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良い歯医者を見つける唯一の方法

前回のnoteでは、良い歯医者を見つけるのは非常に困難で、悪質な歯医者がのさばっている、という話をしました。

歯医者は医療のよしあしの結果が出るのが数年~数十年後。その上、同じ歯を複数の歯医者に同時に治してもらうのは不可能なので、原理的に比較ができない。
だから素人は歯医者をカンで選ぶしかないんだけど、むしろ耳ざわりの良い言葉を投げかけてくる詐欺師にひっかかってしまうことが大半である。
という話をしました。


今回はそれに対し、こうやったら良い歯医者を見つけられる、という方法をご紹介します。

もちろん原理的に100%の精度で歯科医院のよしあしを判断するのは不可能です。しかしながら、現時点で日本で最も高い精度‥‥いや唯一の歯科医院のよしあしを判断する方法であることを断言します。
この方法をきちんと用いれば、これまでカンで選んでいたのに比べはるかに良い医院を選べることをお約束します。

これから歯医者を探す方や、今通っている医院を再評価したい方は、ぜひご覧ください。


歯医者を選ぶ手順

具体的な手順ですが、ざっくりいうと
 1. ホームページをチェックして選別する
 2. 実際に通院して最終判断する
という順番で判断します。

それぞれの手順について詳しく説明しましょう。


1. ホームページをチェックして選別する 手順

「これが書いてあれば名医間違いなしだし、書いてなければ名医じゃない」というキーワードがあれば一番なのですが、残念ながらそんな魔法のキーワードは存在しません。

しかし、これが書いてある歯医者はNGといえるキーワードはたくさんあります。これを利用し、NGワードが書かれていない歯医者を消去法で見つけるのが、ここでのゴールになります。


NGワードには下記のようにランク付けしました。
1. 下位20%歯医者のNGワード(100軒中の順位が80番以下)
2. 下位40%歯医者のNGワード(100軒中の順位が60番以下)
3. 下位60%歯医者のNGワード(100軒中の順位が40番以下)
4. 下位80%歯医者のNGワード(100軒中の順位が20番以下)

もちろんNGワードが一切書かれていないのが理想なのですが、現実に自宅や職場から通える歯医者を探そうとすると、なかなかそういった歯医者は見つからないでしょう。(ただ、どうしてもご高齢で長距離の移動が難しいとか、お子さんが小さくて長時間預けることができないとか、やむをえない事情がない限りは、たとえ遠くとも良い歯医者を見つけるべきだと思います。あなたや家族の命に関わるからです。)

そういった事情を考慮し、上記の4段階にランク付けすることで、同じようにNGワードが含まれている歯医者の中でも、どっちの方がマシか判断できるようにしました。
「1. 下位20%歯医者のNGワード」 が最も悪く
「4. 下位80%歯医者のNGワード」 が最もマシです。


なお、この方法で選別していくと、ホームページにほとんど何も書かれていなくて選別をくぐり抜けてしまう歯医者が出てくると思います。
「ここは明らかに書いてある量が少ないな」と思った歯医者があったら、NGワードがあった歯医者と同じく除外するのが望ましいです。選別していく中で5~10軒くらいは見ることになるので、そういった医院には自然と気がつくはずです。

具体的なNGワードについては、次の次の見出し
「HP編 1. 下位20%歯医者のNGワード」
から見てチェックしていってください。


2. 実際に通院して最終判断する 手順

基本的な考え方はホームページと同じです。
いずれも通院し治療を受ければ自然と分かるポイントが記載されているので、チェックしていってください。ホームページほど項目は多くありません。

せっかく通い始めた後でいまさら歯医者を変えたくはないとは思うのですが、どれも致命的なポイントなので、該当した場合は極力歯医者の変更をオススメします。


また、この項目では参考で「こうなってたら良い医院だよ」というポイントも挙げています。ざっくりですが
・半分くらい満たしてる: 10軒に1軒くらい
・ほとんど満たしてる: 100軒に1軒くらい
・全部満たしてる: 1,000軒に1軒くらい
のイメージです。もしたくさん条件を満たしている医院があったら大喜びで通ってください。(ホームページにNGワードがない前提ですが)


