静岡移住について考える

8月から会社を変えることにして、東京圏以外での居住が可能になりました。
これは転職する時の重要な条件の一つにしていたことなのですが、いざ実際にどこに住んでも良いとなっても意外と引越しに躊躇ってしまいます。
時々ある出社は都内で、今は電車一本でそこまで行けるのでとても良い環境に住んでいます。
そんなところからわざわざ遠い場所に引っ越すという選択が良い選択なのか、どうしても自信がなく踏み切れないので、今考えていることを書きながら自分がどうしたいのか整理していきたいと思います。
何回か読み直しましたが、この記事は本当に考えを整理しているだけで他の人にとって価値のない記事でした。それでも万が一同じような境遇の人がいたら何かの参考にしてもらえたら嬉しいです。あと久しぶりに文章を書いたので公開させてください。

転職が決まってから有休消化期間をもらうことができ、1ヶ月ほど海外に旅行をしていました。
ニュージーランドのオークランドとクイーンズタウンとワナカ、オーストラリアのシドニー、ベトナムのホーチミンシティに行きました。この海外旅行は意外にも自分の好みを自分自身が明確に理解できるようになるきっかけになったように思います。自分は何が好きで、何に心が動かされるのか、何を大切にしたいのか。
写真をたくさん撮った都市がどこったのか。その判断基準はカメラが趣味の私にはとてもわかりやすい指標で、自然が近くにあって、人混みのないクイーンズタウンは、圧倒的に素晴らしい場所で、何枚同じような写真を撮っているのだ。と見返すと嫌気がするくらいたくさんの写真を撮っていました。
湖の周りや山間をドライブして、写真を撮って、コーヒーを飲んで、登山をしたり散歩なんかをする。どこでもできることですが、それを気張らずにできる場所でした。

クイーンズタウン近くの湖

私は小さい頃、田舎の祖父母の家で遊ぶのが好きで、山に入りバナナと蜂蜜を木に塗ってカブトムシを獲ったり、近くの川まで犬と散歩をしたり、夜に食べる野菜を畑に採りに行ったりしていました。そういうことが、今も鮮明に思い返すことができるというのは、きっとそれが自分の感情や感覚をたくさん刺激していたからかもしれない、と今になって思います。
高校生、大学生になると、カラオケやバッティングセンターなどへ友達と行くようになりましたが、偉そうな発言になりますが、遊び方を提示されているような施設では面白さをあまり感じませんでした。さらには花火大会や、遊園地のようなものも、人混みのせいもあるだろうが気持ちが高揚するようなイベントではありませんでした。

ワナカ近くの山並み

今の生活に不満があるのかというと、そうではなく、かなり気に入っていて、登山に行きたいときはカーシェアが徒歩数分のところにあるし、趣味のボルダリングジムは近くにあるし、散歩をするのにちょうどいい公園も、夕陽が綺麗な場所もある。時々遊ぶ友人もいる。そんな十分に快適な場所です。
じゃあ逆に、引っ越して失うものは何かあるのか？と考えてみると、手間とお金だけです。それを惜しんでは何も行動なんてできない。嫌になったら戻ってくる選択肢もある。そんな境遇にいて行動しないのは贅沢だし、意味がわからない。とりあえずいい場所はないかと探すだけ探すことにしてみました。

自然があって、人は少ないけれど、趣味は続けられて、都内に時々通っても疲れないくらいの場所。そう思ってGoogle Mapを眺めていると、静岡市がなんともちょうどいいところにある。
遊びに行くことが多い関西と職場の都内の真ん中付近にあるし、登山でよく行く長野県へのアクセスも良い。
駅前は栄えているらしいので、何かに困るようなことは多分ないだろう、行ったことはないけど。

よし、静岡駅近辺にしよう。この文章を書き始める前は、どうしようどうしようと悩んで行動できずにいましたが、今、強い気持ちで移住を考えています。やはり文章を書いて整理するというのはすごいと思う。

そうと決まればまずは次の週末にでも静岡駅近くのホテルに泊まって色々みて回ってみよう。スマホやパソコンを見ながら悩んでいてもキリがない、やってみてから考えたほうがいいこともある。