女心とイギリスの空。〜憂鬱な天気と10ヶ月〜
イギリスにはどんなイメージがありますか?
食べ物がマズい…?
ジェントルマンが多い…?
とにかく「天気がわるい」というのもイギリスの代名詞かと思われます。
今年2月、ウィリアム王子が来日した際には、王子から「イギリスの悪い天気を連れてきてしまって申し訳ない」というジョークも飛び出しました。
10ヶ月イギリスに滞在していましたが、
たしかに、雨とか曇りとかどんよりする天気は多かったです。
でも晴れるときはスカッと晴れて、気持ちいいんです。
湿気もあんまりないし、過ごしやすい。
ただ、そんな晴れた日でもいつ雨が降るかわからない、という不安が付きまとうのがイギリス。
悪天候が多い、というより非常に変わりやすい空模様がとても厄介な国なのです。
これは4月にロンドンで撮った写真ですが、左の空は綺麗に晴れてるのに、右には灰色の雲がどんより。
つい30分前まで晴れてたのに…!みたいなことがしょっちゅうあります。
日差しが気持ちいいくらい晴れていたのに、いきなりヒョウが降り出したことも。
フラペチーノを持った人がヒョウに打たれていて、なんとも切なかったです。(きっと買ったときは暑かったんだろうなぁ…)
そんな変わりやすいイギリスのお天気なので、出かけるときに傘を持っていくべきかの判断は非常にむずかしい。
言うなれば、毎日折り畳み傘を忍ばせているのがベストですね。
じゃあ、イギリス人は折り畳み傘をかばんに常備してるのかな、というと、そういうわけでもありません。
もしかしたら、「イギリス人(あるいはヨーロッパの人)は傘を使わない」という話を聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに雨が降っていても、傘をさしていない、という人は多かったです。
でもそれはそういうポリシー(笑)とかではなくて、
単純に傘を忘れたからか、
傘が役に立たない雨だったから
のどちらかだと考えられます。
イギリスでは、雨だけでなく風も強いという日が多くありました。
せっかく折り畳み傘を持っていっても、いざ使おうとした瞬間に折れる、ということも何度か経験しました。
雨が上からでなく、横から降ってくることも多かったです。笑
もはやそんな雨の前では、傘という文明も無力。おとなしく雨に打たれて帰りました。
寒い時期だと、フード付きコートやウィンドブレーカーを着ている人も多いので、それをレインコートがわりにしている人もいました。
ただ、傘を持ってるに越したことはないです。
あたりまえですが、風が強い日以外はとても役に立ちます(笑)
憂鬱な天気ばかりでいやだなーと思いますが、しとしと雨ふりのイギリスもなかなか哀愁があって、私は好きです。
雨の日のビッグベンでは道路にロンドンバスの明かりが映ってきれい…
そして天気がとても変わりやすい分、虹が見える日もとても多かったです。
昨年、はじめて海外でクリスマスを迎えた私。
ヨーロッパでのクリスマスということで、ホワイトクリスマスを期待していたのですが、私の住んでいたイングランド中部地区はクリスマスどころか一年を通しても雪はほとんど降らず!
降ったときも、夜中のうちに雨になって、雪が積もることは、ほぼありませんでした。
イギリスでも、地域によって雪が降る量にはかなり差があるみたいです。
むしろ、私が日本を離れていた昨年の冬は、東京や地元の名古屋でも歴史的な積雪があったらしい。。。
今年は東京で、ホワイトクリスマスを期待しています。
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