付けましょう。
あと、個人的に部屋は個室がおススメです。
夜は寝れなくてウーウー唸っていましたし、精神的にも個室の方がいいと思います。
質問その3「 病院はどこにしたの?」
病院は千葉県の『東京歯科大学市川総合病院』を選びました。
僕は群馬県に住んでいて太田記念病院ってとこで見てもらっていたのですが、
「手術しないと治らないよ。この手術がすごく得意な先生がいるから、その人にやってもらった方がいいよ」と言われて、この千葉県の病院を紹介していただいた流れです。
その先生の名前をこの場であげてしまうのもご迷惑になってしまうかもなので、
気になる方は『東京歯科大学市川総合病院 耳鼻科』で検索して調べてみてください。
質問その4「おススメの病院は?」
僕はそれほど病院に詳しくないのでわかりませんが、「東京慈恵医大」とかは有名って聞きます。
慈恵医大まで通えそうな方は、そちらで診てもらってもいいんじゃないかなと思います。
質問その5「 なぜ手術しようと思ったか」
それは、睡眠障害だったからです。
寝る前に点鼻薬をうって、毎晩夜中の2時に決まって鼻づまりで起きて、また点鼻薬を打つ…みたいな生活をずっとしてきました。
そうすると昼間がと・に・か・く眠いんです😖
普段から耳鼻科に行ってアレルギーの薬やら色々な薬を服用してみたり、
点鼻薬を使い続けても全然治らなかったのでお医者さんに相談した流れです。
「そもそも鼻の鼻中隔が曲がってるから手術が必要」と言われて、その時は手術と聞いて怖いからためらっていたんですけど、
さっきお話しした千葉の病院を紹介してもらった先生とその場で連絡をとってくれて、
検査日と手術日があれよあれよと電話で決まってもうやるしかない!と…。
今思えば夜間の鼻詰まりの悩みと手術への恐怖でズルズル苦しむよりはよかったのかなと思います。
質問その6「 手術の術名は?」
『鼻中隔強制術』と『下鼻甲介切除術』ってやつでした。
この手術の簡単な内容を言うと、鼻中隔をまっすぐにする手術と、アレルギーに反応して腫れる原因の部分を切ってしまうというものでした。
質問その7「 麻酔をしても痛い?」
これは全身麻酔なんで痛くないです。
口に酸素吸入器をつけられて、「はい、眠くなりますよ」と言われたな~と思ったら、
意識が戻ったのは手術終了後。
あれっ。本当に手術した?😧みたいな感じでした笑
完全に意識のない中で手術をしてくれるので、痛みで耐えられない!なんていうことはありません。
質問その8「麻酔が切れて吐きましたか?」
吐きました🤮めちゃくちゃ気持ち悪かったです…。
10回くらいは吐きました。これはちょっと覚悟しておいた方がいいかもしれません。
この吐き気は全身麻酔の副作用によるものです。
その他の副作用としては、めまいや頭痛などが挙げられます。
僕の場合は吐き気が酷かったですね。
副作用は麻酔が切れた後の数日間は続くとのことですので、術後はしっかりお休みするのが得策かと思います。
質問その9「 手術後は痛い?」
痛み止め点滴を打ってもらっていたので全く痛くはなかったです。
でも尿道が痛かったですね。
カテーテルをいれてたので、尿をするたび二日くらいは激痛でした😭
質問その10「 いつがしんどいですか?」
これは手術終わった日から1日あたりがしんどさのピークです。
地獄かと思いました💀
術後は鼻の穴で呼吸できないようにする完全鼻閉なので、
まず、水を飲むだけで耳がキーンとなります。これがキツイ。
呼吸もうまくできなくて、ずっとハァハァ言ってました。
術後1日あたりはもう思い出したくないくらいしんどかったです。
日帰りで手術する人、マジリスペクトです…。
質問その11「ガーゼはいつとれますか?」
僕は体に溶けていくタイプのガーゼだったので、毎日少しづつ取っていきました。
細い棒で毎朝ちょっとずつ抜き取っていきます。
ガーゼがなくなるごとに呼吸も楽になっていくので、あれが毎日楽しみでしたね🎵
質問その12「 ガーゼを抜くときは痛いですか?」
ちょっとだけ痛いです。
この手術を経験した人の動画を手術前に見たりしていて、
結構痛いっていう意見が多くてそれなりに覚悟はしてたんですけど、全然でした。
たぶんガーゼの種類によって違ってくるんだと思います。
僕が使った鼻の中で溶けてくれるガーゼは、痛みは少なかったです。
質問その13「入院中のお風呂には入れる?」
術後当日と数日間は流石に無理ですね。
シャワーだけ浴びてもOKとなったのは、術後5日目だったと思います。
久々に体を洗えるともあって、気持ちよくて最高でした!
