(翻訳)12.6パッチ、KRサーバーで価値が上がったチャンプまとめ

KRのLoLメタ分析チャンネルであるP.Sにアップされた動画を翻訳してみたいと思います。よろしくお願いいたします。

10位)タロンJG

 タロンJGは12.2パッチでJGモブへの追加ダメージ量が削除され、過去の遺産として記録される可能性が高かったが、前のパッチから少しずつ勝率を回復し、今回のパッチで完全に復活。KRサーバーPlat以上のランク帯で勝率52.3%、ピック率3.4%を記録し、前パッチと比べて1.2%の勝率上昇を達成した。最も大きい理由としてはヘカリムのナーフによる強いJGチャンプの衰退であろう。また、タロンJGを愛用していたユーザーが序盤遅くなったJG周回速度に慣れてきたのも一つの要因と思われる。ただ、Tierが上がれば上がるほど、成績が悪いのは注目するべきポイント。マスター以上では勝率46.6%、ピック率5.9%を記録中である。上位区間になるほどカウンターJG、最序盤からの戦闘誘導などでタロンの序盤弱いジャングリングと言うデメリットを狙うプレイが多くなるからだと予想。よって、先出しよりは後出しのピックとして使うのが望ましい。序盤の弱点を補ってくれるMidチャンプと組み合わせるのも良いだろう。
翻訳した者からの追記)個人的な意見ではありますが、最序盤を乗り越えて、ガンクでのキル回収が大事であるタロンである分、新しく追加された貪欲な賞金首狩りによるスノーボールもタロンの上昇気流に影響を及ぼしたのではないかと思ってます。

9位)カミール

 今回のパッチでは上半身中心のチャンプ変更が多く、その中でもTopレーンに影響を及ぼすパッチが多かった。そこでカミールは相対的に価値が上がったように見える。前パッチと比べて勝率が1.4%上がり、いいスタートを切った。最も大きな要因はトリンダメアの衰退と予想。どのレーンでもそのレーンの最上級チャンプが大打撃を喰らったらその下のクラスにいたチャンプが座を狙うようになる。特にカミールはTopで目立つくらいの強いチャンプがいない場合、レーン戦難易度が緩和され、後半の影響力を披露する頻度が多くなるため指標が良くなる傾向が多かった。今回も10分~15分の序盤段階での勝率が上昇し、25分以降のパ。ースパイクをより早めに迎える様子である。しかしながらも、Topの現状で他のチャンプの上昇がより目立つため圧倒的1Tierに到達するのは難しいと思われる。

8位)ガングプランク

 GPは最近密かにその価値が上がってきたが、今回のパッチでよりTierが上がった。勝率51.1%、ピック率6.5%で1Tier帯へ入ることに成功した。前回のパッチで最も相手しづらかったチャンプの一つであるトリンダメアの衰退があったため、当然のこととも言えるだろう。面白い点は最近2コア目ハルブレーカーを積むアイテムビルドが増え、サイドのスプリットプッシュに集中するGPが良い勝率を出している。他の2コアアイテム候補と比べても圧倒的に良い指標を見せていて、ピック率30.1%、勝率57.1%を記録中。一般的な認識と違って、現在のGPはソロランク基準、レーン戦からメリットを生かしてスノーボールするチャンプであるからである。13レべ以降のポテンシャルが高いのは事実だが、難易度が高く、思ったより集団戦で火薬箱を活用できる構図が見れないからだ。従って、スペル面でもイグナイトを持ち、レーン戦に集中するGPの勝率が高くなっている。熟練度によってはレーン戦から後半ポテンシャルまで持つ万能なチャンプである分、難しいけど練習する価値は充分あるチャンプと言える。

7位)ジェリ

 このチャンプの限界が見えない。前回のパッチで大幅のナーフを受け回生不能と判断された。しかし現在の指標はジェリが再び復帰してる様に見える。勝率50.3%、ピック率11.2%、バン率23.1%で2Tier帯ADCチャンプの中では最上級の指標を記録中。最近マッチアップが増えたサミーラ、カイサ、そしてザヤを相手に勝率優位であるのが上昇気流の原因と思われる。基本的にジェリはQスキルのお陰で射程距離が長い方である。よって、自分より射程が短く、レーン戦でのけん制手段がないチャンプ相手には有利な構図を作ることが出来る。上記したADCチャンプは自分より射程が長い相手を苦手とするチャンプで、その上記3チャンプのピック率を合わせれば45%にまで至る分、その3チャンプに有利を取れるジェリの勝率上昇を導き出すことが出来た。その分、ジェリよりレーン戦が強いMF、ドレイヴン、トリスターナ、ジン、ルシアンを相手する時は耐えれない様子であるため、後出しをお勧めする。レーン戦さえ耐えれば、Qによる射程と高いMSを活用した後半ポテンシャルは、ナーフにも関わらず、未だ健在と言えるだろう。