次の見出しから具体的にNGワードを挙げていきますが、見やすくするため各NGワードが悪質と判断する根拠についてはあえてここに記載せず、別の見出しでまとめています。
根拠が気になるNGワードがあればそちらで確認しててください。


HP編 1. 下位20%歯医者のNGワード

ホームページに下記のNGワードが含まれている歯医者は下位20%(100軒中の順位が80番以下)と推定されます。
ここ以外に通える歯医者がないという場合を除き、通うことは避けましょう。

診療内容:メジャーどころ
・セラミック矯正
・ドックベストセメント
・3Mix-MP法
・3DS
・ヒアルロン酸
・ボトックス、ボツリヌストキシン
・プラセンタ
・ビタミンC点滴
・にんにく注射
・アンチエイジング、エイジングケア
・エステ、リラクゼーション、リフレクソロジー
・マッサージ(歯肉マッサージ含む)
・アロマ
・オーガニック
・エレクトロポレーション
・サプリの販売
・セレック
・口腔内スキャナー、オーラルスキャナー、3Dスキャナー
 ※口腔内カメラとは異なるので注意

診療内容:マイナーなやつ
・オーソモレキュラー
・光殺菌
・バイオレゾナンス
・オゾン

院長プロフィール
・プロフィール自体がない
・専門分野:一般歯科
・専門分野:虫歯
・すべての分野が得意 等と書いてある

設備
・セレック
・口腔内スキャナー、オーラルスキャナー、3Dスキャナー
 ※口腔内カメラとは異なるので注意

経営形態
・年中無休
・20時以降も診療している
・常勤の歯科医師が8人以上いる


HP編 2. 下位40%歯医者のNGワード

ホームページに下記のNGワードが含まれている歯医者は下位40%(100軒中の順位が60番以下)と推定されます。

診療内容
・カリソルブ
・ペリソルブ

医療広告ガイドライン違反の表現
・医院名に「センター」もしくは「研究所」が含まれている
・「クチコミ」「患者様の声」など、患者が治療の内容か効果について述べている記載
・「痛くない」「無痛」といった表現
 (「~を心がける」「~を目指す」「できるだけ~」等は可)
・「No.1」「最高」などの比較優良広告
・雑誌、書籍、TVその他メディアへの掲載をアピールするもの
・「~~が通院しています」「~~が推薦!」など著名人との関係性を強調する表現
・キャンペーン等の割引表示

院長プロフィール
・経歴の記載がない
・歯科医師国家試験合格後、[開業]/[院長就任]/[親の医院で勤務]までの年数が3年未満

虚偽記載
・「専門医」または「指導医」の記載があるにも関わらず、具体的に何の学会の専門医または指導医か特定できる記載がない。
・「専門医」または「指導医」の記載があるにも関わらず、「認定医」「専修医」などであり専門医ではない。
・その他虚偽の記載がある

設備?
・EO水、POIC水、エピオス水、機能水、オゾン水

経営形態
・同グループで複数の医院を経営している
 ※本来は下位20%相当
・自費(保険適用外)専門の医院である
 ※本来は下位20%相当
 ※自費(保険適用外)診療自体は良いものなので注意。「自費(保険適用外)専門医院」が望ましくない。
・常勤の歯科医師が5人以上いる


HP編 3. 下位60%歯医者のNGワード

ホームページに下記のNGワードが含まれている歯医者は下位60%(100軒中の順位が40番以下)と推定されます。

医療広告ガイドライン違反の表現
・治療前後の写真を用い治療効果を示している(症例の紹介含む)
・自費の診療内容説明で、各項目の欠点やリスク等の説明がない
・専門外来

