(翻訳)12.5bパッチ、KRサーバーで価値が上がったチャンプまとめ

KRのLoLメタ分析チャンネルであるP.Sにアップされた動画を翻訳してみたいと思います。よろしくお願いいたします。

番外1)ヴァルス(動画0:24~)

 ヴァルスはバフを受けたのにも関わらず勝率が落ちてしまった。原因はまずバフ内容を聞いてヴァルスを触ったヴァルスに慣れてないユーザーの増加。ピック率が1%上がっている上に、ヴァルスはユーザーによってアイテムもルーンも好みが分かれるので、その点が勝率に反映されていると思われる。
 もう一つは今回のパッチでバフされた他のADCチャンプと比べてバフの幅が少なかったのも原因として考えられる。現在、ADCの序列が変化していく中でヴァルスのバフは、確かに他と比べると、大したバフではなかった。まだ存分に活用するには時期が早いかも。

番外2)ドレイヴン(動画1:35~)

 ドレイヴンもヴァルスと同様にバフを貰った。基礎ADが2上がる、かなりいい方向のバフを貰っている。(注:Riotの基礎ステータスバフは殆どのチャンプで勝率が1%増加する傾向を示している。)しかし、ドレイヴンはヴァルスと違ってピック率も殆ど差がないが、むしろ勝率が落ちている模様。やはり今回のパッチで勝率が爆増した他のADCチャンプの影響力が莫大だったと思われる。バフを貰ったものの、相対的には後退している傾向である。特に今回バフを貰ったアッシュ、ルシアンはバフ前からドレイヴン相手に有利を取れるチャンプであったため、これらのチャンプがバフ調整されたことがドレイヴンの勝率に響いていると考えられる。また、ドレイヴンのスキルは全て追加ADレイシオの影響を受けるので基礎ADのバフは体感しづらかった。

番外3)ノーチラス(動画2:50~)

 ノーチラスはパッチ直後、海外サーバーでの勝率が大分下がっていく傾向だったが、KRサーバーのノーチラスは健在だった。勝率はたった0.3%下がったものの、ピック率とバン率はそれぞれ3.1%、4.1%と増加して、Top Tierサポートの位置まで昇級した。一方、ナーフを受けたソラリに関する指標は少し下がっている。勝率が0.8%、ピック率も3.5%下がっていて、その代わりイーブンシュラウドの指標が改善されている。今まで通りにソラリを使用しても問題なしで、もしソラリのナーフが引っかかるユーザーはイーブンシュラウドを採択するのもあり。

番外4)リーシン(動画3:50~)

 ノーチラスと同様で海外サーバーでの勝率は急落したがKRサーバーでは建材のもう一つのチャンプ、リーシンである。リーシンは海外サーバーでの指標がKRサーバーと比べて特に悪いチャンプの一つ。KRサーバーでは勝率49.2%、ピック率31.3%、バン率32.1%でソロランク用JG代表に相応しい指標を示している。

8位)レネクトン(動画4:40~)

 レネクトンは今回のパッチで特に調整を受けていないチャンプ。しかし、パッチ直後の現在、上昇気流に乗っていいスタートを見せている。レネクトンの上振れはKRサーバーだけではなくEU、NA等の海外サーバーでも同じ傾向が確認された。パッチ直後の一時的な現象ではなく、メタが変わる中で間接的に影響を受けていると予想。まず、ADCチャンプの大幅調整によりルシアン、サミーラなどのチャンプが主流として上がってきた。元々ジンクス-ゼリー等射程が長い、あるいはカイトが容易であるチャンプからルシアン、サミーラを含む射程が短いチャンプのピック率が上昇している。このような流れの中でレネクトンのWスキルの価値が高く評価されていると考えられる。レネクトンが持つ確定スターンは基から高く評価されていて、その強さをより発揮できる環境に変わったのが勝率に影響を及ぼしている。

7位)ランブル(動画5:45~)

 ランブルも今回のパッチで特に調整はなかった。だが、一つのシナリオとして、12.4に受けたバフがやっと評価されるようになった、と予想している。12.4で受けたAR5増加は決して小さなバフではなかったため、ピック率が少しずつ伸びていく今、やっとそのバフを体感したユーザーが増え、勝率でも表れているのであろう。また、レネクトンと同様に射程が短いADCチャンプ相手に強いと言う点も勝率上昇の一つの原因だと思われる。

6位)ヴェックス(動画6:27~)

