ソフトウェアファースト所感 vol.1

なぜ読もうと思ったのか


・ソフトウェア業界に身を置くエンジニアとして将来予測を立てたい
・市場や業界の変化予測を見据えたうえで自分たちにあった開発戦略を考えたい

1章を読んでの要約

・社会はサービス化が進んできている
 ・例)音楽業界はアナログからデジタル、MP3の登場+配信形式の変化を受けてサービス産業化している
・携帯キャリアやインターネットが社会の基盤として定着したことも理由として考えられる
・またミレニアム世代の持つ「所有」から「利用」に価値観がシフトしてきていることも影響としては考えられる
 ・例)車、メルカリの利用など
・このサービス化の流れを支えたのがソフトウェアである、いわゆるSaaS
・SaaSがもたらした変化
 ・ビジネスモデルの変化(パッケージ販売、保守サービスビジネスからサブスクリプション型の継続ビジネスへ)
 ・アップデートがユーザーの利用継続を促し利益をもたらす
 (パッケージの場合はバージョンアップ版を開発してもバージョンアップされなければ利益にならない)
 ・ユーザーの利用状況を常に把握できる
・SaaSを支える開発手法がアジャイル開発である
・そして運用と開発を一体化するDevOpsという新しい開発運用形態も生まれてきた
 ・リリース後に育てていくという発想が可能
 ・サービスが停止しない、アクセス不可にならないことが最重要事項となる
・これらの開発手法はソフトウェアの価値の変化によっても変化していく、必要なのは手法の理解ではなく、思想や姿勢となる。それがソフトウェアファースト。
・ソフトウェアの可能性と限界を知ることでソフトウェアを活用した事業戦略が見えてくる。
・ソフトウェアファーストで最も大事なことは、変化しないものを理解することである。
 ・ソフトウェア技術は日々進化する。ソフトウェアの活用方法も変化する。ビジネスモデルも変化する。
 ・反対に変わらないものは、ビジョンやミッションであり、それに関連する社会課題や価値観となる。
・目指す世界観に対してソフトウェアという変化し続ける手段を用いる人間に必要なのは、成し遂げようとする執念であり、成し遂げるために考えること、考え続けることになる。

1章を読んでの所感

・ソフトウェアは確かに生活に欠かせないものになっているし、自分たちをそれを開発することを生業としている。
・今後、技術革新や人材流動も常に変化、加速している状況があるだろう。
・としたときに、どう作るのか(HOW)、よりなぜ作るのか?(WHY)がより大事になっていくのではないか。
 ・誰のため?何を解決するため?その課題設定でそもそも合ってる?
 ・人を動かす、ビジョンやミッションの設定が常に大事で、
  そこを間違うと正しい作り方ができないし、正しいものも作れない。
・正しいものを正しく作るためにも、WHYを常に問いかけることが開発者としての思考の一つとして重要になっていくのではないか。

2章の期待

・「”20年戦争”に負けた日本の課題と光明」というタイトル。
・IT史実はちゃんと理解していないので楽しみ。


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