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11億円の借金返済に応じない「政治家女子48党」内紛の突破口!? 両陣営が隠蔽する「政党交付金の請求書」問題と大麻大師氏の推理



「齊藤氏は関係ない?」― 齊藤氏が書いた可能性のある交付金請求書問題で、係争中の両者が不自然な口裏合わせ


 世間を騒がせた政治家女子48党のお家騒動が部分的であるにせよ、どうも自作自演の可能性が出てきた。

 このように推理してきたのは、3年以上もの間、旧NHK党(政治家女子48党)をウォッチして、立花氏らの不正を細かくチェックしてきた法律に詳しいユーチューバーの大麻大師(おおあさ だいし)氏だ。

 

政治家女子48党 政党交付金 交付請求書  (提供 大麻大師)

 
 転機は秋田県在住の大麻氏が、政治家女子48党が4月5日に申請した政党交付金の交付請求書を開示請求で手に入れてYouTubeで配信し、「齊藤健一郎議員の字に酷似している」と分析したことだ。

 さらに、これを知った大津綾香党首が6月15日の朝にツイッター上で、「この字は私のものではありません」として、自らが書いたことを否定したため、齊藤氏が勝手に大津氏の名前で請求書を書いて、大津氏の印鑑を押印して提出したという疑惑が高まり、大津氏側のつばさの党の杉田勇人氏が、「齊藤氏は有印私文書偽造罪にあたる」と批判した。

ツイッター おおつあやか(大津綾香) @ayaka_otsu

 しかし同じ日の夜に、大津党首が一転して「私が出した書類のようです。齊藤議員は関係ありません」として、なぜか党の代表権を争っているはずの齊藤議員を擁護して、火消しに回り、齊藤氏も自らが書いたことは否定せず、「全然気にしてないので大丈夫です」とツイートして、両者とも示し合わせたかのように多くを語らず、全く何事もなかったかのようにこの問題を収束させた。

 事実上、激しく対立しているはずの両陣営が、示し合わせたようにして、この書類を作成した人物を隠蔽したのである。

 この対応について、大麻氏は「国民の質問に対して、誰が書いて誰が出したかを全くスケルトンにしない政党ということがわかった。やましいことがあることは明確」と言っている。

ツイッター おおつあやか(大津綾香) @ayaka_otsu/ 齊藤健一郎【参議院議員/政治家女子48党代表/ホリエモンが秘書/堀江政経塾塾長】 @aqua_saito

 大半の人たちは、大津氏が論争をエスカレートさせないために齊藤議員に配慮したと考えたが、私や大麻氏が全くそう思わないのは、この請求書の文字が齊藤議員のものにしか見えないことと、大津氏がこの請求書を公開した大麻氏にツイッターでDMして、「どこから手に入れたか」を問いただしたためだ。
 大麻氏は正直に「開示請求して、総務省から手に入れた」と答えたが、かつて大津氏の秘書だった大川宏洋(ひろし)氏が、大津氏のLINEのやりとりのスクショ(画像)を事件屋である折原氏に流出させて拡散されたという苦い過去があるためだ。

 大津党首は、齊藤議員による流出ではないことを知って、一転して齊藤議員を擁護し「私が出した書類のようです」として、部下の杉田氏を制止して、齊藤氏に対する疑惑を払拭したのである。

 だが大津氏は、夜のこの2回目のツイートでは明らかに嘘をついていると私は確信する。
 なぜなら、まず第一に請求書の文字が齊藤氏の筆跡と非常によく似ているためである。

 最初、大麻氏が「齊藤氏の筆跡ではないか?」ということで動画を公開して、YouTube上で9400再生を記録したが、「『2』や『4』の数字が全く違うのではないか」という懐疑的なコメントがあり、また、代表権を争っているはずの両者が、なぜかこの政党交付金の申請書の問題だけは、ツイッター上であっさり和解してしまったため、齊藤・大津両陣営の支持者とも(junkoさんまでもが)、全く何も検証せず、「齊藤氏の筆跡ではない」という安直な結論に飛びついてしまったが、大麻氏が最初の投稿で紹介した齊藤氏のYouTube上の筆跡に加えて、私が独自に齊藤氏の過去のインスタグラムやフェイスブックを調べたところ、全く違う字とされた「2」や「4」の数字も、非常に酷似した齊藤氏のものが発見され、「政」や「家」などの字の、非常に特徴的な書き方の符合も確認されて、本人が書いたことを全く否定していないこともあり、齊藤氏の筆跡の可能性がさらに高まったと思う(※)。

※あくまで私は「請求書の文字が齊藤議員の字に非常によく似ていると思う」と言っているだけである。

 また、現実問題として、最初の会見の前の4月5日当時の大津氏には、大津氏本人の名前を勝手に書くことが許されて、かつ、党全体の存亡に関わるような、重要な書類を任せられるような部下はほとんどいなかったはずだから。

 つまり当時の大津氏には、相談役とは言え、党から見れば完全に部外者である大津氏の父親や、大塚弁護士(当時)、山中氏、黒川氏が、勝手に書いて出すということも考えにくいためだ。

 逆に党本部の、取り付け騒ぎに追われていた立花氏側から見れば、これらの敵対している人たちに、8300万円を受け取ることのできる、党にとって最も重要な書類の作成と提出とを丸投げすることは全くできない。

 あくまで相対的に見て、かつ消去法で、「やはり立花氏が代表者に指名して、最も信頼している齊藤議員しかいないのではないか?」という憶測に過ぎない。
 であるから、今この筆跡に近い齊藤議員以外の人も必死に探している状況である。