 ヴェックスは前回のパッチで勝率が急落したチャンプの一つだった。パッシブのマークが付いた相手に強化Eを当ててもフィアが適用されないバグが原因だった。そのバグがやっと今回のパッチで修正された。ヴェックスのプレイに大きな影響を与えるバグであったため、修正後の勝率も大幅に変化している。勝率2.5%上昇、52.3%まで上がってMid Top Tierの座を奪還。

5位)ラカン(動画7:07~)

 今回のパッチでBotの環境が改変されている模様。環境が変わると新たに主流となったチャンプのカウンターピックの指標が改善されることをよく確認できる。現在ラカンの浮上がまさにその一例と言える。上記で述べたように、現パッチでは射程が長いチャンプでカイトするより、射程が短いチャンプが積極的に入ってキルを狙うタイプのADCが多くみられる。そしてラカンはそれらのADCをカウンターできるチャンプである。遠く離れてるチャンプをキャッチするより入ってくるチャンプをカウンターすることに特化したラカンであるため、現環境で活躍できる場面が増え、ソラリのナーフに伴いシュレリアの価値も上昇した分、ラカンも追い風に乗ったと言える。

4位)アッシュ(動画8:05~)

 4位は相当なバフを受けたアッシュ。Wの後半マナ量が大幅に減少して、UltのCDもUlt1レべの時20秒も減った。まずWの消費マナは、マスターした時のCDがたった4秒のスキルをより乱射出来るようにしてくれた。アッシュ特有の長い射程と共に打ってくるWは、ハラス性能をより強化してくれるだろう。ultのCD減少は、ハラス性能が強いアッシュのダイブ性能、キルキャッチ力の強化までしてくれるため、アッシュから作り上げたスノーボールの速度を加速させる。勝率にはそこまで差がないが、ピック率が3%も上がっている分、アッシュとしては満足できる指標ではないだろうか。

3位)ナミ(9:03~)

 調整を受けてないナミがなんと3位にランク。これは即ち、このランクの1位が誰か既に予想できるとも言える。当然、今回のナミ勝率上昇は全てルシアンのお陰と言えるだろう。前回のパッチでもサミーラの上昇によりアリスタやレルの勝率が上がる傾向を確認した。今回のパッチではナミがその枠。前回のバフ及びEスキルのロールバックでチャンプ性能も改善された中で、パートナーの上昇を待ち望んでたナミは、ルシアンのバフと言う最高の恩恵を受けることになった。それに加え、ソラリのナーフによるタンクサポの弱体化もあったので、なんと勝率3.1%上昇を達成。当分の間、ルシアン-サミーラの二分化が予想される現状で、サポートユーザーはナミを練習しておくと良いだろう。

2位)ザヤ(9:58~)

 指標が改善され価値が上がったチャンプ2位の座は意外とザヤが獲得。前述べたラカンの上昇の際に、「現パッチでは射程が長いチャンプでカイトするより、射程が短いチャンプが積極的に入ってキルを狙うタイプのADCが多くみられる」と説明したが、ザヤも同様。ラカンの上昇=ザヤの上昇と言っても過言ではない。Eスキル及びUltの存在で入ってくる相手をカウンターする最もいいADCの一人であり、ラカンとの組み合わせに最適化されたADCでもあるため、自然とカップル共に上昇気流を示している。特にザヤは、11.22パッチで脅威ザヤをスナイプするためのQスキルナーフを除けば、10.8パッチから12.4パッチまでバフを受け続けてきた。それでもTierが上がらなかったのはメタがザヤと合わなかったからである。やっと活躍できる環境が作られた分、ラカンと共に注目するべきチャンプ。

1位)ルシアン(10:55~)

 名実相伴う、12.5bパッチ最大の恩恵を受けたチャンプ。勝率は3.1%上昇した52.7%、ピック率は5.6%上昇して12.8%を、バン率まで2.9%上昇して4.3%を記録している。改変したBotメタの最上位捕食者と言えるだろう。それほど今回のバフは破格だった。前にもQスキルの消費マナに関してバフを貰っていたが、レベルアップごとのAD増加量、パッシブの追加ダメージのADレイシオまでバフしたら当然勝率も上昇せざるを得ない。サミーラに続いて非主流だったADC二人が今は1位を争う存在になってしまった。ADCユーザーは激変する環境に素早く適応する必要がある。

以上、翻訳でした。

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