やっても意味がない?ティーバッティングをやる時の注意ポイントは?
埼玉県草加市、東京都駒沢公園・曙橋の野球の動作改善専門トレーナー北村智哉(twitter:@kugayamatomo)です。
皆さんは、ティーバッティングを普段からやっているかと思います。
そのティーバッティングですが、学校やチームによっては、様々な方法で行っているかと思います。
その中でも、連続で素早く打つティーバッテングをやっていませんか?
私は、この練習は、やる意味がないと考えます。
その理由と、ティーバッティングの時に何を意識するべきかを今日はお伝えしていきます。
何の目的で行っているのですか?
ティーバッティングは、基本的に2人1組で行う練習の1つです。
バッティング練習の中でも素振りと並んで基本的な練習の1つにも数えられます。
そういったティーバッティングを行う際に、一球一球ゆっくり行う場合が、ほとんどだと思います。
そこで皆さんに考えて欲しいことがあります。
それは・・・ティーバッティングは、何の目的で行っているのですか?
それは、もちろん、試合で結果を残す為ですよね。
これは当たり前ですね。
では、このことを頭に入れて、ここから読んでみてください。
しかし、そういった練習の中でも連続で素早く打つティーバッテングを行う場合もあります。
その練習を少し思い浮かべて欲しいのですが、確かに素早く振ることによってスイングのスピードが上がったり、また、バットを振ることによる体幹のブレを出さないためのトレーニングにもなる様に思えるはずです。
ここで1つ考えて欲しいことがあります。
それは、実際の試合の中でそれぐらい早く球を打つことがあるでしょうか?
私も現役だった頃を思い返しても、それだけ早く振るという場面は無かったです。
きっとこのnoteを読まれている方も、そういった場面は実際になかったと思いますし、今後もそういった場面はないです。
そのように考えるとバットを素早く振る練習に何の意味があるのでしょうか?
素早く振ることにより体幹トレーニングにもなるじゃないか!と、思うかもしれませんが、私はそれならばウエイトを担いだウェイトトレーニングをした方が、よっぽど体幹のトレーニングになると思います。
フォームの崩れが起きる可能性
そして、この連続で素早く打つティーバッテングを行うことで、あるデメリットが出てきます。
それは・・・バッティングフォームの崩れです。
連続で素早く打つティーバッテングを行うと、多くの方が、「連続で素早く打つ」ということに意識を向けてしまいます。
その様になると、通常のバッティングフォームとは、かけ離れたフォームでティーバッテングを行うことになるので、フォームの崩れが起きる可能性があります。
ティーバッティングは、あくまでもバッティングのパフォーマンスを上げていく練習の1つです。
フォームを崩した練習を行っても、実際の試合では打てることはありません。
これだけは断言できますし、普通に考えてもそう思うはずです。
実際の野球の試合の中でバッティングする場面
実際の野球の試合の中でバッティングする場面を思い浮かべてみてください。
トップの位置からバットでボールにコンタクトする場面までは、素早く振る必要はありますが、フォロースルーしてからバットを素早く戻す必要はありません。
そのように考えると、連続で素早く打つティーバッテングで、ボールを打った後にトップの位置に素早く戻すという動作にあまり必要性を感じません。
それならば、最初にお伝えしましたが、一球一球ゆっくりでいいので、的確にバットの芯でボールを捉える(または、ボールのどの部分を捉えるのか?)ということに目的を置いてティーバッティングをする方が、バッティングのパフォーマンスは上げやすいと思います。
またフォームを意識していく方が、絶対にいいと私は考えます。
ティーバッティングの時には、以下の点に注意しながら行ってみてください。
①フォーム
②ボールの芯を捕らえる or または、ボールのどの部分を捉えるのか?を意識する
まとめ
練習というのは、試合で良いパフォーマンスをする、つまり試合で結果を残すために行わなければなりません。
そして、それはどんな練習方法なのか?
そのように考えると、今までやっていた練習でもちょっとした工夫が出てくると思います。
そういったことを考えていくことで、今、自分に必要な事がだんだんと分かってきて、野球が楽しく思えると思います。
今回は、ティーバッティングを例にお伝えしていきましたが、これ以外にもきっと多くの練習の中で、方法を再考する必要がある練習があるはずです。
普段の練習の中でそういったことを少し考えながらぜひ練習をしてみてください。
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野球の動作改善専門トレーナー北村智哉
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