BingChatが謎に重いので対策してみた@Mac



状況説明

BingChatが謎に重いです。
別に返事を用意してくれているときでなくても、ただ開いているだけで重いし、パソコンが熱くなって、ファンがめちゃくちゃ頑張って排熱しているのがわかる。
ブラウザを変えたり、パソコンを変えても同じだった。
Terminal開いて $ top を打つと

$ top
...
PID    COMMAND      %CPU      TIME     #TH   #WQ   #PORT MEM    PURG   CMPRS  PGRP  PPID
38837  Microsoft Ed 60.8      00:31.96 11/1  1     166   129M-  9228K  33M    38830 38830
38878  Microsoft Ed 28.0      00:25.70 14    1     283   110M   0B     26M-   38830 38830
0      kernel_task  16.7      06:35:00 214/4 0     0     159M-  0B     0B     0     0
39014  remindd      13.7      00:00.99 12/1  9     166-  18M+   592K+  0B     39014 1
310    Terminal     9.6       08:24.13 9     2     449   47M-   1832K+ 26M-   310   1
19202  top          9.0       05:58:19 1/1   0     201   8976K  0B     2500K- 19202 18130
...

めちゃくちゃCPU食っているのがわかる。

対策1:AppTamerを利用してCPU制限

AppTamer(15日無料期間後有料)を利用するとソフトウェアごとに使用可能CPUを制限できるらしいのでやってみた。
結果これはBingChatで作業していないには役に立つが、BingChatと会話している時には重いまま。
例えば生成された返事を読んでいる時とかにも、ファンがウィィーンと音を立てて回って排熱している。
しかし別のウィンドウで作業している時にはグッと抑えてくれるので悪くはない。

AppTamerを使ってソフトウェアのCPUを制限できる

対策2:cpulimitでプロセスのIDのCPUを制限する

cpulimitというものでプロセスのIDごとに使用可能CPUを制限できるらしいのでやってみた。

まずインストール

$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
...
(homebrew持っている人は上飛ばしてください)
...
$ brew install cpulimit

PIDを調べて制限

$ top
...
PID    COMMAND      %CPU      TIME     #TH   #WQ   #PORT MEM    PURG   CMPRS  PGRP  PPID
38837  Microsoft Ed 60.8      00:31.96 11/1  1     166   129M-  9228K  33M    38830 38830
38878  Microsoft Ed 28.0      00:25.70 14    1     283   110M   0B     26M-   38830 38830
0      kernel_task  16.7      06:35:00 214/4 0     0     159M-  0B     0B     0     0
39014  remindd      13.7      00:00.99 12/1  9     166-  18M+   592K+  0B     39014 1
310    Terminal     9.6       08:24.13 9     2     449   47M-   1832K+ 26M-   310   1
19202  top          9.0       05:58:19 1/1   0     201   8976K  0B     2500K- 19202 18130
...
$ cpulimit -p 38837 -l 30

ブラウザのプロセスは複数あるが、BingChat開いているときだけ明らかにCPUの使用率が高いプロセスがあるので、それのIDを代入します。

$ cpulimit -p <topで出てきたPID> -l <制限したい%>

上の場合ならば38837を30%に制限したということです。
これでBingChatの返事を読んでいる時もファンがウィィーンと回ることがなくなりました。
ただしこの方法はBingChatの返事の生成速度にも影響が出るので、どの%に設定するかは手元のPCの性能と相談してみてください。

結論

  • AppTamer (15日無料期間後有料)はBingChatが作業ウィンドウのときは何もできないが、作業ウィンドウでないときはかなりCPUの使用を抑えることができる。

  • cpulimitは作業ウィンドウかどうかの区別をつけることはできないが、全般的にBingChatによるCPUの使用を抑えてくれる。

AppTamerに課金したくないのであればcpulimitをやるだけでもだいぶ落ち着く。

*追記

M1のパソコンではcpulimitは機能しないみたい。


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