転職活動 39歳

※お前のその考えが腐っているから、受からないんだよっという話です。みからでたさび。



転職活動をしている。が、一向に進まないので、ここに逃げている。だから転職できないんだよな、落ちるんだよなとため息をつきながらも、空は明るくて、なんだか、よい。

この歳になると、年齢制限で弾かれることが増える。実際、自分が採用担当だとして想像すると、弾きたくなる気持ちもものすごくわかる。

20代と39歳、60年くらいが定年だとしたら、

40年働ける人と20年しか働けない人、そりゃあ、20代とるよね、と納得しかない。

そこで、出てくるのがキャリアだ。こんなこと、あんなこと、できるよアピールで、若さと勝負になってくる。

とはいえ、アピールできるものがない人はどっしたらいいの。

職歴を志望動機を書きながら、悶々とする日々。

志望動機って、なんであんなに書くのしんどいの?

興味がないからですよねぇ。知ってます。ぱたり。

12月3日のTBSの人間観察モニタリングという番組のコーナーで将来、恐竜博士になりたいという15歳の男の子が松岡修造氏に応援されるという企画が放送されていた。その15歳の男の子が、「逃げ癖があるのを克服したい」と松岡氏に言っていた。野球をやっても、空手をやっていても何か困難なことが起きるとやめてしまう。そういう癖を改善したいというような趣旨だったと思う。待ち合わせは、恐竜博物館だった。そこで、松岡氏は、男の子に修造チャレンジと銘打って、今から、自分の好きな恐竜のことを、博物館に来た人に説明しなさいと告げる。

なんてことをさせるんだ、無茶にもほどがあるじゃないか、自分だったら、こんな課題せずに、帰ってやる。そんなふうなことを思いながら見ていると、男の子は、不安がりながらも、意を決して来訪者に声をかけ、説明をし始めた。それも、何組も、何組も。もちろん、修造さんのフォローはない。男の子たった一人でだ。

ものすごい、行動力だった。

修造氏は、男の子に、逃げなかったじゃないかと言った。

男の子は、

好きなことだったからです。

ハンマーで頭をかち割られた気がした。

自分の好きなことからは、絶対逃げない、強い意志。

はたして、今の自分にあるだろうか。

チャレンジをせずに、転職サイトの募集要項をみては、年齢制限に自分の出来なさ加減に嫌気がさして、応募もせずに閉じる日々。

自分の人生から逃げられないほど好きなことがあの男の子のようにない。

かち割られた頭の破片を拾い、修復しながら、自分探しをまだ、やってますよ、39歳。

書類代行とかいないかな?




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