見出し画像

理想のカメラ-2

昔、カシオがEXILIM EX-S1という厚さ1センチほどで、ほとんど名刺サイズのデジカメを販売していた。

124万画素、換算37ミリの単焦点、絞り固定、固定焦点というスペックで、画像もなんだか湾曲してる。ほぼオモチャ。

固定焦点だからフォーカススピードもくそもなく、実に軽快。名刺サイズだから持っているのを忘れるぐらい。

写したからといってどうなるものでもない画像を大量に生産するだけのカメラだが、他のどのカメラよりシャッターを切る頻度が高かった。面白かった。

スナップには高感度フィルムだとかなんとか言って、猫も杓子もコダックトライXを詰めていた時代から、今やデジカメの常用ISOが25600の時代だ。

昨今のスマホカメラの著しい性能向上に鑑みると、新・名刺サイズカメラなんて簡単に作れるのではないか。作って欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?