ユダヤの商法 世界経済を動かす
かたゆすです。
インターン先のIOBIの書籍購入制度を利用したので、フィードバックをします。フィードバックを通してアウトプットを意識することの大事さに気づかされます!
ユダヤの商法 世界経済を動かす【新装版】
著者:藤田田(デンと発音してください)
2019年4月25日 初版第一刷発行
"銀座のユダヤ人"こと藤田田(でん)さんをご存じでしょうか。日本マクドナルドの創業者であり、孫正義さんに影響を与えた人物でもあります。そんな藤田田さんの著書を読みました。
本を読み終えて持った率直な感想は
"日本人の常識はユダヤ人には通用しない"
"ユダヤ人に倣って自分の常識を変える"
ということでした。これらについて話していきます。
"日本人の常識はユダヤ人には通用しない"
「ユダヤ人って何者?」そう思った方は多いのではないでしょうか。
この本でのユダヤ人とは、「国籍はバラバラだが、鋭いワシ鼻と2000年の迫害された歴史を持つ一つの民族」とされています。著者は「今日世界の支配者として君臨しているのがユダヤ民族」とまで言っています。
主な著名人:ピカソ、ベートーベン、アインシュタイン、マルクス、イエス・キリスト
ユダヤ人の特徴として、
・徹底した現金主義であること
・契約を守ること
が描かれています。
ユダヤ人は、「お金に関しては女房ですら信用しない」といった話や、「すべての資産を現金に換えて一緒に棺桶に入る」といった話に象徴されるように信用できるのはお金だけと言わんばかりの徹底的な現金主義です。
迫害の歴史が人間不信として根付いているのでしょうか、子育てにおいても、自分の子供を痛い目に合わせてまで人間を信用してはならないことを叩き込みます。
これは、平和な日本人には希薄な価値観ではないでしょうか。
そんなユダヤ人が相手を信用するときがあります。
それは"契約を結んだとき"です。
ユダヤ人にとって契約は神様との約束です。
契約を結んだ相手を全面的に信用する一方で、契約が破られたとなれば、どんな事情も関係なく非難します。そして、一度でも契約を破った相手は決して信用しません。
著者の藤田田さんは、ユダヤ人との契約を守るために大損しています。しかし、それでも銀座のユダヤ人として信用されることを選んだのです。契約に関してなあなあな部分を認めやすい日本人とは大きく異なります。
"ユダヤ人に倣って自分の常識を変えていく"
ユダヤ人の話を読んで最大のギャップを感じるのは"信用"についてです。
ユダヤ人の他人を信じない価値観は今の自分とは全く違うものです。
しかし、5000年の歴史を持つユダヤ人/商売上手なユダヤ人が持つ価値観ですから、洗練された合理的な価値観であるとも言えるでしょう。
商売において、信用が重要なことは間違いないですから、ユダヤ人に倣って信用に対してもっとシビアになってもいいのかもしれません。
自分もわが身を振り返り、遅刻しないことや期限を厳守することを改めて意識しようと思いました( 一一)
今回は"信用"をキーワードにしましたが、
"女と口を狙え"
女(お金を持っている人/使える人)をターゲットにすること
口にいれるもの(消費するとなくなるもの)を取り扱うこと
"働くために食うな、食うために働け"
働く目的を考えること
"きらいなものを売れ"
商売では客観的に評価できるものを取り扱うこと
などなど、働くこと商売のことについての気づきの多い本でした。
みなさんもぜひ読んでみてくださいね(^^)/
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