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僕が取り組んだ練習方法ガンダムネタを添えて

こんにちはこーへいです。新環境が始まり、2月20日のlegacy challengeに挑み、3位になることができました。
ほかにも以下のようにいい成績で
11月8日 legacy challenge 優勝
11月21日 東海王TOP8
11月28日 関西帝王戦TOP8
12月26日 legacy challenge 3位
1年前と比較してかなり勝てるようになってきました。
一度ここで、いつでも基本に戻ってこれるように自分のなかで取り組み方を整理するようにしました。
また、初心者の自分にたくさんの人が手を差し伸べていただいて、ここまでこれたので、自分も後発のプレイヤーになにかを残せないかと思い今回記事にすることにしました。自分はデルバーをよく使ってますが、デルバーの解説などは他の方がやってくれてるので、自分の成績が上がった取り組みかたを共有し、少しでも全体のレベルの向上につながればと思いました。
ただ、自分はゲーム全体がうまくなったわけでも、MTGが上手いわけでもないです。ただ、レガシーについて取り組み、結果が出せただけのプレイヤーですので、できるだけ寛大な心でお読みいただけると幸いです。

・初めに何度も練習してるのに結果が出ない自分
(成績を残す前の考え方)

『やりました...やったんですよ!必死に!その結果がこれなんですよ!(略)これ以上、何をどうしろっていうんです!何と戦えっていうんですか!!』

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私はレガシーを1年前始めました。青赤デルバーではじめて、古参のプレイヤーからいろいろ教えてもらい、SEなどは届きませんでしたが、少しずつ勝てるようになりました。

ただ、環境激変の灯争大戦、モダンホライズン、エルドレインの王権、テーロス還魂記などの状況下に置かれた際は全然勝つことができず、草の根大会で0-2、MOリーグで0-5を連発するプレイヤーでした。
古参で結果を残しているプレイヤーに各アーキタイプの戦い方、サイドボーディングなど、いろいろ聞いているにも関わらずです。
自分は人から聞いて学んでいて試行回数もおおいのに結果が出せない。
始めた頃はともかく、半年もやったならそろそろ勝ちたいと、とにかく成長に焦り、土日の息抜きでMTGをしているにも関わらず、メンタルをすり減らしていきました。MOリーグもがりがりしてるだけのプレイヤーでした。

・勝てない→反省するまで

『助けてよ..マリア姉さん』

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色々躓いたとき、一度喫茶店にボールペンとメモとコーヒーをテーブルに置いて、少し考えることにしました。
考えると以下のことがわかりました。
1,新環境の戦い方がわからない。またそれを攻略するための糸口がプレイしまくってるけどみつからない。
2,そもそも、ほかのアーキタイプを理解していない
3,サイドボードが全然定まらない

1について、
 新環境の戦い方がわからない。それを攻略するための取り組みがプレイしまくっても糸口すらつかめない。
 よく、カードゲームでは『ゲームプランを自分で理解する』ということをよく言われます。僕は結果を残したプレイヤーに聞いているのでゲームプランを理解できていると思ってました。
しかし、実際はズレていて『他人の落とし込んだゲームプランを使っている』だけだったことに気づいたのです。
そのため誰も確立していない新環境のゲームに対応できなかったのです。他人の知見に頼りきって戦っていたことを痛感しました。
2,について
他のアーキタイプを理解していない。ということは薄々感じてました。
他のアーキタイプのリストを眺めることは全然しなかったからです。自分と同じアーキタイプの2,3枚しか変わらない上位リストは常に確認するのにです。例えばミラクルなんかは、メンターが殴って勝つ、みたいな漠然としたイメージしかありません。ANTやショーテルもどんな形があって、どんなリストなのか、60枚中何枚が確定枠で何枚くらいがフリースロットなのか全然想像もできてない状況でした。
3,サイドボードが全然定まらない
上記2つができない以上、当たり前なのですが、サイドボーディングがどうしてもふんわりしてしまっていました。
結局、他人に聞いたことしか実践できておらず、自分で思考してカードゲームができていないことに気づきました。『できた気になっていた』だけだったというわけです。

3,新たな取り組みへ


「僕たちは、何と戦わなきゃならないのか、少しわかった気がするから」

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結局のところ、教えてもらっていることが、自分で考えることを怠っている原因となっていたので、僕は一回他人のMTGに関するアドバイスを聞くなどをやめることにしました。
とても贅沢な話なのですが、他人に聞くことは確かに、強くなる近道です。ただ、自分で思考していないので、新しい環境だと先ず勝てないんですね。いうなれば、短期的に勝つことはできるのですが、長期的に勝つため、本当の意味での実力をつけるためには適さないと思いました。(※もちろん、教えて頂いている方には感謝しております。)
勝ち方を一から考えるにあたり
『このアーキタイプの最善の動きはどうなのか』
『その最善の動きを対処するには何と何が必要なのか』
『このアーキタイプにはどうすれば勝てるのか』
『不利or有利なのか?』→『何故不利or有利なのか』
『自分のデッキは今メタゲームでどういう立ち位置なのか』
自分なりに事前に結論を出すことにしました。

