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ライフログスクール体験記Vol.2「人生を棚卸したら眼から鱗も落ちた」

こんにちは。オア明奈さん主催のライフログスクール体験記。Vol.2は、ライフログ過去編の内容に取り組んだ所感になります。


ライフログを取り組む時に、大切な4姿勢

さぁライフログに取り組むぞ!その前に大切にする4つの姿勢を教えていただきました。

①褒める 「自分を褒めるためライフログに取り組んでいる」を忘れない。
そのために、責めることをせず、できたことから書く!

人の脳は欠点を見つける構造になっているため、リフレクションでもできなかった部分や欠点にフォーカスしてしまう。それでも、とにかく自分を褒めるためにライフログをする!

だけど私ネガティブ思考だし……という方(私もそうです)。なんとポジティブは後天的に獲得できるそう。だから、騙されたと思ってライフログにポジティブに取り組んでみます!私の思考の変化も見てみてください。


②楽しむ 「作業としてライフログを行わない」。
そのために、日常から離れて自分のための時間をとる

作業としてライフログを行うと、過去のトラウマや出来事に向き合うことに嫌気がさすこともあるそう。だからこそお気に入りのカフェやホテルと贅沢な時間の中で行う、雨の日はやらず自分の気分がのる日にやるなど、どこか日常と切り離すと良い

私は、大学生時代過ごしたカフェに足を運んでみました。何度も過ごしたけれど今は訪れていないカフェだからこそ、過去の感覚を思い出したり、新たな発見があったり。それも良い時間でした。


③見返す 「記憶からは印象に残っているものしか書き出せない」
だから、過去のものを見返す

脳に記憶しているものだけを書き出すと、印象的な出来事しか書き出せない。それを防ぐために過去のノートやカレンダーや手帳を引っ張り出し、見返す。この過去の人生と向き合っている時間自体にも価値がある。

私は実家に帰って、学習机を漁り、アルバムやノートなど見返しました。それを見るだけで感動もあります。自分の人生に影響を与えてくれた人にお話を聴きに行ったスクール生さんもいました。


④具体で 「漠然と振り返っていると沼に嵌まっていく」
それを防ぐために、具体的に細分化して鮮明に出来事を書き出す。

私は深掘りや細分化が苦手。どんな質問を自分自身に投げかけると良いか、オアさんに以下のアドバイスをいただきました。

よく言われてるように、3回は「なぜ?」を質問しながら振り返ったり深めていくといい。ただ、なぜなぜなぜで質問しすぎて、行き詰まったり、もやもやしたり、追い詰められてる気持ちになってきたら、「何のために?」「なにを感じたから?」「まわりからどんな風に言われた?」など、当時の情景や感情に視点をずらして考えてみるのはオススメ。



ライフログを実践していこう!

さて、実践的にライフログをはじめていくのですが、ライフログスクールの流れは以下になります。

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ライフログスクール①【過去】人生の棚卸しは、以下の3つのステップを行いました。

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ライフログ【過去】ステップ1:人生の棚卸し

自分の人生の中で、「印象に残っている出来事」「その内容」「人生への影響」を、書き出していきます。

自分の自伝を出版するとしたら、どんな出来事を書き出すかの視点を持つと書きやすいとのアドバイスもありました。

私は、アナザースカイとか情熱大陸とかのヒューマンドキュメンタリー番組に取材されている視点でも書いていました(笑)ノリノリで書けます。


いただいたアドバイスを以下にまとめました↓

「印象的に残っている出来事」は、就職・転職・結婚など大きな出来事ばかり書きがちだけど、学生時代に打ち込んだこと、重要な意思決定(チャレンジ)、人生が変わったくらい頑張った仕事なども書く。

誰かに見せるのでなくログに残すことが目的。人から言われた言葉、コロナ禍や地震など環境の変化、人との出会いなど、人生に大きな影響を与えているような引っ掛かりのあることは書こう。
「印象に残っている出来事」の「内容」欄には当時のストーリーや感情を、「人生への影響」欄にはその出来事から得たもの、学んだこと、どんな風に意識や行動が変わったかを書き出します。

ちなみに……私が棚卸ししやすかったやり方(オアさんもおすすめしているやり方)は、まず、人生の出来事をとにかく書き出す!そこから人生への影響を与えたのはどの出来事だろう?と、濃度が高いものにフォーカスして内容を書く!でした。