請求書の字と、齊藤健一郎氏の字。今まで似ていないとされた「2」と「4」の符合に加えて、「党」の字、「香」の字の崩し方と上の部首、「政」の右の部首、非常に特徴的な「家」の下の右側、「本」の斜め下への左右の払いを中央の線に合わせないことなどが酷似している。


Instagram, kenichiro_saito_齊藤 健一郎/左側は政治家女子48党が4月5日に申請した政党交付金の交付請求書から抜き出した字。「全く違う」とされた2と4も酷似する。


Facebook 齊藤 健一郎 (Kenichiro Saito)。左側は政治家女子48党が4月5日に申請した政党交付金の交付請求書から抜き出した字。文章の字が全体的に似ているが、特徴的な「政」の字の右側が酷似する。


Facebook 齊藤 健一郎 (Kenichiro Saito)。左側は政治家女子48党が4月5日に申請した政党交付金の交付請求書から抜き出した字。文章の字が全体的に似ているが、非常に特徴的な「家」の字の書き方が酷似する。

 
 また当時、立花前党首は、お金が全くない状態で、大津氏から代表権を取り戻せず、10.4億円の借金の取り付け騒ぎが起きていた事態を収拾するために、4月6日に、債権者に向けて大津党首に対して集団訴訟を起こすという緊迫した動画を撮影し投稿した。
 このような状況で、立花・齊藤側が、借金返済のための虎の子のお金である8300万円の政党交付金を申請しないことなど考えられるだろうか

 また、大津氏は当時、神奈川県知事選挙に立候補して選挙戦を戦っている最中でもあり、選挙書類のすべては立花氏側が勝手に出していたため、今、大津氏側が、正しい収支報告書を作成できずにトラブルになっている。

 全く選挙の入出金に関与していない候補者である大津氏自身が、なぜか出納(すいとう)責任者に記名されていたことが最近判明したが、「不提出」に重い罰則のある自らの収支報告書を提出できない状況の大津氏が、選挙期間中に、選挙とは全く関係ない、党全体のための政党交付金の書類の方を、まして大津氏側にはほとんど誰もいない時期に、自発的に党の政党交付金の請求書の提出期限を調べて、非常に特徴的な「家」の字など、生まれつきたまたま齊藤健一郎氏に非常によく似た筆跡の、たまたま近くにいた、当時は全くいないはずの大津氏の部下に頼んで、党全体のために作成して提出することなど果たしてできるだろうか? 

 そしてそれは、誰がどう考えても、立花氏側の党本体の仕事ではないか? 

 大津氏が「私が出した書類のようです。」と言っているが、日本武尊(やまとたける)氏や藤倉氏など、党の体制ができつつある5月、6月ならいざ知らず、請求書が出されたのは、彼女が選挙期間中である4月5日であり、大津氏の側が、政党どころか人の集まりの体(てい)すら成していないこの時期に、神奈川知事選と、3月29日にパワハラとモラハラをしてきた立花氏との内部抗争で手一杯の彼女が、突然、党本体の請求書の提出期限を、立花氏からイジメられて孤立している大津氏一人が、奇跡的に思い付いて、憎きパワハラ加害者である立花氏の借金返済のために、齊藤議員の筆跡にソックリな誰かに書類を作らせて、押印して提出することなど考えられない。

 少なくとも、大津氏が立候補した神奈川知事選の選挙書類は、大津氏本人ではなく党本体の立花氏側が提出した
 しかし、逆に、同じ時期の、党全体の政党交付金の請求書という、党にとって極めて重要な書類は、党本体の、お金が必要な立花氏側ではなく、立花氏と反目していて、かつ全く何も知らない大津氏が「私が出したようです。」、「(立花氏側の)齊藤議員は関係ない。」とツイッターで言っているのである。

 これはどう考えてもあり得ない話だろう。

 一体誰が、党の創立者である立花氏を裏切った、政治や選挙の素人である大津氏に、立花氏側の、党本体の命綱(いのちづな)である政党交付金の申請、作成と提出とを任せられるだろうか?
 
 もちろん、6月15日の大津党首の二度目のツイートは、立花氏との関係を解消したホリエモンの秘書である齊藤議員に配慮して穏便に済ませた可能性もあるが、「私が出したようです」、「齊藤議員は関係ありません」とまで明確にツイートしてしまっており、仮に齊藤氏に配慮したとしても、なぜそこまで全くつじつまが合わないことを、極めて不明瞭な表現で言わなければならないのか、全く腑に落ちない。

 尚、4月5日のツイートでは大津党首、日本武尊(やまとたける)氏とも、政党交付金の請求書を書いて総務省に行って提出したという発信は一切なかった。
 しかし、翌4月6日には、大津党首は同じ総務省に行って、「党のりそな銀行の口座を新党首名義に変更した」という主旨のツイートをしているが、2日連続で総務省に行くだろうか?
 また、どうせ総務省に行くなら、交付金の請求書の提出も、口座の名義変更もまとめて同じ日にやらないか?
 しかも、2日連続の2日目に行った時だけ、昨日来ているにも関わらず、「初めて来ました」と言わんばかりの記念写真を撮って公開している。
 また、もし本当に大津氏が4月5日に政党交付金の請求書を出したというなら、書類を書いて提出しに行く時か、もしくは「提出しました」という報告だけでも、その日のうちに何らかの発信をしているだろう。

