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エアコンがとりあえず直った話

ずいぶんお久しぶりになってしまいましたけども、色々その間にあったことなんかを備忘録も兼ねて残す奴です。
いや本当に色々あったな…誕生日から怒涛の2週間だった…。


エアコンが壊れ、そして直った

壊れた

7月10日、自分の誕生日にエアコンが壊れた。
一応動いてはおり、多少~涼しいかも・・・?な風は出る…というような状態ではあった。

だけどパワーは明らかに足りておらず、おりしもそのくらいの頃は東京でも気温が38度に達するなど最もどうかしていた時期で、設定温度を18度にしていても室温は32度になるなどマジでもうどうしようもない状態になった。
自分の部屋は屋根裏部屋であり、屋根が日光を浴びる為に夏は地獄のような環境になるのだ。

エアコンは10年モノであったため、修理などするよりも新しい物を買った方がいい、ということで最初は新規の工事の見積もりをするなどしたものの、時期が時期だけに3~4週間は待つ、という状態であり、かなり絶望的な状況。一時的に精神が錯乱し、軽度の熱中症にもなった。

半死エアコンとの生活

実家暮らしであるため、部屋が30度を越してしまうような昼は他の家族の部屋に移動。当初はiPadなどを使ってなんとか作業をしていたが、次第に限界を感じ出す。
夜には部屋の気温が26度ほどには下がったので、夜に作業し26度ならまあ涼しいかな…みたいな感じで暑い中寝るみたいな生活をしていた。

ちなみに、昨日25日に発売された月刊モデルグラフィックスで連載中の「プラモってめんどくさい!」で「クーラ涼しい~!」みたいなネタをやっていたのだが、そのネタはクーラーが壊れていた部屋で描いていた。そんなオチは求めていない!

エアコンが能力不足なら、エアコンを足せば良いのでは…?ということで家電量販店に行き、ポータブルクーラーというか、そういうものを購入したりもした。
少しでも足しになれば…と思ったのだが、まったく何の役にも立たなかったと言ってもよい状態で、それが更に絶望感を加速させた。金が無駄に掛かっただけであった。(役立たずの烙印を押されたポータブルクーラーがどうなったかは後述)

昼に部屋で作業ができないのがかなり不便だったので、作業環境を別の部屋に完全に移すことも考えたのだが、夜にその部屋が使えなくなること、そして先述のとおり自室も夜ならそこそこ涼しく作業が可能である事から、完全な移動は現実的ではないと思っていた。
そこに運よく、弟が使っていないパソコンがあるとのことだったので、それを譲ってもらい、自分がかつて使っていた古い液晶タブレット(Cintiq21UXという骨董品)を繋ぐことで昼の間に使える作業環境を構築する事が出来た。
古い液タブを久しぶりに使うと、まあやっぱり古いな…とは感じたものの、一応絵を描く分には十分使え、それでSkebの絵を描いたりしたがクオリティは現在の液タブと遜色のないものになった(仕上げは現在の液タブだったしね)

そんな感じで、まあ不便だな…とは思っていたものの、一応なんとかこのエアコンが壊れた中で作業し、生活していく環境自体は出来上がりつつあった。

転機

しかし環境は出来たものの、これで夏を最後までしのぎ、秋になってから新しくエアコンを買って設置するというのは現実的ではないと感じていた。

まず、工事費が幾らになるか分からないし、そもそも本当に設置できるか怪しいものだと思っていた。(詳しくは割愛するが、自室のエアコンは隠蔽配管という壁の中に配管があるもので、工事をするとかなり手間が掛かる)

エアコンはダイキン製だったのだが、ダイキンのサポートはかなり良いと聞いていたので、多少出張費などでお金が掛かったとしても見てもらうというのは悪くないのではないか、というのは故障の当初から思っていた。
ただ、どうせ壊れたのなら新規につけるというのが家族の多くの意見だったため無駄金になるからやめろという空気があったため、それは通らなかった。
でも変なところに来てもらうより絶対メーカーの人に来てもらったほうがいいだろ…とはずっと思っていた。

転機が訪れたのはエアコンが壊れてから一週間目あたり、別室のエアコンから水漏れがするようになったことである。
そのエアコンはまだ買ってから2年ほど、かなり新しいエアコンである。

どうせ買い換えるエアコンを見てもらうだけならメーカー出張費が無駄になる可能性が高いが、新しいエアコンも同時に見てもらうならそちらは保証がつくので、少なくとも来てもらう甲斐はある!という事で、急遽メーカーを呼ぶことにゴーサインが出た。
(ネタバレすると2台目の故障は本当に大したことなかったので、あのタイミングで故障してくれたのは本当に幸運だった。そうでなかったらまだ暑い部屋で過ごしていた可能性が高い)

今日!?

そんなこんなでエアコンメーカーに連絡する事が決まった翌日の朝、2台の点検だけどそれって出張費まとめられるんですかね…?あと修理になった場合この10年物のエアコンってそもそも部品あるんですかね?ってことをまず確認したく、ダイキンに電話をしてみた。

出張費まとめるのは可能です。あと部品は故障の内容次第なところがあるんで、まずは点検ってことで修理する人を派遣しますねという事だった。
確かにそうだよなあ、見る前になんとも言えんよな、ではいつ来れるんでしょうか…混んでるしなあ…と思っていると。

「本日でもよければ本日派遣しますが、お時間は大丈夫ですか?」
「え今日!?

