ココア共和国2022年2月号雑記

傑作集Ⅰ

『死の慰め』 鈴木春道
死についての詩です。死は、冷たいもの、畏怖の対象として描かれることが多いのですが、ここではすごくあたたかい。
冒頭です。「思い人が出来た/思い人は人ではない/只の比喩/慰めから生じる思い。」詩に「。」をつける人、つけない人って色々ですが、この詩はついています。「。」が静かな詩をより重くしているのかなと思いました。そして、どこにつけてもいいのに、ここでつける「