師範のすすめ ~何をするかではなく、どのように見られているか~
皆さん、おはようございます!
空道黎明館のくぼーんです。
本日は、『師範のすすめ ~何をするかではなく、どのように見られているか~』についてお話をしたいと思います。
『空道 黎明館』は、家族のためのドローン道場です。ターゲットは『家族』であり、目的は『人間形成(中道の実践)』です。日本の伝統的な道(例:剣道、書道)と同じように、心技体のバランスを磨き、人生をより豊かに高める道です。と、ここまでは、お決まりのセリフです(笑)
空道黎明館では、将来、ドローン道場を運営したいという師範(免許皆伝)を育成することを機能を兼ねています。師範(免許皆伝)と言いましても、何か筆記試験や面接があるわけではございません。
自分には自分に与えられた道があります。どんな道かわかりませんが、ほかの人には歩めない、自分だけに与えられた、かけがいのない道です。その道を歩んで、独り立ちができるようになったら、『師範(免許皆伝)』と言えるのではないでしょうか。皆様も、師範になりませんか?
○何をするかではなく、どのように見られているか
師範になると、おもしろいことが起こります。
同じことをしていても、世間からの見え方が変わるのです。
事実というものは存在しない。解釈だけが存在する。(ニーチェ)
少し極端な例ですが、『趣味のドローン』と『空道の師範』で、同じことをした場合に、どのように見られるかを比較してみました。
まず、趣味でドローンで飛ばしていると、『遊んでいる』と認識されます。別に、悪いことではないのですが、目的を持たずに単に飛ばすだけでは、そのように見られてしまうのですね。
しかし、道場には『人間形成』という伝統的な目的があります。「そんなの、建前じゃないか」と思うかもしれませんが、その建前が重要なのです。そもそも抽象化すれば、本音と建前の区別はよくわからなります。
「本音」はいらない。「建前」をぶつけろ。
建前 が 本音 になる。(ジャーナリスト 池上彰)
『建前』の優れたところは、何度でも繰り返し、繰り返し、話せる点、すなわち『継続&徹底(集中)』にあります。相手に気を使いながら『本音』を話すのと、全力で『建前』をぶつけるのでは、どちらが強いと思いますか?
習慣は、太い縄のようなものだ。
毎日1本ずつ糸を撚り続けるうちに、断ち切れないほど強い縄になる。
(教育者 ホームレス・マン)
くぼーんは関西人なので、本音で語る関西文化が好きなのですが、成果を出すためには『集中』が欠かせません。この矛盾をどうバランスさせるかが大切です。
成果をあげる秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。
成果をあげる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない。
(P.F.ドラッカー)
○『先生』と呼ばれるようになります
日本社会はおもしろくて、道場をはじめると『先生』と呼ばれるようになります。ドローンを飛ばしているだけでも『先生』です(笑)
先日、CoderDojoにお伺いして忍者さんにお伺いしたところ、小学生くらいでプログラミングができると『オタク』と呼ばれるそうですガ━(゚Д゚;)━ン。
でも、安心してください。生徒側の机に座っているのではなく、立ち上がって教える側に回ると180度反転して『先生』になります。年齢は関係ありません。その道を極めた人は、誰でも『先生』です。これは日本人のおもしろい価値観ですよね。
日本社会は年功序列と言われますが、『職人芸』をもった人には尊敬されますし、何かに優れた人、平均値から大きく離れた人は『神様』と呼ばれるようになります。昔から、リスペクトする文化があるのではないでしょうか。
そして、『先生』と呼ばれるようになると、今度は『立場』が人を作ります。人を指導する立場になった人なら必ず経験することだと思いますが、
立場を与えられたことで成長していきますし、初めからうまくできなくても、きっとうまくできるようになると信じています。
立場が 人をつくる
○実は、空道黎明館はCoderDojoさんのパクりですw
最後に、空道黎明館のステップアップ方式をご紹介します。
実は、この運営方法は 『Coder Dojo』さんのパクリなんです(笑)よくできた運営方法だったので、見学に行ったときに「パクらせて頂きます!」と名乗って、拝借いたしました(笑)技術は、盗むものです。これ、誰の言葉なんですかねw
CoderDojo さんは、7~17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、世界では100カ国・1,900の道場、日本では全国に150以上の道場があります。
○見習い→切紙→目録→師範(免許皆伝)
参加する方は、『見習い(入門者)』からはじまります。ドローンに興味のある子供たち、お父さん、おじいちゃん達です。(もちろん、女性も大歓迎です!)見習いに求めるものは、「好奇心」と「熱意」です。少し上達すれば『切紙』になれます。
教える人は、師範と目録。『師範』は、道場のマネジメント・運営を担当しているグループの代表または共同代表者です。技術的に高度なスキルを持っているというより、道場をうまく動かしていく人間力を持っています。
『目録』は見習いにとっての技術的な道先案内人です。道場セッション中の学習やプロジェクト作業のファシリテーションを行います。目録は通常、好きな分野や専門分野があります。しかし、目録として貢献するためには専門家や達人である必要はありません。基礎的なものを知っていれば大丈夫です。
最初は、参加する側から入門し、覚えたことを誰かに教える。自然と上達して切紙、目録と進み、独立して道場を持つことができる師範(免許皆伝)になる。そのようなステップアップ方式となっています。
○師範のすすめ
いかがだったでしょうか。皆様も師範をやってみませんか?
別に『空道』を名乗る必要はありませんし、そもそも、Coder Dojoさんのパクリですから、正当性もへったくれもありません(笑)好きなようにしてもらってOKです!
何か困ったことがあれば、毎週金曜日に起業プラザひょうごさんで定期開催していますので、お立ち寄り頂けば幸いです。思わぬ出会いが待っているかもしれません。
それでは、ご安全に!
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