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ボイシングでピアノを鳴らせ!

【この記事は2017年4月18日(火)に当時のレッスンブログに投稿した記事の再掲です】

*「ボイシング」とは、コードに対する和音の積み方(音の選び方)の事。

例えば、Fのブルースの8小節目に出てくるD7でこの押さえ方!

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僕なんか、もう、これでジャズ全部分かった気になった(笑)

こういう、美味しいボイシング、ピアノがよく鳴るボイシングが、幾つもあります。もうこういうのは、形で覚えてしまうんです。*実はこの押さえ方はテンションを含んだ和音なので、使えない時もあるんだけど…それはまた後で。

これに、右手で5度の響きを含んだオクターブを足すと、とてもパーカッシブな、「よく鳴る」バッキングを演出できます。この着眼点を持ちましょう。*まぁオクターブと5度なんだから鳴るわなそりゃ。

まずはRootと5thで「5度の響きを含んだオクターブ」の右手を作った例。

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こんな感じのバッキングをすると、ピアノがよく鳴ることが耳で理解できると思います。

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次に、左手は同じ形で、テンションで「5度の響きを含んだオクターブ」の右手を作った例。

#9とb13ですね。でも細かいことはいいんです(あとでこだわるクセに…笑)。まずは、この「感じ」をつかみましょう。

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ボイシングで「ピアノを鳴らす」という目線を持ちましょう。

自分がよく使う左手のフォームに、「5度の響きを含んだオクターブ」の右手を足して、音楽がどういう感じになるか、経験的にカラダに入れて行こう。

ハービー・ハンコックや、ブランフォード・マルサリスとやっているケニー・カークランドを、僕は参考にしました。是非、聴いて感じをつかんで下さい。

参考音源:
There is no Greater Love – アルバム「Four and More」Miles Davis
I Thought about You – アルバム「Random Abstract」 Branford Marsalis

楽しみましょう!

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