いつかはワイナリーを!「ユナイテッドピープルワイン」のこれから。
写真 ©OGGI FRUTTA
ピースデーの9月21日に「ユナイテッドピープルワイン」が出航し、大変ありがたいことにまずご用意した限定21セットが即日完売となりました。最初の一歩「ゼロイチ」の記念すべき瞬間にお求めいただきました皆様、大変ありがとうございました。現在は、別セットを追加販売を再開しています。
開業までの道のりを少し振り返ってみます。
一番最初のハードルは、何といっても酒類販売業免許を取得することでした。想像以上に大変でした。講習を受け、膨大な申請書類を用意し、不備がないか3度の税務署通い。しかし非常に丁寧に教えていただき、無事取得出来ました。知らせを受けた瞬間、本当に泣きました。夢の扉が開けた瞬間だったからです。
「ワイン事業をやろう!」と決めてから、残りのすべては後付けですので、準備を始めたら、大変なことばかりです。取り扱うワインを探し、保管倉庫を作り、ロゴをデザインしてもらい、ウェブサイトを作るなど。たくさんの先輩業者さんとも面会の機会をいただき、自分の不勉強さを恥じる毎日でもあります。
ゼロからの出発です。
映画事業もゼロかでした。ワイン事業もゼロからです。
とにかく学びながら突っ走ろうと、準備を進め、まずは出航することが出来ました。
さて、今日はこれからのことを書きます。
最初のワインはわずか1種類。しかも限定21セットと極めて小さな出発となりました。
これからどうするのか?
「ユナイテッドピープルワイン」の今後の展開には、大きく3段階あります。
(1)すでに輸入元のあるピースワインの販売
(2)自社輸入して販売
(3)自社ワイナリー
すでに輸入元のあるピースコンセプトのワインは、今後少しずつラインナップを増やして行きます。次のステップが自社輸入です。今年中には自社初の輸入ワインを確定させ、来春からの販売を目指しています。
さらなる先に、自社ワイナリー設立を目指しています。
自社ワイナリーは、具体的には紛争を抱えている場所で立ち上げたいと考えています。
一番候補は、パレスチナ自治区です。
イスラエル、パレスチナは半世紀以上、紛争をかかえていますが、この両者が協力して作るワインをプロデュースしたいのです。
美味しいことが大前提ですが、このワインを飲めば飲むほど生産地でも友情が、平和が広がっていく。そんなピースワインをつくりたいのです。
時間はかかるでしょう。
でも、やり遂げたいと思います。
恐らく、現地のパートナーと一緒に、
新会社を設立することになることでしょう。
何年かかるのか、今は分かりません。
「絶対やる」と決めて、もう歩みをはじめました。
もともとの夢のカタチが変わりました。
もともとは、単にワインが好きで、大好きな南仏で
ワイナリーをはじめることが夢でした。
大学生の頃の、個人的な夢でした。
偶然というのか、運命というのか、この夢が、
平和実現のためのワイナリーを紛争地ではじめるに
変わりました。人生、わからないものです。
これで、良かったんだと納得しています。
一度しかない人生。夢を追いかけたいですし、
追いかけるには、全力で、前を向いて、
がむしゃらに、駆け抜けたいと思います。
前進、前進、前進あるのみです。
少しずつの発展となりますが、
「ユナイテッドピープルワイン」、末永く
見守っていただけますと幸いです。
2021年10月1日
はじめて「ユナイテッドピープルワイン」を出荷する日に。
ユナイテッドピープル株式会社
代表取締役 関根健次
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?