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kyoto retro kenchiku

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京都のレトロ建築
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京都モダン建築祭へ行ってきた日

2022年11月13日 京都モダン建築祭。昨晩お酒を飲みすぎたため遅めの出発。革島医院は諦めたけれども、せっかく泊まってるんだったら頑張って早起きするんだったなとトーストをかじりながら少し後悔する。 最初に行ったのは岡崎エリア。ツアーを中心に参加しようと決めていたので、集合場所の時忘舎へ。 時忘舎 白川沿いを通るたび気になっていた建物だったので感無量。塀のキャプションを読んで「水車どこにあるんだろうな」と思っていたので、入り口にどどんとあって驚いた。 オーナーの竹中

烏丸御池「京都文化博物館」

京都文化博物館は、辰野金吾設計の洋館。 天井の窓(ドーマー窓というらしい)が印象的な、クラシック建築。 もともとは日銀京都支店として建てられていて、ここは営業室だったのだそう。大きな採光窓が特徴的です。 日銀京都支店としての役目を終えたあとは、平安文化を研究・展示する平安博物館になりました。そして現在は京都文化博物館(ぶんぱく)として使われています。 現在ぶんぱくではそれを顧みる「平安博物館回顧展」が開催されています。平安博物館のことだけでなく、昔からこの地はどんな土

京都大学「楽友会館」

節分巡りの合間に訪れた京大の楽友会館。 ランプカバーやドアノブやら、一つ一つの意匠がとてもかわいかった。 近代建築好き!と再認識するよききっかけとなりました。 中のレストランは3月末でいったん閉まると聞いて驚く。改装して、その後は業者が入るかもしれない、だからこの形態で運営できるのは3月末までとのこと。 それまでも色々あったのよとお店のおじちゃんが話してくれた。ほんとに国立大学どこもお金厳しくて、緩やかに私大みたいになっていってて。このレストランのゆったりした雰囲

藤森「聖母女学院」

かつての陸軍の庁舎 今は女学校の本部に まあるい窓 縁には凝った装飾 白レースのカーテンのむこうに ゆれる木立 すべての乙女が憧れるシーン 攻撃をうけぬよう大戦時には黒塗りにされていたという庁舎。近づくとこびりついた墨をみることができます。 それでも遠くからその面影はもはやみえず。9月の晴れた日曜日がそこにあるだけでした。 * 聖母女学院 http://www.seibo.ed.jp/about/symbol.html