M1グランプリは新たなスター発掘番組ではなくなった?
新年あけまして、ずっと考えていたM1グランプリ2021の感想について
一言でいうと「新たなスターの発掘ならず」です
新M1が芸歴15年以内となった弊害をみたような気がする
もちろん錦鯉の優勝に異論はない
最終決戦に進んだオズワルド、インディアンスに関しても
準決勝を観た時点からこの3組は強いなと思っていたので
至極順当だと思う
また、3組とも明らかに前回2020年大会からレベルアップしていたので、
理論上前回よりも高得点になるのは必然だ
一方でブラマヨ、サンドイッチマンなどM1優勝を期に一気に芸能界を駆け上がるスター発掘要素が薄かったのは残念だった
これは芸歴15年以内にしたことで、強豪コンビがなかなか引退しないことで
M1決勝経験コンビの数が増えてきた弊害でもあると思う
思い返せば昨年優勝のマヂカルラブリーからその流れだった
純粋にその年の1番面白い漫才師を決める大会という意味では
良い大会だったし、錦鯉の優勝に感動した人も多かったはず
一方で新たな若手スターを発掘するという主旨(が存在するのであれば)からはずいぶん外れた大会になったと思う
そしてそもそも今の若い人は「テレビ」自体を観ておらず、
エンタメが多様化し、分断化が進む現代においては
そもそも「国民的スター」などもはや存在していないのではないか
という側面もある
それなら芸歴制限なくしてその年一番面白い漫才を決める大会にしても良いのではないか
もしくはあくまで若手スター発掘を主旨にするなら結成10年以内に戻すべきではないか
旧M1であればオズワルド、真空ジェシカ、ももの最終決戦だったはずで
何ならヨネダ2000も決勝に残っていたわけで
そっちのほうが個人的には見てみたかった
ちなみに一番好きだったのはダントツ「ランジャタイ」
あと「モグライダー」も予想以上に面白かった
今のM1は中途半端な気がする
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