6位)アジール

 今回相当いいバフを貰ったアジール。増加体力が13上がり、18レべ基準211の体力が付いた。まず、DPSを充分に出すためにはEで接近する必要があったアジールには凄く効果的なバフだった。現在勝率50.5%、ピック率2.3%を記録中で、いつもソロランクでは苦戦したアジールがここまでの指標を記録するのは珍しい。マスター以上では勝率53.6%、ピック率2.2%を記録して一層上回る指標を見せている。ここまで来たらプロシーンでどのような影響を及ぼすかにも注目するべきであろう。

5位)ダリウス

 現在ダリウスは勝率52.4%、ピック率8.4%で、Topレーン最上級の指標を記録。ultのバフ幅が大きかった分、元から強力だったダリウスのレーン戦段階でのキルキャッチ力がより鋭くなった。また、上記したトリンの墜落もダリウスに影響があっただろう。面白い点は、今まで低レート帯で特に威力を発揮したダリウスだが、今パッチではダイヤ以上でも勝率53.6%、マスター以上では勝率54%を記録し、高レートでも大活躍中である。レーン戦能力が上がった分、トリニティフォースの勝率が最もよく、状況によってはストライドブレイカーや、1コアハルブレーカーの活用もあり。それ以降はデスダンス-マルモティウス or デスダンス-ステラックの、典型的なブルーザーアイテムを積むときに、その破壊力を発揮できる。特にダリウスはレベルごとの増加攻撃力が5で最も高い数値を持っているため、3コアステラックの効率が凄くいい。ヴェイン、ケイル相手には弱いと言うデメリットもあるが、現時点で最もいいTopチャンプであり、後出しの場合はより威力が倍増するだろう。

4位)レンガ

 レンガは今パッチでより使いやすくするためのパッチを多数貰った。スタック基準は勿論、スタック維持時間、Eとultの視界提供、そしてQスキルの強化及びCritダメージの適用とcrit率に比例したダメージ増加まで、プレイの多様性を確保できるバフを受けた。現在勝率51.4%、ピック率5.1%で2tier帯まで跳ね上がっている。独特なプレイスタイルでOTPプレイヤーが多いことを考えれば凄まじい上昇とも言えるだろう。ついでに、まだマッチ数は少ないが、1コアシールドボウのアイテムビルドが研究されている。シールドボウをベースとしてER-コレクター順に積むCritアイテムビルドである。

3位)ジャックス

 現在勝率50.6%、ピック率7.7%を記録しているジャックス。wのダメージバフと共に基礎体力のバフまで受けた影響であろう。特に高ランク帯でよりいい成績を出していて、マスター以上では勝率53.8%、ピック率10.7%の圧倒的な指標を記録中である。レーン戦段階での勝率も50%近くまで上がり、序盤がより耐えやすくなっていて、レーン戦が曖昧だったデメリットを克服して元々の後半ポテンシャルは相変わらず保証出来るチャンプとなった。アイテムビルド面では1コア王剣、TF、サンダラーの間で差がなく、最もいい指標を見せているのは王剣-TF-デスダンスの組み合わせである。現在Topで最上級のチャンプ殆どがAA基盤のブルーザーである分、ジャックスの価値は物凄く高いと言える。

2位)ルシアン

 ルシアンが今回も上位になるとは思わなかった。価値が上がった理由は前回のバフを経験し、ルシアンに手を出し始めたユーザー数の急上昇にある。ピック率が18%から23%まで上昇し、その間勝率の変化は+0.5%で現在53.2%を記録中。バン率もどんどん伸びてADCチャンプ頂上の座を勝ち取った。他のチャンプとのマッチアップでも、アッシュ相手だけに勝率が49.6%で、他とは全て勝率優位を記録中。15分基準、勝率53%で序盤からの破壊力の高い典型的なソロランク強者としての指標を見せている。

1位)ニダリ

 今パッチ1位はニダリとなった。指標からみて、勝率50.7%、ピック率15.8%でJG最上級のの指標を記録中。ニダリを100%使いこなすには熟練度が大事である分、ピック率が6.6%も上がってるのにむしろ勝率は+0.5%上がってるのが信じられないレベル。今回貰ったバフも小さくはない上に、JG1強として君臨したヘカリムの墜落からも大きな影響を受けただろう。当然ながら、高ランク帯でよりいい指標を記録していて、マスター以上では勝率52.7%、ピック率22.6%、バン率42%の圧倒的な指標を見せている。最近不調だったAPジャングルの流れを一気に変えた一人であり、この流れによってMidやTopも影響を受けるはず。今後他のレーンにどのような影響を与えるかにも注目するべき。

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