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【ホロライブ】あくしお8門軸の解説

おはようございます。
こんばんは。

最近「たなとすch」でYoutubeでの活動を始めました、HN.シャルンです。
ヴァイスのデッキ紹介やカード解説などについて語りまくるチャンネルにしていくので、是非チャンネル登録よろしくお願いします。

https://www.youtube.com/channel/UCE3HO1sC0hadewqJBuOoRZA

今回はホロライブフェスで、トリオの横が使用した8門軸について解説していきたいと思います。
トリオ本選は負けてしまいましたが、このデッキを握ったトリオメンバーが推し1グランプリで最多勝を獲得し、レシピを残してくれました。
レシピを獲った本人はたぶん解説記事を出さないので、今回はレシピの原案を提出した私が代わりにデッキ紹介をさせていただきます。

※記事内では互換名などの用語を使用しております。もし始めたばかりだけど、このデッキを使ってみたい!という人がいれば、シャルンのTwitterのリプやDMに質問してくれたり、引用RTで「使ってみたいけど内容わからん」などと言ってくれたら、初心者向け解説動画を作るかもしれません。

早速ですが、レシピはこちらです。

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ホロライブトリオのデッキ選択


今回のレギュレーションはかなり特殊で~ざっくり言えば1つのプールから3つの強いデッキを組む必要がありました。

【プールの特徴(ざっくりレベル別)】
レベル0 
アタッカー結構強い
システムまぁまぁ~微妙寄り

レベル1
連動はそこそこ強い

レベル2
動きが多い
差をつけやすい

レベル3
普通~微妙寄り
クセが強い

構築の経緯


デッキの組み方は色々あると思いますが、今回は純粋に”どうやって勝つか”という部分に着目してみました。
前述の通り、レベル0~2帯はそこそこカードパワーや特徴的な動きがあるので、(3人でうまく分け合えば)なんだかんだ強いデッキが3つ作れるっしょってことで、まずは、レベル3の詰め(or耐久)から構築を始めました。

候補に上がったカードについて全部紹介するのはかなり時間がかかるのでここでは省略しますが、あくあの門連動はヒール持ちな上に「相手の山破壊orハンドコストで打てる3点バーン」と特徴的でシンプル、負け試合でもゲームを変えるカードパワーがあると判断し、「安定感+ワンチャン性能あるしこれはトリオの誰かが持ってくっしょ」っていう結論になりました。

なんとなくゴールが決まったので、早速組んでいきます。

今回はホロライブトリオなので、とりあえず使いたいカードを適当にピックアップしていって使えそうなのを入れつつデッキにしていきました。
その中で、これは強いから絶対入れたいと思ったカードはこちらのカード。

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経験達成でガウルにボトム送りが付きます。普通にとんでもないパワカと言ってしまえばそれまでですが、特にホロライブの0レベルを支えるキャラはリバース時やpigで効果発動するキャラが多く、相手の行動を大きく阻害することが可能になります。特に相手スケープゴートやオカ研などを引かれた時に、多パン1000/1されてめっちゃ打点通りましたっていう相手のイージーウィンを予防or完封できるのは魅力的に見えました(以下ガウルと略します)。上の門連動と同じ色(てかキャラも同じ)なので、ガウルをコンセプトに置きつつ最後門連動で倒すデッキになりそうだなと思いました。

このガウルを強く使えるデッキを考えたいと思った時に
・レベル1のパワーラインを高めにしたい
・ガウル多面できるデッキにしたい
・経験2が出やすいデッキにしたい
この3点が浮上しました。
基本的にはクライマックスコンボを入れる前提で考えていたので、経験達成の都合上相性が良いガウルと同色の青い連動のうちいくつか候補を上げてみました。

・島風

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パワーライン △
行きは単騎7000と突破力があるものの、返しが4000とペラペラなのが気になりました。これはデッキにもよると思いますが、パワーパンプをガウルの正面のキャラに集中されることによって、相手に負担をかけることなく処理されやすくなってしまいます。