ライフログ【過去】ステップ2:人生で影響を受けた人や言葉を書き出す

人・映画・本・アート・言葉……人生において影響を受けたものを書き出します。そして、何故それが自分の人生に影響を与えているんだろう、どういう感情になったんだろうまで深掘りします。

私はこのパートが苦手で。人の話を聞いたりインタビュー記事を読むこと、映画観賞や読書など大好きなのですが……記録することや自分自身での言語化をしていませんでした

過去の出来事は手帳やアルバムがあったけれど、これは意識的にやっていないと記録に残っていない。そのためどうしても最近出会った言葉や人や作品になってしまいました。

いっぱい触れてきて影響受けてきたはずなのに……、悔しいしもったいないと。なので今後は、自分が影響を受けたものを記録します!記録したものを後で振り返ると、その時のことを思い出せ、自分が強くなれるような気がするので。

また、何故そのものから影響を受けたのか、自分の感情を必ず言語化して残します!同じものに影響を受けたとしても、感情がどう動いたかは人によって違う。自分がどう受け取ったかを書くことで、自分の価値観をもっと鮮明化できそうです。


ライフログ【過去】ステップ3:人生ハイライトの抽出

ステップ3ではいくつか実施したことがあります。

名前の由来や家庭環境など自分のアイデンティティに影響していることを書き出す。

私の場合、名前の由来が自分の性格に結構影響していました!両親がこうあって欲しいと名付けくれたのであって、自分がこうなろうという意思はないはずなのに不思議な感覚でした。私を育てる中で両親が注いでくれた愛から、その想いを自然と受け取っていたのかな。

自分の価値観を作ったであろう3つのターニングポイントの抽出。ステップ1で書いたものから抽出しても、現時点で思いつく3つを抽出してもOK。3つに絞るのが大切

ステップ1は結構書けたのですが、3つに絞るのが難しかったです!なぜならステップ1で書いたことは、どれも印象に残っているし、時間が違う時に起こったことを比べられないから。どうやって選べば良いんだ!と思いながら、今の自分がどれほどに大切な出来事だったと思っているかを基準に選択しました。

同じように選べないと悩んでいたスクール生さんもいて、オアさんは自分が語りたいストーリーを書いてみてとアドバイスしてくれました。

今改めてnoteを書いていて、この3つに絞る工程が、とても重要だったと感じています。過去の色々な出来事から、自分が大切だと思ったことを3つ選ぶというのは、現在の自分の価値観による選択を表しているのでは……?と。(あくまでも私の考え)

人の価値観は移り変わるものだから、1ヶ月後や1年後には抽出した3つが丸々変わっているかも!そう思ったらすごく面白くなって、瞬間毎の自分の価値観を自分で理解するためにも、ライフログを習慣づけるぞ。


ライフログ【過去】ステップ3:これまでの自分の言語化

最「自分ってどんな人?」かを言語化。職業や趣味などでなくて、ここが強み、こういう人って言われる、他人に自分を紹介する時に絶対伝えたいことを言葉にまとめていきます。

こちらは自分のストーリーを言語化して人に伝えるためのトレーニングも兼ねて、2回目のライフログ講座で1人2分で発表をしました。オアさんからの解説などは次回のnoteに書きます。


第一回講座とライフログ過去編に取り組んだ所感

過去編に取り組んだ一番の感想は、自分のことって覚えていないもんだな〜!と。目も耳も鼻も大半を他人のために使っているから、自分を客観的に見て、さらに長い過去を脳で記憶するのは難しいんだな、と。人生棚卸したら、眼から鱗も落ちました。

だからこそ頭に浮かぶのは、今の自分とできなかった部分ばっかり。そうして周りと比べ、私は何も特別な経験をしていないし、何も成長できていないと思っちゃう

でも、改めて過去を振り返ってみると、私は、ちゃんと頑張ってたし、楽しんでたし、辛かったし、人と出会って、経験をして、受け取って、ちゃんと生きていたんだな、と。

その事実をライフログシートから受け取れて素直に嬉しかったし、自分の過去を認められたと同時に、周りの人に感謝の気持ちがあふれました。ライフログって人生肯定のツール。それを体感できた私、良かった。

今後は、うんうん掘り出さなくても過去を肯定できるように、日頃からできたことや経験をログしておこうと思います。


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