 しかし、党内の細かい手続きをつぶさに発信してきた大津氏が、4月5日の党にとって最も重要な政党交付金の申請の発信だけは一切していないのである。

 もし本当に大津氏が、自分で政党交付金の請求書を総務省に出したというなら、一体誰に頼んで、誰が書いて、誰が総務省に行ったのかくらいは明らかにされてほしい。

 大津氏の極めて不透明な6月15日の2回目のツイートによって、すべての疑義が全く解消されないため、激しい代表権争いを繰り広げているはずの立花氏と大津氏が、最初から部分的に結託している可能性が濃くなった

 つまり4月5日の時点でも部分的に結託しているし、6月15日になっても尚、部分的に結託しているのだ。

 
この疑惑については大麻氏が前々から指摘しており、私もそれに賛同している。

 そして、両者には本当は代表権の争いがなく、実はこのように裏で結託していて、意図的に争いを起こして、りそな銀行をだまして口座が凍結しているように装って、1.4億円の返金希望があるとされる債権者の返済に、8300万円の政党交付金が振り込まれてから2カ月近く経っても、双方とも抗争ばかりを繰り返し、お互いを非難するだけで、上記の口座凍結を理由に、一切返金希望に応じる気配がないため、11億円詐欺にあたる可能性があるのではないかと、私や大麻氏は見ている。

 事実、政党助成法上、両者とも党の代表者は大津綾香氏で何ら争いはなく、また、政党助成法が変わらない限り、すみやかに返金希望に応じなければ立花氏らが詐欺罪に問われて、また、党で借金をしているため、党そのものが捜査を受けることとなり、借金返済の回避と同時に、事件化することを防いでいるようにも見えるし、りそな銀行は凍結をやめるべきと大麻氏は指摘する。

 現に2019年11月22日に、立花氏と共に借金を募る動画に出ていた上杉隆氏も、ここ2年はNHK党(現・政治家女子48党)に全く言及してこなかったが、政治家女子48党の内部抗争が始まった辺りから、急にツイッターで頻繁に同党に言及したり、同党に催告したり、安否不明になったり、警察と接触しているというようなことを発信するなど、慌ただしくなっている。

 逆に言えば、党本体の立花氏側には、大津氏に「大津氏の側で出した」と言わせて、政党助成法上、自分たちと大津氏の側とで代表権争いをしておかなければならない事情があるように見える。

 つまり10.4億円の借金を返済したり、年5~10%の高い利子を払わないために、りそな銀行を凍結することだけが、両者にとっての第一義であるように私や大麻氏には見えるのである。

 私もこのまま、りそな銀行が政党交付金を凍結させ続けて、債権者に借金を返済できない状況を継続するなら、結果的に11億円詐欺に加担することになるのではないかと危惧している。

「これでなんかその、りそなに対して債権者が差し押さえをかけると、その来年度の政党助成金から、借金として引かれたであろう部分、全部振り込まれないとのことなので、やはり立花氏が言っていたような「全額返せます」みたいなことにはならないじゃないですか?
それだと 半金だけでも返せません…。
だから早い者勝ちみたいにそれだとなってしまうし、どの程度、債権者に対して責任を負うのかというところも、それ立花氏が負うべきなのか党として負うべきかってことも決着もつかないまま、とりあえずそうなってしまうのかなっていうことを考えると、それもどうなのかなって思うところではあるんですけど。」

大津綾香 (YouTube 青汁王子の最新動画の件で大津綾香党首と電話します!【政治家女子48党】【黒川敦彦】【杉田勇人】【つばさの党】 kokoch / ここさん 2023/06/17)

 大津党首が、6月17日に、かつて宏洋氏の動画編集を担当していたユーチューバーのkokochさんのYouTubeに電話出演した際、党の借金問題について、このように語っていた。
 
 しかし、そもそも私は、「サリン撒く」と書き込んで逮捕されたばかりの山本深雪(みゆき)さんらとのパーティー参加を厳しく批判して大津氏から追放される以前の党運営に参加していた時に、SLACKの方で、「党で10.4億円も借金をしていますので、返金希望に応じなくて、債権者が警察に相談すれば、詐欺罪で立花氏と上杉氏が逮捕されますが、『党』で借金をしていますので、党も家宅捜索を受けて、党そのものがなくなります」と書いて、強い警鐘を鳴らし、藤倉氏を始めとする他の事務方の党員が私の文章を読んで、具体的な対策案を返信されていたが、大津氏からの反応は一切なかったのである。

 つまり大津氏は、依然として「10.4億円の借金の責任は立花氏であって、党には責任がないのではないか?」という見解であり、それには私も同意するが、全く関係ない債権者の立場からは乖離したスタンスであり、大津氏にも直接債権者が返金を求めに来ていて、いつ党がガサ入れされてもおかしくないのに、私に対して「詳しくお話伺いたいです」と返信しながらも、1カ月半もの間、5年前から全期間N国党~政治家女子48党と交流して熟知している私とは一度も会って話すこともなく、宏洋氏とだけ毎日遊びほうけていて、ご自身が火事場にいることをいくら言っても理解しようとしなかったが、もし、この日のkokochさんとのYouTubeでの電話対談のように、大津氏が本当に「立花氏に責任がある」と考えるのなら、なぜすみやかに、党から無利子で3億円も借りている立花氏に対して、3億円を返済するよう求め、応じなければ裁判を起こすという動きをされないのか?
 