院長プロフィール
・歯科医師国家試験合格後、[開業]/[院長就任]/[親の医院で勤務]までの年数が5年未満
・歯科医師国家試験合格後、[開業]/[院長就任]/[親の医院で勤務]までの年数が不明
・海外大学の客員研究員

不穏な表現
・最新、最先端
・削らない、抜かない

診療内容
・セラミック系のつめもの/かぶせものの記載がある一方でゴールドのつめもの/かぶせものの記載がない
・歯周内科(薬を服用することで歯周病を治す)による治療を強調している

予防関連の記載
・唾液検査のみでリスクが分かるかのような記載
・位相差顕微鏡だけでリスクが分かるかのような記載


HP編 4. 下位80%歯医者のNGワード

ホームページに下記のNGワードが含まれている歯医者は下位80%(100軒中の順位が20番以下)と推定されます。
他に良い医院がなさそうであれば、このNGワードは見逃しても良いと思います。

医療広告ガイドライン違反の表現
・審美歯科

気になる表現
・「難症例にも対応可能」

経営形態
・常勤の歯科医師が3人以上いる


通院編 1. 危険な兆候

下位20%歯医者(100軒中の順位が80番以下)
・予約制でない
・担当医制でない(治療にあたる歯科医師が説明なくコロコロ変わる)
・予約していた時刻より15分以上遅れて診療が始まることが頻繁にある
・院長やスタッフの誰かが喫煙者
・虫歯再発の診断がついておらず、明らかな不適合などの問題もない歯に対して、自費(保険適用外)でのやりかえを提案した
・歯科医師が診療するとき基本的にアシストがいない

下位40%歯医者(100軒中の順位が60番以下)
・自費(保険適用外)専門の医院である ※本来は下位20%相当
・喫煙者に対してインプラントの提案をした

下位60%歯医者(100軒中の順位が40番以下)
・成人であるにも関わらず、歯周病の検査と結果説明が行われないまま治療が完了した
・衛生士による歯みがき指導が行われないまま治療が完了した(全員必須)


通院編 2. 良い兆候

治療計画
・痛みがあるなど緊急性のある歯を除き、虫歯治療より先に歯周病治療を行う ※成人であれば歯周病治療を必要としない人はほぼいない。

説明関連
・今日の診療が何なのか説明した上で診療してくれる
・次回以降の治療計画について毎回説明がある
・治療の前後で写真撮影もしくは手鏡を使い説明をしてくれる(根っこの治療など治療前後で見た目に変化がない場合は例外)
・つめもの/かぶせものの自費(保険適用外)診療についての内容説明の際、ゴールドとセラミック系両方の選択肢について説明がある 

衛生士関連
・担当衛生士制である(衛生士がほぼ固定。担当が変わるときには必ず説明がある)
・成人の場合は(全員)歯周病の検査が行われ、1本の歯につき6つの数値と出血の有無が検査される。検査結果についても説明される。
・一眼レフカメラで口の中の写真が撮影される(12枚以上だと理想的)。撮影した写真を用いて現在の口の状態について説明される。
・10枚以上の細かいレントゲン撮影がされる。結果について説明される。
・歯周病の治療に何回程度かかるか説明がある ※成人であれば歯周病治療を必要としない人はほぼいない。おおよそ6回程度の治療を必要とする。
・食習慣や生活習慣が歯に与える影響について説明があり、自分の場合は具体的に何を改善すべきか理解できるよう指導がある
・日本ヘルスケア歯科学会の認定衛生士がいる ※他の学会等の認定衛生士は評価ポイントではない


最後に

ご自身で1つ1つホームページを見る、さらに通院してみて最終判断する、という手順は本当に手間がかかることなので申し訳なく思います。しかしこれはご自身の健康に関わること。良い歯医者に巡り会えるかどうかは本当にあなたの命に関わることです。

