取り繕う話

上手く笑えてるのか分からないんだよね~って話。

約束通り、昨日はちゃんと元同僚をお招きした。
今日は行くよって電話が来て笑っちゃった。
しっかりご飯作って待っているから大丈夫なのに。
私が断るなんて滅多に無かったもんね、仕方ないね。

いつも通りに作った物を出して、一口二口と食べて美味いと笑う元同僚を眺めて。
仕事の話を聞いてお疲れ様と労い、他愛無い話で笑う、そんないつも通りの時間だったと思う。
私はたったそれだけがとても嬉しくて、ただの日常が愛おしくてたまらない。
このままでいたいなぁと思ってしまう自分に内心、唾を吐きつけて叱責する。
優しい時間に甘えるなと言い聞かせていないと。
そっと距離を取って、いつも通りを意識して、取り繕えているかなって不安になりながら頑張る。
猫も嬉しそうに元同僚に寄り添ってナンナン鳴いて、寂しかったのかなとやっぱり罪悪感。
いつも通り一緒に眠って、いつも通り起きて、いつも通りに見送った。

ただいまって言う元同僚におかえりって笑って言えてたのか分からない。
一瞬間が空いてしまった。
いってらっしゃいは出来てた。
儘ならぬ、儘ならぬ。
自分の不出来さにはうんざりだ。
大好きだと思うし一緒にいたいと思ってる。
月末には一緒に出掛ける予定も立ててしまった。
それでも、離れなきゃいけないと思っている気持ちに嘘はない。
でもねぇ。
でもなんだよ。

私の方を向いて、私を見て、そうやって話す元同僚が好きだ。
でも今の私にはそうされると不都合が生じてしまう。
ちゃんと取り繕えているのか不安になるから。
視界から逃れるようにあれやこれやと理由をつけて動く私は元同僚にどう見えていたのかな。
分からないけど、勘違いはしないでいて欲しいなぁと思う。
嫌いになんてなってないから。

眠気がすんごいからコロンコロン寝て過ごそ!
明日からは気疲れしそうだし、頑張らなきゃね~
眠い…寝れるだけ寝よう。

ではまた

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