 これは政治家女子48党とは全く関係ない、私のYouTubeの視聴者であるあわぬこさんという方もコメントで指摘されているようなことだ。  

党が「尊師(立花孝志)個人」や「ひとり放送局」に貸している金を、すぐに返金してください、と大津さんが言って、応じないなら裁判を起こせばよいだけです。
代表が確定した今、なぜ、それを行わないのか疑問です。
個人破産や会社が破産すれば、当然ながら、お金の流れが明確になるのに、、、

あわぬこ YouTube 


 逆にこの3億円の借金に関しては、党とは関係のない選挙ウォッチャーちだい氏が、六本木のタワマンに住み、年3000万円も受け取って、ゴルフ三昧など、多額のお金を党から引き出している立花氏を捕まえて問いただしているし、つばさの党の若い根本良輔氏もまた、定例会見の場でこの問題で立花氏を厳しく追及して拍手喝さいを浴びた。
 
 なぜ大津氏は、立花氏や債権者に対して、まるで立花氏と示し合わせたように全く何もしないのか?

 事件屋の折原氏との3時間の音声公開など、誰かの炎上商法にしかならないような、非常にくだらないことで連日、大津氏が立花氏と激しく対立しているように見えるのは間違いないが、立花氏のお金の問題に現実的には切り込まず、りそな銀行の口座を凍結させることに結果的に加担してしまい、つまり自分が不正を正したいはずの立花氏の思うがままになって、総務省から8300万円が振り込まれて2カ月近くも経つのに、1.4億円もの返金希望が出ている債権者に対して、一向に応じないどころか、応じる姿勢すら見せないなら、大津氏も同罪ではないか?

  ただ、それでも、私は「大津氏に非はない」と確信している。

 なぜなら、あえて政治経験のない大津氏を党首に据えた立花氏の責任だからだ。
 また、立花氏が大津氏に対し「債権者の返金希望に応じるな」とか、自分に対して「3億円の借金返済を催告するな」という指示が出ている可能性も捨てきれない。
 さらに立花氏は、自分を憎む大津氏が、あえて自分が作った10.4億円の借金返済には到底応じないだろうと踏んでいたのではないか?
 事実、立花氏はツイッターで大津氏の住所を公開した上で、自身のYouTubeで債権者に対して「大津氏の家に取り立てに行ってほしい」と呼びかけている。
 こんなことを言われて責任転嫁されたら、大津氏側も快く応じられるわけがないだろう。
 立花氏は最初から「取り立てに応じるわけがない」と考えて「取り立てに行け」と言っているのだろうか。
 もちろん、4月5日と6月15日に部分的に結託している以上、両者が①りそな銀行の口座凍結や、②債権者を保護しないことで結託している可能性も排除できない。 
 
 両陣営が政党交付金の請求書疑惑を隠蔽した6月15日の翌16日には、両者が裏でつながっているのではないかというこの疑惑を払拭するために、「大津綾香氏に対して党員が集団訴訟を起こす」という立花氏側の内部の総会の動画が流出して、意図的に両者の争いそのもののを周知させたり、加熱させているふしがある。
 そして、このような係争相手を攻撃するというような内部の総会など、本来は撮影禁止にするはずだからだ。それがあえてカメラを回して、YouTubeで限定公開し、あえて外部に流出しやすい状況を作っていたのである。

 
 また、立花氏は債権者の手前、返金希望に応じるために、りそな銀行に支払督促を申し立てたり、口座を差し押さえすることができると説明しているが、それはできない。
 なぜなら、大麻氏が指摘するように、そもそも政党助成金は借金返済には充てられないためだ。

 つまり立花氏が、このように違法な返済案を債権者に提示した時点で、政治家女子48党は国政政党の体(てい)を全く成しておらず、8300万円もの公金が交付された「脱法政党」は、マスコミによって広く報道され、民意によって道徳的非難を受けるべきである。 


 大津氏が本当に「立花氏側と結託していない」というなら、今からでも遅くないので、立花氏に対して、党から借りた3億円を返済する裁判を起こして、そのお金で債権者保護を図るしかない。

 これ以上、このようなバカげた政党に国民の税金を無駄遣いすることなど許されない
     

 また、私にはこの間、あの手、この手で、立花氏が三重の金策を図っていると見る。
 つまり、①意図的に口座を凍結させて10.4億円の借金を返済せず、年5~10%の利子を払わず、②「大津氏側から代表権を取り戻せず、変更登記も認められず、政党交付金8300万円も使えないから」という理由で、6月12日に再び支持者から、今度は無利子、無担保で2000万円の借金を募ったり、1000万円の視聴料を募り、③さらに口座を凍結させておくことで、政党交付金8300万円もプールして、これから入る政党交付金も、大津氏と長い裁判を戦って対立を続けていくことで、積み立てていくという三重の金策である。
 
 立花氏は、意図的に取り付け騒ぎも自分で起こしたと話していることから、意図的に内部抗争を起こして、銀行に口座を凍結させることなど、造作もないことかもしれない。

https://twitter.com/shibaken_555/status/1627585735250567170


 立花氏がこのような奇策を思い付いたのは、2月19日にガーシーが「自分が犯したすべての脅迫と名誉毀損は立花氏の指示である」と暴露して、立花氏から因縁を付けられていたひろゆき氏や東国原英夫氏がツイッターで拡散し、さらには定例会見の場で、「三木谷浩史氏が自分を刑事告訴している」と勘違いして、「執行猶予中の自分が逮捕される」と考えたのか、突如党首を辞任して、「政治家女子48党」という全く別の名称の国政政党に看板をかけ代えて、自らがガーシーに全ての犯罪の指示を出したり、ドワンゴの川上量生氏を強要するなどした、かつての「NHK党の立花党首」という存在そのものをなくして雲隠れしつつ、かつ、自分は隠れて党の役員である会計責任者としてちゃっかり居座り、党のすべての入出金の実権を握りつつ、その後、新党首に任命した大津氏の側と内部抗争を起こさせて、黒川氏による選挙妨害など、様々な騒動によって、自分に対する警察や検察の捜査をかく乱しつつ、借金10.4億円の返済からも逃れようと画策していたのではないかと私は見ている。

