平成最後に父から受け取った手紙

【初投稿】なぜ畳屋になることを選んだのか

はじめまして!

福島県で280年前から畳屋を営む企業の15代目後継の久保木です。

日本文化の一つである畳を後世に残していく活動をしています。

この畳タイムズを通して、畳の良さを再発見していただき、畳がもっと身近になればと思います。

サラリーマンを辞めました

昨年末をもって、約7年務めた会社を退社しました。

そんな斜陽産業に?という周囲からの反発は大きかったです。

会社を辞めて畳屋になることを選んだ経緯を綴ります。

平成最後に父から受け取った手紙

平成31年4月28日

平成の最後に14代目である父から一通の手紙を受け取りました。

「畳需要がどんどん減っている。ビジョンが描けていない」

その手紙には、継いでほしいとも何かしてほしいとも特に書かれていませんでした。

データでみると畳需要の減少は明らかです。

各家庭に和室がある時代も終わりだと思います。

それでも、多くの日本人が畳から落ち着きや温かみを感じてくれます。

自分がやらなければ誰がやるのか

手紙を受け取ってからしばらく考えましたが、

畳屋の息子として生まれ、

畳文化を世に残していくのは自分の使命だと感じました。

日本国内で自分がやらなければ誰がやるのかと言い聞かせています。

時代が変わる中で、先人が培った伝統を残しながらも、畳もそのカタチを変えるべきだと考えます。

なぜ畳屋になることを選んだのか

繰り返しになりますが、それは畳屋の息子として生まれた自分の使命だと感じたからです。

畳需要が減りゆく中で、畳文化を世に残していくのは自分の使命です。

そしてその決断をしたのは、平成最後に父から受け取った一通の手紙がきっかけです。

まだまだ始まったばかりですが、これから一歩一歩頑張っていきたいと思います。

今後の人生を畳に!

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