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友達が結婚するときに感じた寂しさの正体

32歳独身、杉本です


今でこそ独身ライフを謳歌できている私だが、小学生の頃に20年後の自分へ宛てた手紙には

幸せな結婚をして、素敵な家庭を築いていますか?


なんて夢見る夢子な時期もあり、
実際に27歳〜30歳手前で急に結婚への焦りがでてきたこともありましたワ

そんな見えない壁にぶち当たるたびに


結婚のなにがそんなに良いのか?

結婚って一体何なんだ、、

結婚して何が得たいのだ、私は!

という何とも哲学的な問いが浮かんでは消え、また現れるが数年続いていた

年齢を重ねれば重ねるほど増えていく既婚者

親しい友人たちが自分で人生の伴侶を選んでいく姿に喜びを感じつつも、
寂しさを感じている自分がいることに気づいた


初めてその寂しさを感じたのは、
20歳くらい?人生で初めて参列した友人の結婚式

「友人が旦那さんに取られる!」


と本気で思い、
二次会のカラオケで号泣しながらkiroroのベストフレンドを熱唱したのを覚えていますよ、えぇ


ひとしきり号泣し終えたあと、
ふと浮かんだ疑問


「友人を取られる」って一体なんだろう?


確かに小学生の頃からその友人とは仲が良かったけれど、
高校進学で学校が別々になってから
会う頻度はそこまで高くなかった

さらに旦那さんになる人とは挙式当日に初めて会ってご挨拶した程度

んー
今まで生きてきた道を少し知っている友人が、全く知らない人と人生を歩んでいくのが羨ましいのか。。?


とまぁ、自分なりに時間をかけて考察したテーマの一つであった

判明したかもしれないぞ!寂しさの感覚の正体

明確に正体を掴んだのは、4年前

地元の仲良しグループの1人が結婚式を挙げた

結婚式前夜は、その子との学生の頃からのLINEを永遠と遡って読んで深夜3時過ぎまで起きていた


昔のやりとりの中には


友人「いつか結婚式を挙げるときは絶対に美女と野獣の曲流す〜!」

私「わー!めちゃくちゃえーやんたのしみ」

などと書いてあるのをみつけて、

何の曲が流れるのかななんて
とってもワクワクしながらも
寝不足MAXで若干体調を崩しつつ会場へ向かった

受付をお願いされていたので
少し早めに会場入りをして、
スタッフさんから説明を受ける

ゲストの誰よりも早くウェルカムスペースが見られるなんて、
めちゃくちゃ良い特典じゃないか!と思いながら受付準備

そして、ウェルカムスペースを見たそのときに分かった


あぁ、これが寂しさの正体だ


そこには見たことのない夫婦2人の思い出写真がたくさん飾られていて、


きっとここに辿り着くまでに2人でいろんな話をして、喧嘩をして、旅行なんか行ったりして、


私には到底知り得ない2人だけの絆やストーリーがあるのだなぁと

2人の間に私が割って入る猶予など1mmもない、という事実が猛烈に心に刻まれた瞬間だった

きっとこれが今まで得体の知れなかった「寂しさ」だ

感傷に浸りながらちらっと横のウェルカムボードを見ると、
そこには学生時代に撮った私たち仲良しグループの写真もちゃんとあって

何だかすこし寂しさが紛れた気がした


目には見えないけれど、
確実にある2人が歩んできた道
2人にしか築けないであろう道

そんな風に誰かと道を耕しながら歩む
ときには雨や雪が降ったりするかもしれない
それでもお互いの肩を支えながら進める


そんな関係性を築けている友人がうらやましかったのかもしれない


いまはもう寂しさは少なくて、祝福の気持ちの方がたーくさん!だよ

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