  また、大津党首が「私が出したようです」、「齊藤議員は関係ない」と主張するなら、8300万円の国民の税金が振り込まれている以上、大津氏は、「一体齊藤氏以外の誰が書いたのか?」、大津党首が4月7日の最初の記者会見を開く前の、4月5日の大津陣営に全く誰もいない、自分が出ている知事選の収支報告書すら全く管理できていないあの時期に、名前が言えなくとも、せめて「どのような立場の人間が書いたのか?」くらいは明らかにすべきである。

政治家女子48党 政党交付金 交付請求書  (提供 大麻大師)

 4月5日時点では、大津氏側は全く政党の体(てい)を成しておらず、大津氏 の周りにいた人は極めて少なく、かなり限られてしまうのである。しかもそれでいて、大津氏の名前を大津氏に無断で書いて提出できるほどの立場の人だ。大津氏は、「私の字ではありません」とツイートしたが、政党交付金の請求書という、彼女が党首として一番最初に出した一番重要な書類と、このような「津」の字が全く解読できない、クセのある字を全く覚えていないというのだから、一回もこの書類を見ていない可能性が極めて高い。
 つまり、私はこのような人物は存在しないと思うし、99.99%齊藤健一郎氏だと思う。 

 但し、留意すべきは、私は杉田氏のように、「齊藤氏は有印私文書偽造を行った」と言っているわけでは全くない
 つまり私も、大麻氏も、3月29日から対立しているはずの両者が、4月5日の時点でも実は結託していて、「大津氏の同意があった」と見ているためだ。
 そうとしか考えられない。
 事実、ツイッター上でも、大津氏は、自分ではない人によって、自分の名前が書かれて、自身の印鑑で押印されているにも関わらず、政党交付金の請求書については問題視していない。
 つまり実相としては、神奈川知事選の立候補届けの書類も、政党交付金の請求書のいずれも、政治も選挙も素人である大津氏に代わって、そうした書類作りに慣れている党本体が勝手に出したというだけのこと。
 ただ、後者の政党交付金の請求書だけは、対外的、特にりそな銀行に対して係争中を装っているため、大津氏名義による党本体の立花氏側からの提出だと、両者とも「代表者が大津氏」ということで争いがなくなって都合が悪いので、「こちらではなく、大津氏が出したことにしておいてくれ」ということだろう。 
 また、書類を作成した齊藤議員が本当に有印私文書偽造に問われかねないということもあるだろう。
 そして11時間が経過した6月15日の夜に、その立花氏の側からの要請に、大津氏が「私の字ではありません」とする朝のツイートから翻意して、「私が出した書類のようです。齊藤議員は関係ありません」として応じている時点で、両者は4月5日から6月15日まで、少なくとも①党の口座を凍結させることと、②10.4億円の借金返済に動かないことの2点だけでは結託していると言わざるを得ないのである。

 

ツイッター おおつあやか(大津綾香) @ayaka_otsu/ 齊藤健一郎【参議院議員/政治家女子48党代表/ホリエモンが秘書/堀江政経塾塾長】 @aqua_saito


「確認したところ、私が出した書類のようです。
 齊藤議員は関係ありません。」

ツイッター おおつあやか(大津綾香) @ayaka_otsu

 この疑惑の短いセンテンスには、立花氏なのか、山中氏なのか、他の誰かなのか、大津氏を操る黒幕のいろんな意図が込められている。

 立花氏と大津氏の両陣営は、大麻大師氏からの、完全に不意を衝(つ)かれた政党交付金の請求書の書面の暴露に慌(あわ)てふためき、大津党首自らに大麻氏にDMさせて、請求書の流出元を直接確認させた上で、黒幕が11時間苦慮して、このような文言を大津氏にツイートするよう伝えたのだろうか?
 
 なぜ大津氏側から請求書を出している状態でなければならないのか?

 それはわざと両者に政党助成法上の代表権の争いを起こさせて、りそな銀行の口座を凍結させるためだと私と大麻氏は見る。

 そもそも齊藤氏自身も、「全然気にしてない」と言うだけで、自分が書いたことを全く否定していないし、4月7日に「不明瞭な党のお金の流れを明らかにする」として息巻いていた大津氏も、4月5日の請求書提出については、「私の字ではない」としながら、「私が出したようです」として、誰が書いたかを言わず、誰が提出しに行ったかを言わず、極めて不明瞭な言い方で幕引きを図っている
 
 また、大麻大師氏は、旧NHK党の不正について、すぐに刑事告訴できるような核心的な多くの情報を大津氏に提供したが、1カ月以上経っても大津氏の弁護士から返信はなく、立花氏を告訴する動きもなく、逆に大津氏が身上としているはずの「情報公開」のために社会活動を続けている大麻氏に全く配慮することなく、「この書類は一体どこから手に入れたのか?」という、請求書の出所を問いただすDMを大麻氏に出して、彼女の身上である「社会正義」や選挙ビラに書かれた「情報公開」とは全く逆の対応をしたのである。

 これでは大津氏側の黒幕が、密通しているはずの齊藤氏側が裏切って外部に情報を漏えいしたのではないかと疑って大麻氏に詰問に行ったと受け止められても仕方ない。
 事実、「私の字ではありません」と正直に答えた大津氏はそうではないとしても、大津氏側の黒幕と、立花・齊藤氏側が裏でつながっていることは疑いの余地がない。