ガウル多面との相性 ×
よくある1000/1連動全般に言えることですが、基本的に多面したほうが強いです。特にこの島風は、山圧縮をかけながら特定のキャラをサーチする連動です。多面すればするほど強いタイプの連動なので、ガウルを並べるスペースが無くなってしまいます。島風自体を悪く言いたい訳ではありませんが、今回のコンセプトとは相反するレベルでズレてくるので全然相性の良いカードではありません。

経験2との相性 △
特段悪いわけではないですが、島風のパワーを出すための条件である”思い出条件”を満たすために思い出に飛ぶレベル0のカードが増えがちなので、経験が満たせない展開が想定されます。
仮にレベル置き場に置けたとしても、スロット的に投入数が限られてる強力なレベル2以上のキャラを安易に置きたくはないです。

・ぺこら

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パワーライン 〇
連動が決まった場合に返し6500を多面できるので、全面処理するには相手にかかる負担が大きく、どこかで処理し切れなくなるorリソースを余計に使ってくれる展開が増えます。連動が無い時に並のパワーになる点で多少評価を落としています。

ガウル多面との相性 △
パワーラインのところで説明したように、島風よりはガウルを添えたいと思えるカードではありますが、基本的には3面連動を目指した方が強い動きと言えるでしょう。ガウルはぺこらのサブアタッカーとしてかなり優秀だと思いますが、ホロライブフェスにおいてガウル多面で殴りたいコンセプトを考える場合、もっとこのカードの強みを活かせる相棒がいそうだなとと思いました。構築の目指すところの問題ですね(ネオスだったらぺこらから構築に入れて、サブアタ枠であくあ入れるケースも多いと思います)。

経験2との相性 〇
レベル3とかを置けたら出るよね~ってレベルなので、良くも悪くも普通くらいです。ちょっと無理しないと出ない展開があるかなってくらいです。


・ノエル応援

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パワーライン 〇
ガウルに応援が乗るので普通に相性良く見えます。応援枠に連動を組み込むことで、スロット的にもお得なのが魅力的で、「これは天才発想きたか?」ってなりました。連動で2000拳などを回収することによって、相手にかかる負担が大きくなる点も注目ポイントです。
実際これで運用してみようかなと思いましたが、ガウルの横に添えるキャラで良さげなカードが無く、ガウルを引くことが出来ないとパワーライン&デッキの最大値が大きく落ちてしまう点が気になりました。ガウル8投できるならこれを使ったかもしれません。

ガウル多面との相性 ◎
後列に置く前提の連動なので、ガウルの面数を減らすことなく多面展開が1番やりやすいです。

経験2との相性 △
良くも悪くも普通です。

1面連動しかできない上に1アドしか取れないので、単体のカードパワーはそこまで高くありません。それでも採用候補の上位に挙げられるカードではあったなと思います。


・シオン

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パワーライン ◎
純粋に素のパワーが7000あるので、前例キャラとしての数値はガウルよりも高いです。ガウル+連動で高パワーを1番出しやすい構成だと言えるでしょう。

ガウル多面との相性 ◎
テキストの都合上連動が1ターンに1面しか発動できないので、基本的には残りの2面を埋めないといけません。通常なら連動以外のアタッカーを用意しないといけないので大変なことも多いですが、ガウルを多面したいという期待にはぴったりハマる連動だと思います。

経験2 ◎
そもそもシオン連動が経験(レベル3のあくあを置く)を要求するので、置かないことがないと思いますが、最悪あくあを置けない時もシオンの連動がレベル2なので経験2自体は達成しやすいと思います(あくしおてぇてぇ)。

・その他
他の色の1連動まで範囲を広げると、単純にテキストが強いものが多く、これらを採用しても強いデッキになりそうだなという雰囲気はありますが、今回のコンセプトであるガウル多面に添える連動としての役割を考えると、シオンがダントツで優秀だと思います。

