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「人の話をよく聞く」と良いことあるかもよ?

今年の関東大学ラグビー対抗戦では、3季ぶりに帝京大学が全勝での優勝でした。

最終戦には怪我で出られなかったのですが、主将の細木君を中心に良いチームになってきていました。
試合後に彼は、「主将になる4年生までは、人の話を聞かないと言うところがあった」とインタビューで応えてました。
高校時代にはそんな印象はなかったのですが、主将になってから王座奪還を目指し成長してきたのですね。
ちなみに高校時代は、対戦相手の慶應大学の主将である原田君を主将として、同じチームで活躍してました。

「人の話をよく聞く」

最近ニュースを聴いてて、よく出てくるフレーズですね。


本屋さんの自己啓発コーナーへ行くと、「話し方」に関する本がたくさん並んでいるのがわかります。

対して「聞き方」の本はどうでしょうか? 
やや少ない印象です。

「話し方」は、自分の考えを言葉にして人に伝える事が大事であり、苦手としている人が多いからなのでしょうか。


「あいつの話し方はうまいね」

「あの人の話はわかりやすい」

「人を惹きつける話し方だね」


「話し方」の褒め言葉がたくさんあります。
書籍もたくさんありますが、セミナーなどでもテーマに上がることが多いです。


対して「聞き方」はどうでしょうか。


「私の話をよく聞いてくれるんです」

「あいつと話していると、つい喋っちゃうんだよね」

「初対面なのに話しやすい人ですね」


「聞き方」に関しての書籍やセミナーなどは少ないイメージですが、実はこちらの褒め言葉もたくさんあることに気が付きます。

しかもこの褒め言葉の方が、話している相手に対しての好感度が高くなると感じませんか?


私はビジネスの体験の中で、この「聞き方」をいつも大切にしてきました。
お客様との打ち合わせでは、好感度はもとより信頼度もが高くなるのを感じていたからです。


営業としてクライアントと、プロモーションやデザインなどの打ち合わせをします。

20代の頃は、自分の考えていることを伝えたくてとにかく喋っていた気がします。

今では打ち合わせの時には、クライアントの担当者が出来るだけ話しやすいように良く聞くことを意識しています。時を見計らっては相手が興味のあることに話を振ったりとして、なるべく多くを語ってもらうのです。

話すのを一所懸命に聞いていると、担当者が「自分の話を理解してもらう」と感じて安心するのがわかります。それが重なっていくと信頼へと繋がっていくのに気がつきました。

しかしこうすると、打ち合わせがいつも長くなるんですが。

また打ち合わせの時にメモを取ることをしてなかったので、長い話を全部覚えるのは大変でした。

メモを取れば良いのですが、テンポが悪くなるのを危惧してました。 ←言い訳です

実りは、たくさんありました。

クライアントによっては、会議室での打ち合わせは30分単位での予約で行っているところがあります。そのような時は、会議室から出てオープンな場所に移ってでも続く事がありました。


本来の打ち合わせ事項以外にも話が広がり、別の仕事の話もいただけることがありました。

「あっ!そういえばこんな仕事もやって欲しかったんだけれども!」


「人の話をよく聞く」

少しでも意識をしてみると、ちょっとかもしれませんが良いことがありますよ。

という話でした。


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