 そして私も大麻氏も、大津党首は全く悪くなく、党の犯罪のために何者かに利用されているのではないかと見る。
 現に6月15日の朝のツイートは彼女の潔白さを証明した。
 しかし、この大津氏の短文は、一連の税金を浪費させているだけの不毛な政党の騒動が企んでいる巨悪事件の真相解明につながる重要なツイートだと思う。

  

前党首立花氏の迫真の三文芝居。罠にかかったりそな銀行と債権者たち


「前党首の大津綾香という人物が、銀行をだまして、900万円ほどの残金を、今『払い出ししてくれ』という電話があったそうです、銀行に。
…もうこれであれですね、もう大津さんは全うできないですね。
 悪質な人物と明確にひっついてるっていう事ですね、はい。
 いや、だって、900万円のお金、引き出す必要性ないじゃないですか?
 これも大津さんもうこれ、完全に未遂で、詐欺未遂はあるんじゃないかな?
 詐欺未遂あるかな。もう、こんなことしたらアウトですよ。
 もう明らかに意味のわからないお金を引き出そうとしてるので。
 どう考えてもダメでしょ。 お金引き出してどうするんですか今?
 馬脚を表しましたね、これ。
 これ場合によっては、大津さん逮捕されますよ。
 ―というかもうほぼほぼアウトだろうな。」

YouTube 「大津あやか除名!代表者は斎藤健一郎、立花孝志は党首!浜田聡は幹事長!黒川敦彦は3月27日付で幹事長辞任!」/ 2023/04/07 立花孝志 

 4月7日、朝。
 千葉県庁の県議会会議場入口に停めた黒のワンボックスカーの中に政治家女子48党の前党首である立花孝志の姿があった。 
 目が血走っている立花氏は、わざわざ自らりそな銀行に電話をかけて、まくし立てていた。
 りそな銀行の行員と電話で話しながら、党の内部抗争の事情を一方的にぐだぐだと語って、りそな銀行から党の預金を下ろそうとしているということで、大津党首と総会屋の山中氏を批判して、警察を立ち会わせたり、行員に大津氏を説得するよう要求する姿をリアルタイムでYouTubeで配信した。 

 その後で、ご丁寧に110番までして、警察に電話しているが、本当にそんな必要があったのだろうか?

 一言で言って、完全にこれはりそな銀行に、自分たちが揉めているように見せるため、つまりはだまくらかすための三文芝居だろうが、なぜ立花氏には、このような鬼気迫るやりとりをわざわざYouTubeで見せる必要があったのか?
 そしてその直後の朝10時に大津党首は緊急会見を開き、「立花氏の不明瞭なお金の流れを調査するために第三者委員会を組成(そせい)する」と、一言一句違わず、強い口調で切り出した。

 この奇跡的とも言える「4月7日の朝」という両者の予めシンクロされて、計算され尽くした一連の動きは、りそな銀行や政治家女子48党の支持者をだますために完全に示し合わせたものなのだろうか? 

 前々から計画を練っていた「4月7日」の決行当日に、示し合わせたかのような立花氏の車中の狂言電話と、大津氏の対立姿勢を強めた定例会見とが全く同じ日に行われたことも怪しいし、これまでは朝にはほとんど動きのなかった両者が、同時にこの時間帯からお互いに対して攻撃的な動きをしながら生配信をしていたのは偶然とは言えない。
 そして、そもそもたった2日前の4月5日には、前述した政党交付金の請求書を作成するために、両者は完全に結託していたではないか? 

 そして、大津氏が発表した第三者委員会の方も、立花氏と大津氏が争っていると世間に見せるための狂言だと私は見ている(恐らくは大麻氏も)。

 一民間人に第三者委員会など組成(そせい)できるわけがないし、仮に彼女の言うように、警察OBや検察OBで構成しても、本当の警察や検察ではないため、肝心の司法捜査権がなく、立花氏が住む六本木のタワマンにも、参院会館の党の事務所にも踏み込めない。当然だが、警察や検察でもない限り、立花氏の通帳一つ見ることはできないのである。

 また、通常、第三者委員会とは、ニュースで報道されるなどした企業不祥事に際して、企業が信頼回復のために自主的に設置するものであり、民意で選ばれた国政政党に対しては聞いたことがないし、さらには立花氏側に「不祥事の認識がない」ため、彼らの同意なく調査するとなれば、なおさら強制力が必要ということになる。

 但し、私も大麻氏も、大津氏と全く同じく、無数の疑惑がある立花氏の通帳の開示が一番の至上命題であることは強調しておきたいが、現実問題として、司法捜査権のない大津氏個人が、国政政党の創立者である役員とその党本部に対して、一方的にできるようなことでは到底ないということを言いたいのだ。

 そもそも当時、大津氏側にいたのは、1億円の借金を踏み倒して収支報告書をほとんど出さずに刑事告発された黒川氏と、逮捕歴のある総会屋の山中氏であり、警察OBや検察OBの第三者委員会とはかけ離れた人たちである。
  
 司法書士でユーチューバーの失敗小僧氏は、大津氏の家は建築関係だから、昔から建設業界とつながりの強い警察が付いているのではないかとする推論を立てていたが、大手ゼネコンならいざ知らず、一級建築士である大津氏の父親の建築事務所に公安がつくはずがない。

