スペイン語検定3級受験体験記3 - 二次試験体験記

一次試験の合格通知

6月23日の試験結果が、7月16日に届いていました。封筒は白。一次試験の会場で書いた受験番号と住所、氏名を記載したシールの住所に届きます。封筒が白いと不合格・・・といううわさもどこかで聞いたことがありましたが、そんなことはなかったです。

会場

日本スペイン協会の建物が会場でした。地図は二次試験の案内にも記載されていましたが、以下リンク先の建物です。普通にGoogle Mapで調べていきました。JR山手線の田町駅から徒歩5分程度。第一京浜を渡った向かい側にコンビニもあり、イートインスペースもあったのでそこで最後の確認をしていると思われる方もいらっしゃいました。

建物に入ると、1階が20名程度が入れる広いスペースの待合室になっていて、時間が来ると名前を呼ばれて2階、3階の試験会場へ案内されます。名前は何順かは解りませんでした(少なくともあいうえお順ではなかった)。

持ち物

持ち物は以下でした。
・受験票(ハガキ)
・二次試験の案内
・筆記用具
・スペイン語検定対策3級問題集

今回も特に運転免許証などをはじめとする身分証明書は必要なかったです。筆記用具は試験としては使用しませんが、一次試験でもあった住所、宛名のシール書きがあるので、持参しておくと便利です。忘れても会場で係の方が貸してくださいます。

試験の流れ

名前を呼ばれた後、試験会場に移動します。階段を上るので、3階だと少し大変かもしれません・・・。会場の入り口でシールと受験票を回収され、名前を確認されます。部屋の中にはテーブルが一つあり、試験官(西語母語話者)が座っているので対面に座り、試験が開始されます。距離は案外近いです。

最初はアイスブレイク的に少し会話をしました。その日はたまたまアメリカの大学のTシャツを着ていたのですが、試験官が興味を示していたので、その説明を以下のようにしました。

Es la universidad del Estado de California. Hace dos años viajé a California para estudiar la manera de manejar el proyecto, "project management" en inglés. Y lo compré.

その後試験本体です。構成としては、
・テーマを2回説明される。手振りを交えながら説明してくれる。
・その後その件についての意見の質問。→回答
・一度回答したところで、その回答に対しての質問。→回答

おそらく時間は一人あたり5分程度。タイマーで時間をはかられていたようで、私は試験本体の回答の後、雑談タイム中にアラームが鳴っていました。

試験本体

試験のテーマは、「どんどん外国人旅行者が日本に集まるようになってきている。それは素晴らしいが、来れば来るほど様々な問題が起きてくる。あなたはそれについてどのように思いますか?」という意見の質問。

回答としては、
「私はそうは思いません。外国人旅行者が問題を引き起こす、というわけではないと思います」(意訳)
で回答。

それについて、
「しかし、彼らが盗みをしたりウソをついたりして、事件は起こらないですかね?」
と追加の質問があったので、
「確かにウソをつくような人もいると思いますが、大多数は良い人たちで、我々は受け入れる準備をする必要があると思います」
と回答しました。

試験後

本体の回答が終わった後、雑談的に「アメリカに行った時にはスペイン語を話したの?」と聞かれたので、「スペイン語話者がカリフォルニアにはたくさんいたので少し話しました。でもスペイン語で彼らに話すと、英語で返ってきました」という話でちょっと楽しみました。

試験後は階段を下りてそのまま外に出て終了。先に試験を受けられた方で迎えを待つために待合室に戻られた方もいらっしゃったので、待合室に戻れないということではなさそうです。

回答時に使ったテクニック

私は普段話す訓練はしていないので、すらすら話せないため、以下のようなテクニック(というほどではないですが)を使いました。

・bueno...pues...は最大限に活用。間に「うーん」を挟んでBueno...hmmm...pues...yo, creo que...で10秒近く時間稼ぎは出来る。
・ゆっくりしゃべる。言いなれている単語は続けて発音できるので、そこだけ早めに発音して、しゃべれている感を出す。probablementeとか、la verdad es queとか、言いやすいフレーズを用意しておくと良い。
・動詞の活用は自信がないときがあるので、preparar...preparamos...tenemos que preparar a...みたいに重ねて言う(これは実は駄目かもしれないけど)
・oやyで関連する単語や同義語を並べて意図を伝える。turistas o pasajerosみたいに。
・表情や身振り手振りは重要。黙り込まずに時間を使いながら表情で考えている雰囲気、回答に悩んでいる様子を見せる。その間も何かしらか声を出す。puesやbuenoでよいはず。

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