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坂道となんちゃって外国にいる気分を堪能 麻布編

暑さもひと段落し、休み使って、ずっと始めたかった坂道散歩。

東京に12年住んでるのだけど、なかなか坂が多い街と意識することはなく。最近読んだ、皆川典久さんの「東京スリバチ街歩き」に魅了され、やっと敢行!

今回は、この本でも取り上げられていた、麻布十番界隈をウロウロ。

そもそも麻布十番の地名の由来がわからなかったのですが、十番は江戸時代の「十番目の工区」などが由来のようです。わかりやすく言うと、江戸時代は職人が住む街だったらしい。また、麻布は由来がはっきりしないみたい。

麻布十番商店街は地形的に谷間に当たり、周りは坂だらけ。

まずはこの本にあったように、東京メトロ日比谷線の広尾駅からスタート。ちなみに、降りたのは初めて。

降りてから、すぐに有栖川宮記念公園に向かう。ちなみにここに南部坂があるのだけど、忠臣蔵で有名な坂とは別物らしい。

庭園では釣りをしている方が多く。園内に湧水あり、高低差を活かし、低部のここが溜池のような形。

コロナ禍ので、ここ3年近く、東京で外人さんを見かける事はほぼないのだけど、広尾界隈はそんな状況とは無縁。大使館が多いからなんだけど、ほぼみんなマスク着けていない(笑)

また富裕層が多いのか、公園で子供を遊ばせてるママさん達もどこか余裕が見える。気品も高い…気がする。

今回、この本で取り上げられてた「薬園坂」という坂にどうしても行きたく、首都高目黒線と並走してる明治通りまで出る。

坂の案内とイラン大使館のコラボ

当たり前だけど、坂にも由来が必ずある。どうなまって役人坂、役員坂となったのかちょっと分からなかったけど、ここに、皆川さんが推すスリバチ地形があるらしく。見つけたが、たまたま住人と思しき方が出てこられ、撮影すらできず。iPhoneのシャッター音すら騒音ととられかれない閑静な高級住宅地、ちょっと異常。

そうこうしているうちに、仙台坂へ。韓国大使館辺り、何か物々しい雰囲気なのか(国葬の影響?)、ポリスマンがかなりいたので、暗闇坂を目指し、アルゼンチン大使館もある一本松坂を降りる。途中、この形が特徴的な建物が気になった。元麻布ヒルズというらしい。

元麻布ヒルズ

そして、暗闇坂。東京には12カ所も暗闇坂という名称の坂があるらしく。2ヶ月くらい前のタモリ倶楽部で、一番静かな暗闇坂を決めるという特集で、見事1位になった暗闇坂。

確かに暗い。
坂の中腹。オーストリア大使館も見える

高級マンションの前で管理人さんか、竹箒で掃除してて、まぁまぁうるさかった(笑)

坂を降りると麻布十番商店街。少し歩き疲れたので、善福寺だけ寄って帰ることに。

麻布十番から見た六本木ヒルズ
さっきの元麻布ヒルズとコラボした、善福寺入り口。
説明文、最後の「思われる」の使い方が、、?
柳の井戸。絶え間なく水が注ぐ。麻布七不思議の一つ。
あのハリスが幕末に駐在した場所。

そんなわけで、「東京スリバチ街歩き」のおかげで、1時間の散歩だったけど、かなり濃かった。次は、本には載ってなかったが、紀尾井町辺りをグルグルしてみようと思う。

あとGoogleマップもいいかも知れないけど、紙の地図の方が個人的にいいなぁ。買おうかな。

坂道散歩初心者だけど、もう少し事前学習とかしたらもっと楽しいかと思った一日。できれば、その近辺で名物グルメ食べたり、お洒落なカフェで休憩してみたり。

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