次に、6500+αのパワーラインを作ることによってガウルの場持ちを良くしたいなと考え、応援のキャラを採用したいと考えました。この時ぱっと見で強そうだなと思ったのはこちらです。

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エリア500+中央500とパワーに特化した地味なカードではありますが、型は違うとはいえミラーしか発生しないタイカプ同様のレギュレーションなので、似たようなパワーラインが並びやすく、これは純粋に相手を出し抜くカードになり得るものです。
例えばガウル+ガウル+シオンの面にこれを1面添えた時、7000、7500、7500と平均的に高いパワーを出すことができます。これは1連動に1000/1を添えると越えることができるかもしれないラインではありますが、多面連動+CXを用意しないといけない上に、2000拳では返されてしまうケースがほとんどなので、2面連動でこの面に突っ込んでくる場合相手は思ったほどのリターンを得ることができず、ハンドの量&質の両面でクロック2ドローに頼り切りになったり、ジリ貧になる展開が増えます。
ホロライブは、1000/1の連動自体は結構粒ぞろいですが、サブアタッカーに困る(単騎でパワーが出るカードが意外とない)ケースが多く、少なくともホロライブミラーだけを想定するのであればこのような戦い方は自身のアドバンテージを考える上でもかなり有効であると考えます。

この時点での欠点
デッキの方向性が決まってきたので、この構築の欠点を探してみたところ、こんな弱点が見つかりました。
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・キャラが集まりにくい
・1パン目に噛んだCXを吐きづらい
・集中hitに依存する部分がある
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特に、1つ目はゲームの再現性に関わる部分であり、メタを考えたとしても同じゲームができないのであれば、自分のプランを押せ押せデッキに普通に負け越してしまいます。
じゃあ強いシステムカードやらを入れればいいじゃんという話になりますが、ここでホロライブのプールの欠点の1つである「システムの弱さ」が露呈してきます。
弱いといってもフィレスや収録中といったカードは存在しています。しかし、これらは使えば使うほど強いテキストではなく、基本的にはアド損という認識を持っておいたほうが良いカードでしょう。入れること自体はデッキの安定感に繋がるとは思いますが、できる限りこれらに依存するデッキの組み方はしたくないです。

システムが弱いデッキは、何かしらの盤面維持策やアタッカー供給手段が無いとどの試合もドローに頼ることが増え、安定したゲームが非常に難しくなります。今回のホロライブトリオでは、スケープゴートや移動(特に後列移動のマリン)、電源デッキで75手アンを採用したデッキが勝っているところをよく見かけました。これらは、1度盤面に出てしまえば2ターン以上仕事をするケースが多いため、システムが弱いホロライブにおいては本来のカードパワー以上に強さを実感した人が多いのではないでしょうか?(なおホロライブ以外でも最近この風潮を感じます。特にゲームスピードが早まっている今、面取りデッキやシステムが非常に強力なデッキが勝ちやすいのなはこういう理由があると考えています。どっちも満たしてるかぐやつええんだ。)

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じゃあこのデッキはどうやって乗り越えるか考えたところ、”何やっても特定のキャラは揃えにくいことに変わりない”という結論に至りました。とはいえ、何戦もする必要がある大型大会に出るデッキを組む時に、そこの部分で割り切るのは得策ではありません。
そんなことを考えている際に採用しようと決めたのが、マーカー3500です。

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メリット

・0アタッカーとして面の維持
・トップチェックによって初パンにトリガーする事のケア
・集中hit率の向上

「次のアタッカーが無ければ、今のアタッカー使えばいいじゃない(シャルン・アントワネット)」という目的で強めの0アタッカーを選定している際に採用することが決まったカードです。このカードの3500というラインに500応援(中央なら1000)というが加わり、特にミラーでは相手が1アクションでこれを処理することが難しくなります
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(例)
マリン移動やぶたつきの1500上昇
…元々パワーが2500以上あるカードと組み合わせることが必要
中央35おかけんや35フィレス
…応援やCX、パワー上昇系のテキストが必要
0相殺
…レベルが1なので効かない、シオンでレベル下げられると処理されるがトップチェック成功が必須
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システムカードが弱いのは相手も一緒で、これを処理するためにシステムカードを投げてしまい、後半こちらが面取りで優位に立てるケースもしばしばあると思います。