歯の健康は全身の健康につながる。こう言うとポジショントークに聞こえるかもしれませんが、これは紛れもない事実です。
実際、適切なメンテナンスを受けているかどうかで残せる歯の本数は大きく変わり、下手すると死亡率が2倍程度変わるというデータすらあります。1)

今きちんと手間をかければ5年も10年も寿命が延びる(=若いままでいられる)。そう考えればたいした手間ではない。そう思って良い歯医者を探し通って頂ければ嬉しいです。


1) 『健康長寿社会に寄与する歯科医療・口腔保健のエビデンス 2015』(日本歯科医師会)


参考:診療の質が高いことを示さないもの

・博士号 →研究の実績であり技術とは無関係。むしろ「研究に時間を奪われ臨床の経験が積めなかった」ためややマイナス
・認定医や専修医 →取得が容易なものが多い
・専門医や指導医 →メジャーどころの学会であれば「その分野」の一定の実力は示す指標となりうるが、各学会の専門医の症例を確認したところ、いずれのメジャーな学会でも「他分野の知識や技術が大きく欠けるため患者さんの健康を大きく損なった」症例が散見されたことから、診療の質が保証できない指標だと判断した
・海外の専門医 →取得難度が不明もしくは容易なものが多いため
・かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診) →質と無関係
・歯科医師臨床研修指導医 →誰でもなれる
・日本ヘルスケア歯科学会以外の団体の認定衛生士がいる →衛生士は歯科医師と異なり業務の性質上すべてのスキルが高くなければ患者さんの健康を守ることができない。しかしながら、日本ヘルスケア歯科学会以外の団体は衛生士に必要なスキルが網羅された制度になっていないため。団体によってはコネで認定が取れるところさえある
・日本ヘルスケア歯科学会の認証診療所 →認定衛生士とは異なりこちらは審査に形式的な部分が多く診療の質については保証が難しい
・マイクロスコープ(顕微鏡)、ルーペ(拡大鏡)、ラバーダム →十分な技術を持つ者が適切に使えば治療の質を向上させることが可能だが、これらは「良い包丁」のようなもので、結局のところ道具に過ぎず、治療の質は術者への依存度の方が桁違いに大きいため参考にはならない
・大学の教授・臨床教授・准教授といった肩書き →臨床の技術や知識とは無関係につける職位のため


推定の根拠:HP1. 下位20%

診療内容:メジャーどころ
・セラミック矯正 →歯の寿命が終了するので、まともな歯医者は絶対にやらない
・ドックベストセメント、3Mix-MP法、3DS →十分なエビデンスがないことから、まともなリテラシーのある歯医者は行わない治療方法
・ヒアルロン酸、ボトックス、ボツリヌストキシン、プラセンタ、ビタミンC点滴、にんにく注射、アンチエイジング、エイジングケア、エステ、リラクゼーション、マッサージ(歯肉マッサージ含む)、アロマ、オーガニック、エレクトロポレーション、サプリの販売 →歯医者の本来業務とは異なることから、「儲かればなんでもいい」と考える歯医者が行っているケースがほとんど
・セレック、口腔内スキャナー、オーラルスキャナー、3Dスキャナー →光学印象であり極めて精度が悪いため適合・マージンが悪い(全然ピッタリ合わない)。それが分からないほど技術的底辺の歯科医師か、患者の健康はどうなってもいいと思っている詐欺師のどちらか。

診療内容:マイナーなやつ
・オーソモレキュラー、光殺菌、バイオレゾナンス、オゾン →十分なエビデンスがないことから、まともなリテラシーのある歯医者は行わない治療方法

院長プロフィール
・プロフィール自体がない →誰が診療するかという極めて重要な情報すらどうでもいい(または伝えたくない)と考えていることから
・専門分野:一般歯科、専門分野:虫歯、すべての分野が得意 等と書いてある → 専門分野:一般歯科 ⇒ 分野ではない 専門分野:虫歯 ⇒ そんな分野はない すべての分野が得意 ⇒ すべての分野の能力と知識が極めて低い歯科医師でなければありえない表現