 現に秘書の宏洋(ひろし)氏によると、大津氏の相談相手は父親と小松弁護士であり、そもそも、仮に公安が大津氏の後ろにいて、全く何もできない大津氏を操っていたり、大津氏の部下にあたる黒川氏のグループによる選挙妨害も含めたこれまでの暴挙を大目に見ているというなら、ミャンマーみたいに警察権力が捜査令状もなく、日本の民主主義の頂点に位置する国政政党の党首の意志に介入して、いたずらにコントロールすることとなり、それ自体が日本の民主主義を根底から覆す大事件だ。

 そしてもし失敗小僧氏が言うように、本当に公安が大津氏の後ろにいるなら、公党の党首である大津氏が、自身と「事件屋」で犯罪をいとわない折原氏との非弁行為やインサイダー取引といった犯罪が疑われる内容を含む3時間もの通話音声を、赤裸々に自身のツイッター上に暴露するという愚挙には出ないだろう。

 また、この自爆とも言える大津氏による折原氏の電話音声の暴露は、表面的には「私が立花氏のスポンサーから依頼された折原氏によって殺害予告された」という主旨のものだったが、大津氏には、これ以外の明確な証拠のある立花氏の犯罪行為を指摘する情報がこれまで、いくらでも寄せられていたし、むしろこれは、大津氏が全く言及しない「ガーシーの共同正犯」などで逮捕される可能性が高くなっている立花氏が、自分に対する捜査をかく乱させたり、自分が大津氏からこのように「殺人を依頼した」と言われて名誉毀損されている被害者だと世間や警察に思わせるために、綿密に計画された狂言ではないかと私は見ている。

 そして大津氏自身が、「第三者委員会を組成する」として立花氏との対決姿勢を打ち出した4月7日の会見以降は、連日赤坂の「Bar三代目」で秘書の宏洋氏と遊んでいるだけで、junkoさんや裕吾さんなど、彼女の支持者が集めた立花氏の不正会計に関する情報にすら関心がないように見え、この2カ月間全くSNSで言及も拡散もしてこなかったのである。

 また、私が勧めた日本哲学会の「動物倫理・ジェンダー」のワークショップのゲスト参加のような、公式な場への出席は一切断り、また、深田萌絵氏が主催した女子トイレ廃止反対の女性限定の勉強会に出席しても、そうした公的な活動をSNSで発信して、公党の党首をPRすることは一切なかった

 しかし私は、大津氏を悪く言っているのでは全くなく、彼女は党の代表権争いそのものを起こさせるためだけに、一時的に国政政党の党首の「役」を演じているだけであり、あくまで「虚仮(こけ)」であって、また、SNS上でも、ほとんど立花氏を攻撃しに行かなかったのである。

 つまり、世間的には「内部抗争をしている」と印象付けるために、「Yahoo!ニュース」の中だけでは大々的かつ必要以上に立花氏を批判していたが、SNSではむしろ全く自重して、ネットニュースで繰り広げたような反立花の持論は自身のSNSでは一切展開せず、全く立花氏を攻めていないのである。

 芸能界出身で、若くて美人で個性的な大津氏なら、SNS上でも、ものすごい支持があり、いくらでも立花氏を攻撃できたがあえてそれをしなかった。

 理由はそういう指示が出ていないためではないか―。
 
 この1カ月半の間、大津氏とDMで連絡を取り合っていた私が、いかに立花氏を痛烈に批判しても、いいねを付けるだけであり、リツイートしたり、返信したりは一切せず、自らが立花氏を批判する世論を拡大することは一切なかった。

 しかし、これがたとえば、本当に立花氏から攻撃されていた参政党の神谷宗幣氏であれば、私が書いたばかりのブログをすぐさまツイートして、爆発させ、大反響を呼んで、1日15~20件ほどのアクセスしかなかった私のアメブロになんと1日18,000件ものアクセスが集中して、かつての支援者で一私人にも関わらず、立花氏からYouTubeとツイッターで激しく事実無根のネットリンチを受けた(立花氏は私のことをほとんど何も知らないため)。

 ましてファンが多くいる大津氏なら、本気で立花氏を攻撃しようと思えば神谷氏以上にできたが、大津氏は、立花氏によって父親の会社の登記簿をネット上で晒されて、その会社を告訴すると言われても、その後もなぜか沈黙して、表立っては一切立花氏に対する攻撃を行わなかったのである。

 立花氏は、ツイッター上の炎上のためによく人に対して「告訴する」と言うが、最近はほとんど告訴していない。
 ツイッター社やグーグル社は、日本の事情を全く把握できていないが、一刻も早く立花氏のSNSをBANすべきである
 
 私はこうした事情を知らなかったため、国政政党の党首でありながら、公式の場である日本哲学会のゲスト参加を断って、逮捕されたばかりの人たちとパーティーをして写真を撮って拡散し、秘書の宏洋氏のツイッターのインプレッションに貢献しているだけの大津氏を激しく批判して、絶縁されたが、当時の私は何も気づいてなくて、大津氏はあくまで政治家女子48党のために、あるいは立花氏との代表権争いを維持させるために、党首の「役」を演じているだけであり、私がその時考えていたような真の国政政党の党首ではなかったのである。

 事実、彼女は立花氏に恣意的に任命されたというだけで、ほとんど一私人であり、選挙で選ばれたわけでもないし、国会議員でもない。  
 
 私には大津氏に対する配慮が全く足りなかったが、大麻大師氏の言葉を借りれば、こういう「大津綾香」という、政治経験のない一女性を犠牲にした、立花氏個人に対する捜査をかく乱するためか、もしくは立花氏が作った10.4億円の借金から逃れるための壮大なプロレスを、我々は見せられている可能性があるのである。

立花孝志N国党首「YouTube収入はゼロになったけど…」(2019.12.29 06:00FLASH編集部)


 最大の問題は、党に政党助成金8300万円が入って2カ月近く経っているのに、このような党内の私的な内部抗争を理由に、両者とも10.4億円の債権者の返金希望に全く応じる気配がないのが最大の社会的な問題である。

 もし仮に本当に対立していたとしても、本来、党の代表権争いとは全く関係ない債権者の保護は双方の共通の認識のはずではないだろうか?

