本のカバーと袋の話
数日前、「ゴジラ-1.0」のノベライズが出ていたので書店に買いに行った時に本屋さんであった話。
ちなみにゴジラ-1.0のノベライズは山崎貴監督自身によるノベライズで、ほとんど本編と同じなのだけど色々補完や補足があって満足のいく内容だった。ゴジラ-1.0を観て気に入った人なら買って損はないと思う。
(山崎監督自身のノベライズというと「ジュブナイル」のノベライズの話もしたいのだけど、本筋から外れるのでまたいずれ)
さて、件の文庫を持ってレジに行く。
この本はどこか喫茶店でも読みたいなと思ったので店員さんに「カバーを掛けますか?」と聞かれたら掛けてもらおうと思って構えていると
「カバー有料となりますがいかがいたしますか?」
と聞かれた。
えっカバー有料なの?ビニール袋有料の煽りかしら…。
まあでもカバーは欲しかったので有料でもいいので下さいとお願いした。
すると
「ではこちらの中から選んでください」
と、いくつかのカバーの見本が出された。
通常のブックカバーが5円。
ピーターラビットとダヤンの柄のものが各2種類で50円。
50円のカバー…結構するな?と思いつつも、ピーターラビットのものが可愛かったので、じゃあ折角だし50円のカバーをお願いしようかな?と追加で50円支払い掛けてもらった。
和紙っぽい手触りでなかなか良い感じのカバーで、これは50円払って良かったなあと感じた。
しかし、折角50円追加して付けてもらったいい感じのカバーなだけに、財布やら他の買い物で折れたり汚れたりするのもやだな…とまた別の問題も発生してしまった。
いやカバーってそういうものでしょって話ではあるんだけど。
じゃあビニール袋に入れてもらおうかな…と思ったんだけど、ビニール袋は有料なわけで、一度会計が終わった後にビニール袋をまた買うというのも(買うの自体はやぶさかではないものの)こう…変な感じになるなあと思い、そのまま受け取った。
こういう時にじわじわとビニール袋有料化の弊害を感じるな…などと思ったりした。
いつも行っている書店だけの問題かもしれないんだけど、持ち手のない封筒的な感じの書店の袋もなくなってしまっていて、ああいう袋こそ今あったら助かったのに…!と思わずにはいられなかった。
あの袋も好きだったし便利で助かっていたんだけど、ビニール袋有料のあたりから書店から姿を消してしまい、とても困っている。
基本的にこういう話はネット上ではしないというスタンスなんだけど、ビニール袋のことだけは結構ずっと怒っている。常に不便なので。
まあその本屋さんから紙の袋がなくなったこととかがその辺と関係あるかは実際にはわからない。単に経費削減でなくなったとしてもおかしいことではないし。本屋さんの利益率から考えるとあの辺の消耗品も地味に馬鹿にならないだろうし。
仕方なく丁寧に鞄の奥の方にカバーを掛けてもらった文庫本を入れ、慎重に帰るほかないなあ…ということで、お店を後にした。
家に帰って調べてみると、有料のカバーはどうもエコ的なアレでやっているキャンペーンで再生和紙で作られたカバーだったらしい。
まあエコ的なアレに色々思うところがないわけじゃないんだけど、でもたまには50円くらい払ってちょっといいブックカバーを買うというのもそれはそれでいいかもしれないなとも思った。ちょっと気分変わるというか…あと単純に柄が可愛かったので。
エコのせいで不便になったなと感じたことと、エコでちょっとほえ~となったことがあったという、そんな日だった。
そんな感じ。
ではまた。
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