設備
・セレック、口腔内スキャナー、オーラルスキャナー、3Dスキャナー →「診療内容」の項と同上

経営形態
・年中無休、20時以降も診療している →歯科医院の多くが週休2日制であることから、明らかに待遇の悪い労働条件。20時以降についても同様。そのような労働条件で働くスタッフは質が低い可能性が高い。加えて「スタッフの質が低くていい」と院長が考えている。
・常勤の歯科医師が8人以上いる →歯科医院はその性質上、他の歯科医師の診療の質の担保が極めて難しいことから、理想的な医療を提供しようとする医院のほとんどは歯科医師1人である。8人という人数は利益のため拡大路線に走り完全に質を無視するくらいでないと実現できない。


推定の根拠:HP2. 下位40%

診療内容
・カリソルブ、ペリソルブ →基本的に妥当性のある状況がなく、単にアピールのため(なんかすごいことやっている雰囲気を出して患者をだます)の紹介である可能性が高い

医療広告ガイドライン違反の表現 →ガイドライン違反のうち特に悪質なもの。

院長プロフィール
・経歴の記載がない →技術や経験に対する敬意がない。もしくは公開するとまずい経歴がある。
・歯科医師国家試験合格後、[開業]/[院長就任]/[親の医院で勤務]までの年数が3年未満 →「開業」「院長就任」「親の医院で勤務」は成長が止まるトリガーとなることが多く、3年未満はかなり短い部類であることから

虚偽記載 →当然だめ

設備?
・EO水、POIC水、エピオス水、機能水 →次亜塩素酸水と呼ばれるものでそれそのものに大きな問題があるわけではない。しかし、これらを声高にアピールする医院にはまともな医院が全然見当たらない(アピールすべきもののピントが外れていることから?)ため

経営形態
・同グループで複数の医院を経営している →これまで膨大な数の医院を見てきた中で、複数の医院を経営している医院はすべて下位10%以下だった。そのため本来であれば下位20%のNGワードとして扱うべきと考えるが、直接的に医療の内容を示すものではないため安全を見て下位40%のNGワードとした。これらの医院の質が低い理由としては、医療に対する責任感があると複数の医院経営という質の担保が困難な形をとらないからかもしれない。
・自費(保険適用外)専門の医院である →同じく膨大な数の医院を見てきた中で、自費(保険適用外)専門の医院はすべて下位10%以下だったが、同様に下位40%NGワードとした。推定理由については「なぜ自由診療(自費)専門の歯科医院は診療の質が低いのか」参照。
 ※自費(保険適用外)診療自体は良いものなので注意。「自費(保険適用外)専門医院」が望ましくない。
・常勤の歯科医師が5人以上いる →歯科医師8人以上と同上。


推定の根拠:HP3. 下位60%

医療広告ガイドライン違反の表現 →ガイドライン違反なので。

院長プロフィール
・歯科医師国家試験合格後、[開業]/[院長就任]/[親の医院で勤務]までの年数が5年未満 不明 →3年未満と同上。
・海外大学の客員研究員 →お金を積むだけで手に入る経歴。患者をだまそうという意思があるため

不穏な表現
・最新、最先端 →医療広告ガイドライン違反である「比較優良広告」に近く、粗悪な医院に多く見られる表現
・削らない、抜かない →ウソに近い表現であるし、健康を考えれば必要なときにはやるべきであることから、誠実さの乏しい歯医者が多く好む表現。ちなみに、やはり削らない・抜かないはウケがいいので、「明らかに虫歯が進行しており治療しなければ間違いなくリスクが高まる場合でも削らない歯医者」や、「抜かなければますます歯周病が進行して他の歯まで共倒れになるのにそのまま放置する歯医者」がいることにも注意。

