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「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」の「めんつゆ照り焼き」に挑戦してみた

漫画飯、やったことありますか?
何度かある、「めしにしましょう」とか、あとはよく覚えてないけど。
で、ドカ食いも大好きなわけで、そうなるとやりたいものが出てくる。
「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」の馬鹿メシを作りたい、と。
そういうわけで、ちょっと調理過程が抜けてるけど、
挑戦したのでその記録を簡単に。


・第一弾:失敗編

使ったのは2回とももも肉。使い方が違った。
1回目に作った時は「普通の照り焼き」を意識し過ぎて作ってしまった。
もも肉をビニール袋に入れ、全体が軽く浸る程度に4倍濃縮めんつゆを投入。
そのまま一晩放置して、フライパンで焼いてみた。
が、焼き方を失敗して真ん中に火が通る前に全体が焼き上がりっぽくなった。
そうなると切った後の生焼け判明でどうしようもなく、
レンチンしてごまかした。
食ってみると…ほんのりとめんつゆの風味がする程度、
「しょっぱくてうまい」わけがなく、「血液が塩水になる」こともない。
なんとなく食って終わってしまった。
写真が無いのは失敗の写真をいつまでも残すのも嫌だから。

・幕間:資料研究

ここで一旦本編を確認するターンへ。
第一回再現での失敗は…
「しょっぱくない(常識的味付けの範囲を出ない)」
「味が想定よりしみこまない(切ったらどこまで塩気があるかわからない)」

この辺を踏まえて本編1話を読み返したところ…色々間違っていた。
「鶏肉は1枚でなく1枚を切る」
つまり味が一切れ一切れにしっかりしみ込む状態で漬け込んでいる。
それを500mlボトルの濃縮めんつゆを半分使うということは、
ビッタビタにめんつゆに浸かった鶏肉を焼いているということ。
初手段階でかなりの間違いを犯していたわけだ。
それはそれとして、漬け込んだめんつゆは火を通せば使えるので、
この時はスープを作って添えた。
それを踏まえて改めて、鶏もも肉を買ってきたのが第二回。

・第二弾:しょっぱくてうまい

前回の反省を踏まえて、レイトショー終わりにスーパーで肉を購入。
めんつゆの濃度に言及はされていないものの、
どっぷり漬けてかなりしょっぱいということは、
最低でも3倍はほしいところだと思う。
我が家の常備めんつゆは4倍濃縮なのでこれを採用、
適当なサイズに切った鶏肉をビニール袋に放り込み、
そこへいよいよめんつゆを投入。
今回は全体が漬かるくらい使いたかったのだが、
ここで肉の袋を適当な器に詰め込んでみた。
結果、多少めんつゆの節約にはなった…気がする。
そして翌朝…ではなく翌日昼、実に12時間以上の漬け込みを経て、
いよいよ焼いたのがこれ。

マヨには黒胡椒を振って、ついでにチューブにんにくも添えてみた

写真が載っているということは、食ってちゃんと美味かったということ。
そして何より…
しょっぱくてうまかった。
やはり一口サイズくらいにしたのは正解、味のしみ方が違う。
めんつゆの濃ゆい塩気と奥に潜む甘さがしっかりついている。
マヨをつけて無理矢理まろやかにしてもまだめんつゆ味が強い。
そこに薬味としてにんにくをつけるのも美味い。
正直1枚の鶏もも肉でどんぶり飯が1杯山盛りで食えそうだった。
そりゃあんなでかい弁当箱でみっちり弁当作れるわ、って感じで。
焼く前にキッチンペーパーで水気切ってたらどうなっただろうか?
焼いてる時、拭き取らなかっためんつゆがじゅわじゅわ言ってた。
このめんつゆが余計しょっぱくした可能性はある。

・結論:漬け込み時間で常識的な味付けにできる可能性がある

初回はしっかり一晩、2回目は一晩以上漬け込んだが、
めんつゆの量や肉の状態もあるのでなんとも言いきれない。
とは言え、可能性は見出したと思う。
副産物の「鶏の味がちょっとするめんつゆ」もなんだかんだ使えるし、
やってみて損は無いとは思った。
多分昼に漬け込んで晩飯に焼いたらもっと常識的なのでは?
そしてめんつゆで漬けた鶏肉の味、
これが単純に美味いのでリピートしたいものではある。
ひとつ良い学びを得たのだけは確かな漫画飯再現だった。

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