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「実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方」を読んでいこうPart1

こんばんは。ヤマンザ子です。
久しぶりに将棋の本(西山朋佳著 実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方)を買ったので、読んだところまでで随時レビューしていこうと思います。発売されて日が浅いうちのほうが注目度も高いですし(正直)。現在Part1ですが、どこまで続くかはわかりません。

書籍の形式としては、西山先生の実戦譜からポイントとなる局面をピックアップして解説していくという感じで、中飛車10局、三間飛車10局、相振り飛車10局が解説されています。
「永瀬流 負けない将棋」と同じスタイルです。

対象棋力は二段~三段くらいまでとのことです。ちなみに私はウォーズ三段(底辺)なのでまあベスト棋力帯なんでしょう。

ひとまず今回は中飛車編の1~2局を並べて読んだ感想を書いていきます

1局目
中飛車対二枚銀急戦(対里見香奈女流王座戦)
最近の中飛車は美濃囲いを放棄して、右銀も5六とかに繰り出して二枚銀に対抗する指し方が増えていますが、そういった場合の考え方がわかりやすく記載されていて良かったです。
西山先生は先手中飛車を「手厚く指して勝つ戦法」という扱いで考えているようで、なかなか新鮮な感覚だと思いました。軽く捌く将棋だと思ってる方が多いと思います。私もそうでした。
「▲7八金で左辺は受け止めてあとは中央~右辺で押し潰す」という姿勢が存分に発揮されていてよかったです。

ただ、アマチュアは▲2七金はやめたほうがいいと思います。

2局目
中飛車対二枚銀急戦(対及川拓馬七段戦)
やっぱり▲7八金に左辺のすべてを託していて清々しいです。
△8六歩▲同歩△7三桂は居飛車側のよくある手筋ですが、それに対する対応方針も記載されていてよかったです。戦型ごとの部分手筋を蓄積するのは大事ですね。
やっぱり中央~玉頭戦で勝っているあたり、先手中飛車は「手厚く指して勝つ戦法」というのを地で行く感じです。
私は厚みが好きな振り飛車寄りの人間ですが、先手中飛車はあまり指さず、四間飛車を好んで指していました(手厚くしやすいので)。
手厚く指せる戦法ということでこれからは先手中飛車も指していこうと思います。

今回はこのあたりで。またある程度読み進められたらまた書いていきたいです。

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