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凍結検体保存の延長をする【32W4d】

私の中でなかなか過酷だった採卵6個のうち、初期胚1つ、胚盤胞A1つ、胚盤胞B1つで1本ずつ計3本凍結保存しています。胚盤胞のグレードは5段階のうち(5が最良)全て4です。凍結保存外の1つは成長途中でダメになり、2つは融解胚移植を行い、2つ目で妊娠継続中です。

保管している受精卵は1年ごとに凍結延長または破棄の手続きを行わなくてはいけません。
全て延長希望の場合はネットから手続きが出来るのですが、どれを残すか選ぶ場合は、採卵してもらった本人が妊婦の場合、別な人(大体の場合は夫だと思いますが)が病院まで行って選ばなくてはいけません。

延長更新期限は11月下旬。出産予定日は12月中旬。
私たちは子どもが生まれてくる前に全ての受精卵を破棄するのはかなり危険だと判断し、延長をすることにしました。保管料は1年間×3本で15万円かかりますが、ここでお金をケチっている場合ではありません。

今、保管してある受精卵のデータを探すために今までの不妊治療の検査結果などのプリントをまとめていたら、なんか色々な思いがこみ上げてきて、泣けてきました。激痛の腹痛でおさらばしてしまった受精卵は男子だったのかな、女子だったのかな、とか😢

私の場合は慢性子宮内膜炎が原因だったので、タイミング法や人工授精はもちろん、体外受精でも顕微授精でも何度やっても全く妊娠出来なかったわけなのですが、皆さんの不妊治療歴を拝見すると、病院の方針やそれぞれの考え方、費用関係だと思うのですが、ほぼ必ずタイミング→人工授精の手順を踏んでいるのが不思議だなと思っています。
私の病院選びの基準で重要視していたのは、人工授精とタイミングを飛ばすことが出来る病院でした。でも「この2つを飛ばしてもいいですよ」と大々的に宣言している病院は数少ないんじゃないかと思います。

実際、夫の仕事は激務&不規則なのでなかなか家にいないのですが、先生には「夫はいつも出張でいないんです。」と言っていました。
「じゃあいつだったらタイミング取れるんですか?それに合わせて排卵日をずらしましょう。」と言われても「そんなの分かるわけないじゃないですか」と反論するときもありました。
それでもタイミングや人工授精からやりなさい!と指示されるような病院はすぐに転院していたと思います。

私はアラフォーですが、不妊治療に(ほぼ全力で)約7ヶ月で本当に奇跡的に妊娠に至ることが出来ました。コロナもあり、生活面でも精神的にも窮屈なことも沢山ありました。(まだコロナも出産も終わってませんが…)
ですが、なかなか自分が妊娠出来ず、人の妊娠を恨むような精神状態にまでなるのが嫌でしたし、費用・精神面でも「私は短期決戦でいく!」と決めて、自分達の子どもが難しければ夫婦で相談して養子を受け入れることも視野に入れていました。
それぞれご家庭の事情などあるかとは思いますが、うちはこんな感じの妊活作戦でした。

不妊治療では【病院選び&実績=成績データを公開しているかどうか&自分の意向に賛同してくれるか】が大事だと思いました。
話は逸れましたが、自分の備忘録と共に、少しでも誰かの役に立てばと思います。



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