「ドローンを使って子供に夢を与えたい!」by学生さん
先日、1年以上休眠状態だったドローン道場に「神戸ソーシャルキャンパス」のコーディネーターさんから問い合わせがありました。学生さんがドローンを使った企画を考えているので、相談に乗って頂けませんかとのこと。そこで、奥さんと二人で神戸ソーシャルキャンパスさんにお伺いしました。
神戸ソーシャルキャンパスさんは、神戸三宮駅からすぐ近くのサンパル2階にあり、学生なら誰でも無料で使えるフリースペースです。Wi-Fiや電源も完備された空間には、ボランティアや就職活動に関する情報が多数あり、自習やミーティングにも使えるそうです。
学生さんの企画を聞いてみると、「ドローンを使って子供に夢を与えたい!」という学生さんらしい内容で、具体的なことは特に決まっていないようでした。そこで、テレビ会議(音声のみ)で学生さんの代表の方とお話をすることになりました。便利な時代になりましたね。
学生さんとお話しした内容は下記のような感じです。
Q.どのようなドローンを購入すればよいですか?
A. 何をするかによりますが、子供たちにドローンを体験してもらうのであればDJI社の「TELLO」がおすすめですよ。飛行性能が高いので、初めてでも簡単に飛ばすことができますし、プログラミング教育でも使うことができます。
Q.ドローンを飛ばすさいに注意することは何でしょうか?
A. ドローンは落ちるということです。予期せぬ動きをすることがありますし、そもそも三次元の動きには人間側も慣れていないので、とっさの対応ができません。建物や天井、壁などにぶつけることは日常茶飯事ですから、 大抵の場合、ドローンを飛ばす人はドローン保険に入っています。
Q.屋外で飛ばすならどこで飛ばすことできますか?
A. まずは、ドローンの飛行禁止エリアについて確認しましょう。ドローンを飛行させる際には、予め航空法により定められた「飛行禁止区域」以外の場所で飛行させなければなりません。
具体的には、
・空港等の離発着周辺のルート
・地表又は水面から150m以上の高さ
・国勢調査の結果による人口集中地区(DID)の上空
では、飛ばすことができません。
それらを考慮の上で、神戸付近で飛ばせる場所として、三木市志染町三津田と神戸市北区山田町衝原にかかる湖(つくはら湖)の呑吐ダム、湾岸エリアでは芦屋浜、それから淡路島の西側ですね。もちろん、無条件に飛ばせる
わけではないので、飛行場の注意をよく読んでくださいね。
Q.過去にどのようなイベントをされませんか?
A.ドローンの体験会をしたり、ドローンでプログラミングをしたり、ドローンの分解などをしました。奈良県のお寺で「Coder道場」というプログラミング教室が開催されているのですが、そこにドローンを持ち込んで、ドローンの体験会を開催したこともあります。ドローンを飛ばすまでは良かったんですけど、お寺の庭にある樹齢何百年(千年?)という木の葉っぱをドローンで草刈りしてしまい冷や汗をかきました。住職さんが心の広い方で許してもらえたんですけど、ドローンを飛ばす際は注意が必要だなと感じました。
Q.ドローンで「こんなことやってみたい!」ってありますか?
A.(んー、すごいボールくるなw)どうやって実現するのかを抜きにすると、洞窟の中の探検とか、田舎で宅配便の代わり空から届けるとか、AIで自動運転とかですかね。
いろいろと相談を受けましたが、そもそもドローンを飛ばしたことがないそうなので、次回はドローンを実際に飛ばしてみることになりました。おもしろい企画が生まれるといいなぁ。
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