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技術に対する増税は未だグレー。

消費税10%の増税からはじまった10月。軽減税率で8%とかやれキャッシュレスやら。別段特に勉強もせず、コンビニでレジをうつ年配の女性が「はぁ〜〜。。。ややこしくてすいません。」と、レジ渋滞する列をみながらボヤくのをみながら、消費税10%ややこしい。の一言です。
建設業のぼくの仕事では、9月30日までの施工した物件は8%。10月1日から10%。月をまたいだ物件は契約日で分けることでそんな混乱することはなかった気がするものの、(業種・業態によって違いがあるかもしれないのであしからず)ふと疑問に思ったのが、職人さんの日当手当。
建設業では、普通の会社員さんのように月給によるお給料の支払いもあれば、1日働いて幾らかの手当、日給扱いの人がいます。いわゆる日給月給の給与形態で働く「一人親方」と呼ばれる職人さんです。ぼくの周りにチラホラいて、「一人親方」の職人さんの手当は上げなくてもいいのかな?と疑問に思いました。

ぼくの周りの「一人親方」の職人さんは、技術や現場の状況しだいで変動はありますが、およそ20,000円/日が相場でした。(波型スレートを扱う職人さんは、30,000円の日当手当がつく職人さんもいます。)
そしてその2万円から現場までのガソリン代(別途交通費の現場もあります)・保険・道具などの捻出しているので、実際の手当とすると17,000円?/日ぐらいになってしまっているそうです。
保険代こそ大きな変動が無いにせよ、ガソリン代だったり車の維持費、現場で使う道具だったり、基本、消耗品は職人さんもち。
とすると、それかかる車の維持費だったり道具などの消耗品も今回の消費税10%増税に伴い、日給もそれ相応に上げていくべきなのかな?と思いました。

ぼくの周りの「一人親方」と呼ばれる職人さんの日給はおよそ20,000円。20,000円もらえるようになったらいっぱしの親方と呼ばれ、現場での第一線をまかない責任も増え20,000円という数字も妥当だと思ってました。が、ぼくがこの仕事をはじめた頃からおよそ20年、「一人親方」の日給20,000円という数字に変動はないんじゃないかと思います。その間、消費税も5%から8%。そして、今回の10%への増税。
そろそろ見直す時期なんじゃないかと思います。
人手不足や資材、材料の値上げなどで単価はじわりじわりとコストはあがっていますが、職人さんの技術に対する価値を根本的に見直す時期でもあるんじゃないかと思います。
職人さん一人一人の技術の器量や施工の仕方、現場のやりやすいやりにくいなど、不透明で不明確なところもありますが、やはり現場にいってなんぼ。
技術を含めてそこにかかる消耗品もみるべきモノはみるようにしないといけないかなと。。。

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それにしても何故に職人さんの日給は20,000円なのか?いつから日給が20,000円になったのか?そこの疑問が解けない中、増税?軽減税率?そんなもの知ったこっちゃない。と言わんばかりに未だ100円表記のチェリオ自販機をみながらふと疑問に思った、ややこしい消費税10%増税でした。




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