ちなみにマーカー3500を含め、前述した維持がしやすいアタッカー全てに単騎で対策ができるシオン相殺は、ミラーでは非常に強力なカードなので、枠があればなるべく採用したい1枚だったと思います。自分は8電源を使用し7500手アンを並べていた時に、推し1カップでこれを投げられてうぜぇーーってなりました。

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あくあのガウルと合わせて盤面維持するカードやpigおかけんを破壊することで、相手に後続のアタッカーを用意させない展開にすることが理想です。

このデッキのゲーム序盤で目指すゲームスピードは、盤面維持しつつトリガーしても吐けるくらいのテンポ感にしたいので、0で1パン→1パン→3パンくらいのかなり遅めになっています。8門SAOを回したことがある人はよくわかると思いますが、このような序盤のゲームの作り方・構築方法はAnniversarySAOと同様のものです。(当時まだヴァイス始めてないから確信はないけど、5枚集中もあるしどちらかといえばデッキの動きやアタッカーの集め方自体はTPっぽい?暁ないけど)
過去の知見は使い得なので、8門SAOと同様にマーカー35が引けない時のアタッカー5枚目以降&システムカードとして35フィレスを採用しました。

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残りの部分は、序盤に相手をメタったり、盤面維持で楽できた分の優位を、相手の盤面を処理することに使えるようなカードで構成することで相手の捲り筋を減らし、最後にヒール+ストックの要らない使いやすい詰め効果で耐えつつ詰める動きができるように組みました。

まだ書いてない細かいところを紹介すると、ガゼルは詰め性能を底上げしてくれるので、ラストターンに向けて持ち得カードなのに、疑似リフ効果でいざという時の山札のケアが出来た点で当初の想定よりもいい仕事をしてくれました。

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記事冒頭にもリストを貼りましたが、もう一度貼ります。
ここまで長文を読んでくれた人に、コンセプトや採用理由が伝わっていれば良いなと思います。

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またホロライブトリオや推し1カップが開催されるかどうかはわからないため、細かい回し方や不採用カードについては長々と語りませんが、もし気になる人がいればシャルンのTwitterまでリプやDMなどでお答えします。
質問が多ければ追記することもあるかもしれません(特にネオス用に組んだらどうなるのかという内容)。

最後に

ここが1番語りたいところなんですが、今回トリオの横とたくさん意見を交わし、かつてないくらい1タイトルのミラーマッチについて研究することができました。タイカプの楽しさを知ることができたし、何よりもめちゃくちゃ真剣にヴァイスに打ち込むことができたので非常に楽しかったです。どのくらい真剣かというと、つい1週間前くらいに動画投稿を始めたYoutubeチャンネルをサボるくらいにはマジでした(すみません明日くらいに動画投稿します、覗いていっていただけると嬉しいです)。友人がトリオ優勝という結果を残しているのもめちゃくちゃ嬉しかったです。
また同じような感想を抱いている方・チームも多かった印象で、かなり盛り上がった大会だったと思います。こうやって記事を書いているのも、その余韻みたいなもんです。
今回大会を開催してくれたブシロードに感謝🙏
またこういった大会が開かれることに期待したいです。

今回めっちゃ頑張って書いたので、大変図々しいですが応援枠を作りました。ラーメン食べたいな、、、
(有料枠に何文字か書いてありますが、デッキに関わることは何も書いてないので気にしなくてもOKです)

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

たなとすchもよろしくね。

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