質問その14「鼻の中に入れたプレートはいつ外れましたか?」
僕の場合は術後1か月後でした。これも人によってだと思います。
鼻中隔の曲がりがそんなにない方だと、プレートを入れるまでには至らないみたいですよ。
質問その15「鼻はかめますか?」
術後しばらくは鼻自体にあまり触れませんし、無理だと思います。
完全に治った後も、強くはかめないですね。
今でも極力鼻をかむということは避けています。
鼻に対して慎重になる時期が長かったからか、かむとしてもやさしくかむクセがついてしまいました笑
鼻水が詰まったときは鼻うがいしちゃいますね。
質問その16「鼻は触れる?」
前項でも書いた通り、手術した後はしばらく触れないですね。
触るとしても、しっかりと鼻の回復を待ってからにしましょう。
僕自身、今でもぐりぐり触るのはちょっと怖いですし、物にぶつけないように生活してます。
鼻も一つの呼吸器官ですので、手術してもしなくても大切に扱いましょう。
質問その17「 鼻うがいの頻度は?」
1日に2~3回はしますね。すっきりして気持ちいいんですよねぇ。
朝起きたらまず鼻うがいします!
あくまでも僕の場合というだけなので、真似はしないように⚠
質問その18「 花粉症シーズンはどう?」
これはてき面違います。
花粉症の時も、風邪の時も、鼻が詰まらなくなります。
以前は花粉症シーズンなんかは鼻の両穴とも完全にふさがってしまっていて、口呼吸だけになっていましたが、
手術した後に再度花粉症シーズンが来ても鼻詰まりはかなり軽微なものになりました。
多少詰まっても鼻うがいでスッキリするので、だいぶ良くなりました。
質問その19「手術して良かったと思うことは?」
寝れるようになったことですね。朝まで寝れるって素晴らしいです✨
あと、さっきも書きましたが鼻が詰まらないことも。
今まで鼻で呼吸することが難しく、それにより睡眠不足に悩まされ、
日中も眠くて仕事に集中できない…。
鼻閉によって起きる弊害は色々とありました。
なので鼻が詰まらないとこれほどに生活は快適なのか!と感動しました。
質問その20「最後に迷ってる方に一言」
絶対絶対やった方がいいです!!
たしかに手術はつらいし、体力的にもしんどいです!
でも辛いのは長~い人生の内たったの1ヶ月。
その後は超快適鼻スースーライフです✨✨
鼻呼吸できないということは体にあらゆる弊害を引き起こします。
健康は勿論、精神的にも影響を及ぼしますし、
「この鼻のせいで人生楽しくない…」とまで思ってしまうこともあるんじゃないかなと思います。
鼻閉のせいで今まで苦労してきた方!
手術でそれが解決し、今後の人生ずっと楽になると考えればやってみて損はないのではないでしょうか?
まとめ
以上が、鼻中隔湾曲症のQ&Aでした。
やはり、鼻中隔湾曲症にお悩みの方のほとんどは手術に関してや処置方法が気になるみたいで、
僕のYouTubeチャンネル内の再生数も、鼻中隔湾曲症関連の動画がひときわ多いです。
ですが、それだけ皆様が鼻中隔湾曲症への恐怖だったり、不安を抱えているということですよね。
この病気については外科手術が伴う可能性があるので、余計にそうだと思います。
今はインターネットでワードを入れて調べればたいていのことがわかる時代です。
グーグル検索でも、YouTubeでも、SNSでも、調べれば誰かがネット上にあげてくれた体験や情報を即座に閲覧することができます。
病気についてもそうやって調べる方は多いと思います。
病気に関しては実際に経験した方の生の声がとても貴重ですし、
今まさにその病気で悩んでいる方の安心の一助になります。
noteでも鼻中隔湾曲症について調べる方がいるかもしれません。
この記事がそんな方の助けになれば嬉しいです。
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