 一つ具体的な話をすると、自分がRUGデルバーを使う場合、前環境の王者5Cスノコと戦う場合はサイド後デルバーをすべてアウトするようにしてました。ソープロ、衰微、コアトル、すべてにあたる上にテンポで勝てるデッキじゃないと考えたからです。
 また、ウーロ対策はレリック、トーモッドではなくサージカルをとるようにしました。相手のデッキは勝ち筋がオーコとウーロしかなく、ほかはコアトル、疫病を仕組む者しかないため、ウーロを抜くだけでこちらがゆっくりゲームができるようになり、こちらにも勝ち手段のオーコの枚数は一緒の枚数はいってます。滅多にないですが、ウーロとオーコを抜くと相手の勝ち手段がなくなるのでいくら続けても意味がなくなります。
紙だと引き分けですが、MOだと時間切れを起こしたほうが負ける仕組みになっているため、この時間切れを積極的に狙うようにプランニングしました。(※あまりいい手ではないが、それ以上に、5Cスノーコ自体がそれだけ受けが強かったため...)
メイン戦は生物を横並びで攻めることにし、サイド後は一体一体、ちまちま攻めることにしました。これは相手のメインに真冬が1~2枚しかとられていないことが大きいことと、ウーロを触れる手段が、オーコに限定されている以上、メインはテンポで攻めるしか勝ち手段がないと判断したためです。サイド後はサイドから真冬がもう一枚足されるリストが多いことや、クローティスや、紅蓮破などこちらのデッキに対策できるカードが増えるからです。
こういったことを事前に用意し、実際の対戦で実践→反省→また実践を繰り返します。
次に、流行っているデッキリストは大筋のリストをあらかじめ暗記したり事前準備を入念に行うようにしました。
他のアーキタイプの理解といっても、別にそのデッキを回せるようになる必要はありません。自分が使うデッキにとっての脅威や、(デルバーであれば何をマストカウンターとすべきか)を理解する程度で大丈夫です。あくまで対戦という対話のなかで必要な知識だけ頭に入っていれば大丈夫です。

 その後の対戦は勝率は劇的に変化はしませんでしたが、自分で考えを出した分練習の質などはとても向上しました。(具体的には、自分の勝とうとしていた考え方は間違っていたのか。その考え方で想定していた盤面になっていたたか?結局負けだったが、後1ターン耐える方法がなかったかなど)
この繰り返しをしていくうちに最初の勝ち筋の予想の精度も向上し、厳しい盤面も何を引けば勝つのか、それしか勝ち筋がないなら今何をしてそのトップを待つべきなのかなどを考えることができ、勝率の向上に貢献することになりました。
(※実際に勝率に出てきたのは3か月くらいかかりました)
これは余談ですが、自分なりの回答を見出してからはカード一枚、一枚の『○○が強い』みたいな考え方は少なくなりました。ミクロの枠で物事を評価すること自体に意味を見出せないからです。
また、1ターン目どうする?みたいなのも、結局リストありきのゲームプランの話なのでミクロの部分だけをフォーカスすることにあまり意味がないと感じました。
 やみくもにMOで練習をしていた頃から間違っていてもデッキリストなどからゲーム感を咀嚼し、一回落とし込んで、MOで練習するのでは全然感覚が変わってきました。
また、やっていく毎に気づいたことがあって、トライ&エラーを繰り返すうちに事前準備の精度が向上してくると実践と脳内シュミレーションの差が少なり、そんなに実践練習しなくても、ほとんどが事前に準備できる内容であることが分かってきました。
 そのため、最近は他にすることも多くなり、そこまでリーグには潜ってなく、MTGはほとんど土曜日のチャレンジ位になりました。2/20のリストも事前に一回リーグで回して、少し変更した程度です。実践の前に、予想することや、取り組むべきことをしておけば、実践と脳内シュミレーションの差が少なくなり、練習自体もそこまで必要なくなることが証明されたと思います。
 


4,最後に

『こんなにも…長く、時間が掛かってしまった、すれ違ってばかりいたから…だが、求めていたものは同じだ…君が正しかった』
『あなたも間違ってなかった』

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もちろん、今でもたまに出るプレリミナリーで1-3や、負け越すことも全然あります。
しかしながら、ひと昔前に比べると圧倒的に全体の戦績は向上しました。(昔から交流のある方はわかるかと思います。)

と、ここまで当たり前といえばそれまでなことを書いてきましたが、勝てないことで悩んでいる方に少しでも支えになればと思い書くことにしました。
この混沌とした環境初期でも勝つことができたので、自分の取り組み方をある程度の自信をもって文章にまとめてみました。
もしよかったら、勝てなくて悩んでいる方がいらっしゃれば参考にしてみてください。



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