1億円もの金を預けといて、いわゆる貸し出しといて、その使途まで確認せずに放置して、仮差押えも打たずに返してもらえないって、そんな泣きごと言う奴ほんと大丈夫か?と思うよ。
1億円も持ってる人が知識なさすぎるじゃん。
…これ1億円貸した人が明らかにバカだっていうのがわかるのよ。
…だって仕方ないよ。お金ない人、約束守れないよ。
そんなこと言い出したら世の中で…お金ない人がみんな悪いてか? 
払わないもん勝ちやんか!この国は? 何を言ってんのよ?
お金ない人じゃないと生活保護ももらえないし、払わないことは国によって法律によって認められてるじゃん。
いわゆる学校とかで洗脳されている借りたお金は返さなきゃいけないっていうのは法律とは全く違うよ。
だからそれは…法律上それが認められてるわけでしょ?
…借りたお金返さないことが犯罪にしたいと思うんだったら法律を改正したらいいと思うんだよ。

立花孝志 (立花党首と有意義な対談(荻津Twicasting)/ 荻津組R組長)
https://www.youtube.com/watch?v=-tJyuAhhCmk

 立花氏はかつて荻津氏と対立していた昨年12月に、「借金は返さない者勝ち」と詭弁を弄して黒川敦彦氏を擁護していたが、少なくとも政党助成法が変わらずに返金希望があれば、10.4億円の元本と年5~10%の利子を払えなければ、執行猶予中の立花氏は、詐欺罪で即逮捕される身なのである。


6月2日 決定的な証拠音声の流出

 
 私や大麻氏が、このような誰も思い付かない推論を導き出したのは、他にも決定的な要因がある。
 もちろん、最初から最後まで大麻氏の推理と調査の賜物(たまもの)であり、私はそれに追従しているだけだが。

 しかしそうは言っても、大津氏に心酔する黒川氏のグループが青汁ヒルズ前や、立花氏の交際相手で顧問司法書士であるかようまりの氏が経営するバーの前で迷惑街宣を敢行するなど、確かに世間的に大津党首は、現実的に立花氏との対立をより激化させているように見える。

「斎藤氏の登記が正式に却下され次第、色々と進めさせて頂きます。」

ツイッター おおつあやか(大津綾香) @ayaka_otsu 2023年6月17日

「ただ、まぁ、これで登記が完全に却下されたら、伝えたいことたくさんあるので(会見を)開こうかなと思ってます。そうですね。」

大津綾香 (YouTube 青汁王子の最新動画の件で大津綾香党首と電話します!【政治家女子48党】【黒川敦彦】【杉田勇人】【つばさの党】 kokoch / ここさん 2023/06/17)


 計算されたように「齊藤氏の登記の却下」を連呼して、表向きの対立姿勢を強調する大津党首―。

 しかし、そもそも、齊藤氏の筆跡にしか見えない4月5日の政党交付金の請求書のくだりでは、大津党首は「自分で出したようです」として、齊藤氏を擁護して守っていたではないか?

 そして、「齊藤氏の登記の却下」もどうも2週間以上前の6月2日から決められていた予定調和のようだ。

 大麻大師さんが見つけた、こちらの浜田議員のライブ配信動画が終わる瞬間の26分43秒からを見てほしい。


YouTube 「政治家女子48党の打合せ (26:43 ~)」 / 参議院議員 浜田 聡 2023/06/02

立花孝志「党が、まぁまぁ、予定通り、これはもう大津さんの所に行く…」

YouTube 「政治家女子48党の打合せ (26:43 ~)」 / 参議院議員 浜田 聡 2023/06/02YouTube 「政治家女子48党の打合せ (26:43 ~)」 / 参議院議員 浜田 聡 2023/06/02


 この決定的な証拠を大麻氏と私に託した浜田議員は「国士」と言えよう。 

 「良識派」として知られる浜田聡議員からのモールス信号だ。

 つまり、今のYouTubeはアップロードした後でも、いくらでもトリミングで動画を部分削除できる。
 しかし、浜田議員はあえてそれをしなかった。
 表立って立花氏に反旗を翻しても、上杉隆氏や大橋昌信氏、黒川敦彦氏のように無残な運命を辿ることは熟知している。
 4月7日には、立花氏のYouTubeに出させられて、神奈川県知事選を戦う大津氏の選挙妨害に加担させられて、自らも公選法違反に巻き込まれた、浜田議員の功績は大きいのかもしれない。

「党が、まぁ、まぁ、予定通り、これはもう大津さんの所に行く…」

 そして、大津氏が6月17日にSNS上で連呼していた「齊藤氏の登記の却下」は恐らくは、4月7日の立花氏と大津氏の騒動と同じく、立花氏側によって予め決められたものだった
 
 


 我々、今を生きる日本人はこの国の危機を救うために、※吏道(りどう)を正さなければならない。

 ※政治をとって世の中を治める道

 
 これまで、私に協力してくれた多くの人たちに心より感謝します。



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