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新規事業開発・商品企画開発プロジェクトのヒント

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ソニー(株)で約25年、独立して4年約30社の新規事業・商品企画に携わってきた経験から、企画やプロジェクト現場へのヒントになる記事をまとめています
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2024年3月の記事一覧

新規事業開発の方向性を決めるー有効な3つの問い

ある企業さんでの新規事業開発のプロジェクトが始まりました。 とても技術力のある企業さんで、 これまではB2B領域でお客様の指示を受けて デバイスを開発設計していたのですが 自社企画の経験がありません。 今回は自社で商品を企画していきたいというもの。 最初は皆ここからの一歩、 素晴らしいチャレンジですね。 |「アンゾフの成長マトリクス」を用いてみる さて、新規事業開発や商品企画の最初の段階では 方向性を決めていくことになりますが 商品企画や中期戦略、新規事業検討で方向

企画アイデアの多くが偶然の発見

|ノーベル賞の多くは偶然の発見 最近よく技術トレンドの youtube を見ているのですが こんな動画がありました。 ノーベル賞の多くはセレンディピティ(偶然の発見) 動画の前半のポイントは以下の5つです。 1.ノーベル賞の半数以上がセレンディピティ(偶然の発見) 2.当初狙っていたものではなくサブで残っていたものがヒットした 3.何かあったときにそこに気づくのが必要 4.計画に沿った研究をしているとなかなか気づけない(脱線だから) 5.多様性があるとそこに気づきやす

新規事業ではトレンドと本質の両方を見ることが大切

|EVに見る「環境に優しいという本質」 あれだけ騒がれた EV(Electric Vehicle:電気自動車)が 伸び悩んでいるというニュースを最近よく聞きます。 特にEVシフトをリードしていた欧州では EV販売に陰りが出始めています。 EVはイノベーション理論でいう "イノベーター"や "アーリーアダプター"が 購入しているとのこと。 たしかに……ですね。 こちらの動画ご参考です。 EVに注目が集まったのは EVが環境に優しいと言われていたからです。 ところが、