吐き出すような夢

きみは深夜にほそほそとつぶやく その言葉が僕のからだを満たす
醒めない夢を見ていた

((夢を))

見ていたかった

愛のないようなこんな世界のような

破壊して創造を々僕らはいまこの地に降り立つ

生贄が必要だから 此の身ごと捧げましょう


祈りは彼方へ

盲目の海 息継ぎできない

海面からざっぱりと顔を上げた人魚の話

「この声がかれても」

愛する君を守って見せる
ナイフは夜の海を反射した
ささんささん、ささめく

誰か赦してと 白浜を歩く
足跡は須玖にかき消され

ノイズを集めてぱちぱち光る

アイ愛愛愛

I am 愛あい?

ぬけだせないまま夜が襲うんだ

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