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欧州旅行記0

いっときの暖かさはどこかへ行き、冬本番の寒さが訪れているように感じる。寝起きがしんどくなり本来の冬を過ごしている。

この旅行を決めたのはまだ、残暑が残る9月末のことだった。最初はプレゼンで調べたバルセロナ観光のみだったがついでならマドリードにも寄ろうと思っていた。だいたい1週間くらいの旅程のはずだった。地元のバーのマスターとそのことについて話した。「俺ならパリを拠点にしていろんなところを回るね」。マスターに言われたその一言が今回の旅行の全てと言っても過言ではない。なら、自分もヨーロッパを一通り巡ってみよう。そう決意した。

決意してから実行に移すまでは自分の性格上、比較的のんびりであった。飛行機を取ったのは10月の頭、ホテル(今回は主に共同部屋のところ)を取ったが11月の末、12月の末にやっと巡る用のユーレイルパスを買った。
ここまでは順調であったが問題は1月の半ばから出てきたコロナウイルスである。本当は中国乗り換えで行く予定でいたがそういうわけにもいかず、新しく飛行機を取り直した。その費用を工面してくれた父には感謝しかない。

2月は春休みで尚且つバイトの閑散期でもある。去年を経験してるからこそこの1ヶ月は本当に暇だ。と、思っていたがバイト先のイベントが入り人出不足に。副店長の退職も決まり。店長も来月の1日から新店舗への移動が決まった。色々なタイミングが重なってしまった。
最後まで優しい店長は一言も「行くな」とは言わず「今しかできないから行ってきな」と背中を押し続けてくれた。
店長だけではない、副店長をはじめ全スタッフ、伝えていた友人達も心配をしてくれた。
本当にありがとう。

前日の夕飯を食べながらやっと緊張感を持ちはじめた。荷造りはさっき終わった。まだ、何か忘れている気がしてならない。

いろんな人の支えがあって成り立っている旅行である。そのことを忘れずに明日から約1ヶ月間楽しんで来ようと思う。

それでは、行ってきます。

2020.2.12と13の間くらいの時間

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