東久留米・シャルキュトゥリーモエ|本場フランス仕込みのパテやサラミを堪能
ソーセージやハム、テリーヌ、パテなど食肉加工品の総称を「シャルキュトリ(charcuterie)」といいます。
シャルキュトゥリー モエのオーナーは、本場フランスで修業を積んだのち東久留米に開業し、2023年で12周年を迎えました。
今年のクリスマスや年末年始のごちそうとしておいしいものをリサーチしていたとき、シャルキュトゥリー モエを発見。ちょうど「moet開業12周年セール」をおこなっていたタイミングも重なり、下見がてら気になる商品を4品購入しました。
マダム・クレアのパテ
「マダム・クレアのパテ」は、シャルキュトゥリー モエの人気No1。必ず買おうとチェックしていた商品です。
実はレバーがあまり好きではなく、普段の食事でほとんど食べません。人生で初めてレバーパテを食べるので、ちょっとドキドキしながら開封しました。
スパイスやハーブの食欲をそそる香りがします。
レバー特有の臭みが一切なく、口のなかでパテが溶けるとレバーのコクがぶわっと広がります。今までに食べたことのない、複雑で不思議なおいしさです。
見栄えを重視して写真では多めにパテをのせていますが、個人的にはたっぷりよりも薄くつけて食べるのが好みです。
マダム・クレアのパテは小ぶりな見た目ではあるものの、意外とボリュームがあり家族で食べても十分な量があります。クラッカー、パンはもちろん、スープに溶かして味変として使うのもおいしいです。
白かびのサラミ
レバーパテに続き、白かびも人生初。白樺のような見た目で冬を感じさせます。クリスマスにぴったりですね。
「白かびのサラミ」は今回購入した4品のなかで一番賞味期限が長く、購入日から約3週間ありました。
白かびサラミは薄くカットするのがいいとのこと。食べる分だけカットし、残りはラップできっちり覆うことでしばらく保存できるそうです。
ガツンとしたジャンクな味ではなく、豚肉の旨みを引き出したシンプルな味わい。噛んでいくうちに口の中で脂がとけ、サラミの余韻が感じられます。
白カビの見た目やイメージから強いクセがあるかと思いきや、思ったより食べやすくギャップがありました。
しかし、独特の風味があるので次々と食べるのは抵抗あります。表面に鼻を近づけると、洗剤のような香りが…… 飲み込んだあともうっすら風味が残るので、苦手に感じる方がいるかもしれません。
スモークチキンブレスト
「スモークチキンブレスト」は、家族が選んだ商品です。
国産の鶏むね肉に白ワイン、食塩、砂糖、香辛料、にんにくが使われています。おすすめの通り、薄切りにしていただきました。
ぎゅっと身がつまって、少しモキュッとする食感です。しっとりしていてパサつきなし。絶妙なスモーク感が深みのあるおいしさに仕上げています。
全体的に味が濃すぎずちょうどいい塩味。そのままはもちろん、ほぐしてサラダにトッピングするのもよさそうです。
ジャンボン・ピスターシュ
ショーケースに並んだ商品を一通りみていたとき、鮮やかなピンクとグリーンのコントラストに目を奪われ「ジャンボン・ピスターシュ」を購入しました。
聞きなれない名前で注文するときに噛みそうになったのはここだけの話……
熟成の香りがして食べる前から期待大です。
薄すぎず厚すぎない絶妙なスライス加減で、口に入れたときの舌ざわりのよさが好印象です。
豚の旨みをしっかり感じ、香辛料のほのかなスパイシーさとピスタチオのアクセントが◎ 馴染みのある味わいでさっぱりしたおいしさなので、次々と食べてしまいます。
さいごに
今まで加工肉=味が濃いイメージがありましたが、シャルキュトゥリー モエの商品はどれも素材を大切にした繊細な味で食肉加工の奥深さを体感しました。
次に訪れるときは生ハムを欠かさず、気になっているリエットやコンビーフを購入予定。おいしいパンとワインを用意して楽しみます。
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