診療内容
・セラミック系のつめもの/かぶせものの記載がある一方でゴールドのつめもの/かぶせものの記載がない →セラミック系は審美性、ゴールドは虫歯の再発防止に優れた特性を持つが、患者の健康を考えない歯医者はセラミック系しか勧めない
・歯周内科(薬を服用することで歯周病を治す)による治療を強調している →歯周内科はあくまで補助的な治療に過ぎないが、あたかも他の医院より優れているかのように錯覚させる手段として多く用いられるため

予防関連の記載
・唾液検査のみでリスクが分かるかのような記載、位相差顕微鏡だけでリスクが分かるかのような記載 →間違いである。予防歯科に関する理解が浅いか、もしくは患者をだまそうとしている


推定の根拠:HP4. 下位80%

(省略)


推定の根拠:通院編 1. 危険な兆候

下位20%歯医者(100軒中の順位が80番以下)
・予約制でない →医療の質が大きく下がる
・担当医制でない(治療にあたる歯科医師が説明なくコロコロ変わる) →治療の責任があいまいになり非常に危険
・予約していた時刻より15分以上遅れて診療が始まることが頻繁にある →患者さんへの責任感、診療の質、患者層のコントロールのすべてが悪いことを示す
・院長やスタッフの誰かが喫煙者 →特に歯周病においては喫煙は圧倒的なリスクであり、禁煙ができなければ絶対に治し予防することができない(世界一の歯科医と衛生士にすら不可能)。そのため、歯科医療従事者で喫煙者であれば必ず底辺である。院長であれば全くの論外だが、たとえスタッフにでも一人でもいれば、禁煙指導の説得力がなくなってしまうことから、レベルの低い医院と断言できる。
・虫歯再発の診断がついておらず、明らかな不適合などの問題もない歯に対して、自費(保険適用外)でのやりかえを提案する →虫歯の再発が認められる場合や、明らかに不適合な(ピッタリはまっていない)場合を除き、つめものをやり直すことはむしろリスクを高める。なぜなら物理的に「つめものだけをキレイに削ってはずす」ことは不可能だから。少しは健康な歯を削らざるをえない(そうでなければ、はずすべきものを削り残すことになるので論外)。
健康な歯を削ったらどうなるか。当然リスクは高まる。最悪の場合、神経に届いて痛みが出てしまい、神経を抜くことになる。ものすごく寿命が縮む。
「白い歯にしたいですよね!」と銀歯をセラミックに替えさせるのがよくある手法。ワーストクラスの粗悪な医院ではホームページで症例としても紹介されていることがある。
・歯科医師が診療するとき基本的にアシストがいない →診療の質の低下、患者さんの感染リスクの増加(道具を取り出すため汚い手であちこち触る必要があるため)の問題。粗悪傾向だと推定できる。

下位40%歯医者(100軒中の順位が60番以下)
・自費(保険適用外)専門の医院である →「推定の根拠:HP2. 下位40%」と同上。ホームページに記載がなく、通院してみたら自費専門ということがあるので、こちらにも書いた。
・喫煙者に対してインプラントの提案をした →喫煙者は極めて予後が悪いためインプラント治療はNGだが儲かる

下位60%歯医者(100軒中の順位が40番以下)
・成人であるにも関わらず、歯周病の検査と結果説明が行われないまま治療が完了した →成人であれば歯周病でない人は極めて少ないし、リスクがない人はゼロなので行わないという選択肢はない。これを行わない歯医者は歯周病を無視している歯医者なのでNG。歯周病は虫歯よりも抜歯の原因となる確率が高いので、あなたの歯は半分も診てもらっていないことになる。
・衛生士による歯みがき指導が行われないまま治療が完了した(全員必須) →歯周病の治療および管理に必須。ちなみに完璧に歯みがきができる人は1%未満。


推定の根拠:通院編 2. 良い兆候

治療計画
・痛みがあるなど緊急性のある歯を除き、虫歯治療より先に歯周病治療を行う →歯ぐきの出血や腫れにより虫歯治療の質が下がるため、先に歯周病治療を行うのがセオリー