ということで、電話したその日の夜に来てくれることとなった。そんなことある!?
でも早ければ早いほどありがたかったので早速その日に来て貰うこととなった。急転直下とはまさにこの事だ。


その日の夜八時くらいにダイキンの人が実際に来て、壊れた2台のエアコンを見てもらった。

水漏れがしていたほうのエアコンはなんてことがなく、エアコンのドレンホース(冷えたあとに出た水を流すためのホース)がほこりが固まったゴミみたいなもので詰まっていただけで、あっという間に直ってしまった。

で、肝心の自室のエアコン。これに関しては結論から言ってしまうと冷却のためのガスが漏れていたことが故障の原因だった。
必要なガスの量の30%ほどしか残っておらず、それが原因で十分に冷却ができない状態になっていたとのこと。

ただしどこからガスが漏れたのか、いつから漏れていたのかははっきりとは分からないとの事だった。室内機と室外機からはガス漏れは検出できなかったので、最初に少し触れた家の中の隠蔽配管から漏れた可能性が高いが、それはメーカーの方からはどうしようもないとのこと。そりゃそうだ、家の方の問題だもんな…。

で、一応冷却ガスを入れればとりあえず冷やせるようにはなるし、一応一緒に穴塞ぎ剤みたいなのも入れるので塞がるかもしれない。ただし、穴が大きいようならすぐ漏れちゃうかもしれないし、古いのでまた別のところが壊れて漏れる可能性もあるので、そのガス入れるお金が無駄になる可能性もありますがどうしますか?と聞かれた。
直ることを保障する事は出来ないし、買い換えるならその分のお金が無駄になるからオススメはしませんが…ということだ。

経験上5%くらいの確率で一週間くらいでまたダメになることもある、とのこと。ソシャゲのガチャの感覚からすると結構高いな…と思う数字だ。(普通に考えたらかなり低い確率なんだけど)

でも今暑いし、新規にエアコン設置するとしていつになるか分からない上に、多分工事費もメチャクチャ掛かる…と思うと、ダメになる可能性を考慮してもワンチャン掛けて一時的かもしれないにしても修理して貰うのが一番現実的だと思ったので、冷却ガスを入れて貰うことにした。
これで完全に直りますよ!とかテキトーな事言われるよりも、一時しのぎにしかならないかも…って言ってくれるほうが余程正直だと思ったしね…。

ちなみにこういう選択、他のお客さんも割と多いと思うんですけど、みんなどうするんです?って聞いてみたら、まあほとんどのお客さんがやるとの事だった。でしょうねえ…。

そして冷却へ
そんなこんなで、冷却ガスを補充して貰う。正直言って賭けだ。
だけどまあ、しないよりは絶対にマシだろう…あとは天に任せるしかない。

ガスを入れたあと、エアコンを点ける。
出てくる風の冷たさに明らかにキレがある。

これだ!これが本来のエアコンの冷風…!
なんか気持ち涼しいかな~?みたいなキレのないやつではない、ちゃんと部屋を冷やしてくれる風だ!
気休めにしかならない可能性はあるけど、それでも今この涼しい風が出てくれることに感謝しかない…。

修理費用なども想定よりも安く抑えてくれた。ポータブルクーラーより安かったくらいだ。
ダイキンの修理の人、ありがとう…。
ちなみにその日は夜10時くらいまで作業してくれたのだが、このシーズンは深夜までやることもあるそうだ。本当におつかれさまです…。

エピローグ

修理を依頼し、直ってから一週間が過ぎたが、今のところ冷却が弱まったという印象はなく、エアコンは記録的酷暑のなかでも元気に部屋を冷やしてくれている。
まだ油断は出来ないが少なくとも最悪のケースは避けられた…と思いたい。

お陰で昼も夜も問題なく作業する事が出来ている。

役立たずの烙印を押されていたポータブルクーラーは完全に無駄になってしまったと思っていたが、他の部屋で使ってみたところ十分すぎる性能を発揮し、寒いくらいになるという驚きの結果になった。自分の部屋が尋常ではない環境だったので性能が発揮できていなかっただけだったのだ。
役立たずとか思ってごめんね…君はその部屋で性能を発揮してくれ…。

弟から一時的にだけ借りていたパソコンは、一度フォーマットしてしまったし別に使うわけでもないとのことだったので、安く譲って貰える事となった。
弟のパソコンは自分のパソコンよりも全ての面で性能が上という割といいパソコンであったため、図らずして新しいパソコンが手に入ってしまった。

エアコンの修理に来て貰うために部屋を片付けたりもしたのだが、そのお陰でずっと停滞していた部屋の空気が変わったのも良かった。

なので、誕生日にエアコンが壊れるという不幸はあったものの、結果的にはなんだか色んなことがまあまあ良い感じになった…という、不思議な結果になった。
人生本当に何があるか分からないものだなあと思う。


夏はまだこれからが本番で、色々まだまだあるだろう。
エアコンもとりあえずは直ったが、古いことには変わりがなく、まだまだ油断は出来ない。

でもとりあえず、色々何とかなって本当に良かった。本当に。

長く苦しい戦いだった…
それでも思ったより短く済んで幸いだった

とりあえず今はそんな感じ。
ではまた。


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