見出し画像

胚移植3回目

 3月末。この日は午後まで打ち合わせがあり、夕方に移植が可能な曜日だったので夕方に予約を入れました。この日の皆との打ち合わせがとても楽しく、体もポカポカして、移植3回目で慣れてきたのもあるのか、全く緊張することなく遊びに行くようなテンションで(…と言ったら言い過ぎですが)機嫌良く病院に向かいました(笑)
 私は今まで午前中の移植しか受けたことがなかったので、手術室の夕方のチームはいつもとは違う顔ぶれでした。今回の担当の医師は診察予約の時点でいつもその先生だけ埋まっていて、人気のある腕のある先生なんだろうなぁ~位に思っていました。

手術が始まってからすぐに気づいた…申し訳ないけど今までの移植の先生とは全然違って素晴らしかったです!!
 最初から最後まで全く痛くもなく、違和感もなく、何より助手さんなどその日のチーム全員の先生への信頼感がハンパなく、結束力と配慮が素晴らしかったです。私は信じられないくらいリラックスでき、不意に何故か北の国からのメロディーが流れてきて、ここで寝てしまうんじゃないかと思ったほどでした(-_-)

 しかもその先生は、移植終了直後後にわざわざ私の横まで来てくれて「良い場所に置けたのできっとうまくいくと思いますよ!」と声を掛けて下さったり、見送って下さったりして、なんて人間が出来た方なんだろうと感動しました。

※※※※※※※※
私が勝手に学んだこと↓
 「どう患者の気持ちに寄り添うか?」まで言動の配慮が出来る余裕のある先生は、もちろん確実に良い結果が出るように全力を尽くすことが出来るし、患者の色々な問題に対して決めつけではなく、言葉を選びながら提案出来、相手を不快にさせないコミュニケーション能力もあり、仕事に前向きな気持ちで楽しそうに取り組んでいて、なかなか人として素晴らしい方だと思いました。この先生に治療してもらったら絶対にうまくいくに違いないと相手に思わせる方でした。
 
 自分の仕事のことに置き換えて考えてみると、自分で舵取りをしているつもりですが、イヤイヤやっているから仕事にのまれているなぁと思いました。毎日惰性のように同じことの繰り返しにしてしまい、思考停止したパターン化した答えや処置をしがちですが…仕事への取り組み方と気持ちの持ち方をこの先生から勝手に学ばせてもらいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?