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綿矢りさ「手のひらの京」

京都が好きとはいうけれど、京都自体に動かされて京都を離れる主人公。それは好きではなく、愛だなあと思う。好き嫌いでは計れない、けれど自分の行動の基礎になるもの、そういうのが愛だと思う。そしてそういう愛するものがある限りは、どんなに悲しいことがあっても幸せなのです。そんなことを教えてくれるお話でした。元気ない時に読みたい。


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