サッカークラブのブランド価値ランキングTOP50
こんにちは、ぽんた(@suhara_ponta)です。
今日はニュースで見かけた、Brandfinance社によるサッカークラブのブランド価値ランキングについて詳しく調べてみたのでまとめてみます。
早速TOP50のランキングを見て行きましょう。この資料はこちらから参照しております。
TOP5のチーム
1位 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
2位 レアル・マドリード(スペイン)
3位 FCバルセロナ(スペイン)
4位 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
5位 マンチェスター・シティー(イングランド)
TOP10のうち6チームがイングランドのプレミアリーグであること、TOP50全てのクラブがヨーロッパのクラブであることが印象的ですね。
評価方法
ブランドファイナンスは、ISO 10668で設定された業界標準に準拠したブランド評価方法であるロイヤリティーリリーフアプローチを使用して、ブランドの価値を計算します。
1.フットボール関連のブランド投資、ブランド・エクイティ、ブランド・パフォーマンス・メトリックのバランススコアカードを使用して、ブランドの強さを計算します。ブランドの強さは、ブランドストレングス指標(BSI)スコアとして0〜100のスケールで表されます。
2.ブランドが各収入源に異なる影響を及ぼすため、収入は、マッチデー収入、放映収入、および商業収入の3つのセクターに分割され、それぞれ対応するロイヤリティの範囲があります。例えば、スポンサーシップ・ディールやマーチャンダイジングに対するブランドの影響が大きいため、商業収入は放映収入やマッチデー収入よりも最大パーセンテージが高いロイヤルティ・レンジを享受します。
3.ロイヤリティレートを計算します。 BSIスコアをロイヤリティの範囲に当てはめて、ロイヤリティレートを計算します。たとえば、セクターのロイヤリティの範囲が0〜5%で、ブランドのBSIスコアが100のうち80である場合、特定の分野におけるこのブランドの使用に対する適切なロイヤルティ率は4%になります。
4.マッチデー収入、放映収入、および商業収入に分類できる、該当するサッカー固有の収入を決定します。
5.過去の収益と将来の期待されるパフォーマンスの関数を使用して予測収益を決定します。
6.収益予測にロイヤルティレートを適用して、ブランド収入を計算します。
7.ブランド収益は、税引後にブランド価値に等しい正味現在価値に割り引かれます。
これが今回のランキングの詳しい評価方法です。(Google翻訳を使用したので訳が微妙です笑)
単純なファンの数やロイヤリティの高さだけでなく、それが事業収益にどのように影響するかまで計算に含んでいるということですね。
収益の内訳
放映権料(緑色)はプレミアリーグが多いことが分かりますね。
スポンサーシップ
スポンサーの業界としては航空、自動車、金融の順に出資額が多いです。ギャンブルが増えているのが近年の特徴ですね。
さらに国別で見ると中東、ドイツ、日本と続いています。日本は楽天とヨコハマタイヤの2社ですかね。
クラブの認知度に対するスポンサーシップ額のマトリクスです。母集団はアメリカ・インド・中国のサッカーファンであるというところに注意が必要です。トッテナムは認知度に対してスポンサーシップ料を払いすぎていると見ることも出来ますが、成長中のクラブなので投資を回収できると踏んでいるのでしょう。
中国の台頭
最後に中国スーパーリーグの台頭について記述があったのでそれも載せておきます。
中国のサッカーファンのうち広州恒大のファン率は25%で、スペインに置けるバルセロナや、イングランドにおけるマンチェスターUのファン率18%を超えています。また、中国のサッカーファンのうち89%が中国スーパーリーグに関心を持っていて、ブンデスリーガ(63%)やリーガエスパニョーラ(58%)を超えています。
ブランドファイナンスは、中国経済の成長や政府の後ろ盾もあり、中国スーパーリーグのチームがブランド価値ランキングTOP50に近い将来食い込んでくることを予想しています。
以上、サッカークラブのブランド価値ランキングについて紹介して見ました。よければTwitterフォローお願いします。
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