説明関連
・今日の診療が何なのか説明した上で診療してくれる、次回以降の治療計画について毎回説明がある、治療の前後で写真撮影もしくは手鏡を使い説明をしてくれる →(略)
・つめもの/かぶせものの自費(保険適用外)診療についての内容説明の際、ゴールドとセラミック系両方の選択肢について説明がある →セラミック系は審美性、ゴールドは虫歯の再発防止に優れた特性を持つが、患者の健康を考えない歯医者はセラミック系しか勧めない

衛生士関連
・担当衛生士制である(衛生士がほぼ固定。担当が変わるときには必ず説明がある) →歯科医師同様、責任を明確にし質を担保するため
・成人の場合は(全員)歯周病の検査が行われ、1本の歯につき6つの数値と出血の有無が検査される。検査結果についても説明される。 →歯周病の検査には1本の歯につき1点しかみない検査と6点みる検査がある。歯周病に対して意識が低くなければ6点を検査する。検査結果について説明がなければもちろんダメ。

・一眼レフのカメラで口の中の写真が撮影される(12枚以上だと理想的)。撮影した写真を用いて現在の口の状態について説明される。 →口腔内の記録、および患者さんに自分の口の中の状態を理解してもらうため必要。

↓ 理想的な撮影パターン(枚数が多い)(衛生士.netより引用)

ダウンロード

↓ 理想的ではない撮影パターン(枚数が少なめ。とはいえ撮ってるだけでもかなり優良)(d.Styleより引用)

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・10枚以上の細かいレントゲン撮影がされる。結果について説明される。 → 虫歯の把握、歯周病の把握、歯周病の適切な治療の実施のため必要。レントゲンの撮影結果について説明がなければもちろんダメ。

↓ 理想的な撮影パターン(10枚法)(d.Styleより引用)

画像3

↓ 一般的な撮影パターン(1枚で全体だけ撮る)(d.Styleより引用)

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・歯周病の治療に何回程度かかるか説明がある(成人であれば一般に歯周病治療を必要としない人はほぼいない。おおよそ6回程度の治療を必要とする。) →(略)
・食習慣や生活習慣が歯に与える影響について説明があり、自分の場合は具体的に何を改善すべきか理解できるよう指導がある →虫歯および歯周病のリスクコントロールには食習慣や生活習慣の把握と改善、コントロールが必須である。こういった予後・予防こそが歯科医療の価値なので、レベルの高い歯科医院では行われている。
・日本ヘルスケア歯科学会の認定衛生士がいる ※他の学会等の認定衛生士は評価ポイントではない →「参考:診療の質が高いことを示さないもの」同上。日本ヘルスケア歯科学会の認定衛生士は、衛生士に必要なスキルが網羅されている唯一の認定である(著者が把握する限り)。また一部の団体のようにコネ合格の噂も聞いたことがない。


関連記事


更新履歴

2020.09.13 「参考:診療の質が高いことを示さないもの」に「日本ヘルスケア歯科学会の認証診療所」を追加
2020.09.16 「通院編 1. 危険な兆候」に「予約していた時刻より15分以上遅れて診療が始まることが頻繁にある」を追加
2020.10.03 「通院編 1. 危険な兆候」に「院長やスタッフの誰かが喫煙者」を追加
2020.11.04 「なぜ自由診療(自費)専門の歯科医院は診療の質が低いのか」の記事にリンク
2021.01.06 「自費(保険適用外)診療」は望ましいものであり、「自費(保険適用外)専門医院」が望ましくないものであることを補足。
2021.01.15 「審美歯科」を「HP編 3. 下位60%歯医者のNGワード」から「HP編 4. 下位80%歯医者のNGワード」に移動
2021.02.11 「HP編 1. 下位20%歯医者のNGワード」に「リフレクソロジー」を追加
2021.02.21 「通院編 1. 危険な兆候」に「歯科医師が診療するとき基本的にアシストがいない」を追加
2021.07.20 「関連記事」を追加

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