見出し画像

早期退職#0(プロローグ)【1990年代】

30 代になってから、独立志向は強くなった。

タクシードライバー、赤帽や軽急便などの軽貨物運送、スリーエフなどのコンビニエンスストアなど、いろいろな説明会に妻を連れて参加していた時期。
だけど、スピンアウトは出来なかった。

自分が所帯を持った時、父は既に星となっていた。
だが、母、それと妻方の義父母、そして妻。
子供は授かれなかった。
スピンアウトするには、どうにもその家族が気になってしまっていた。

独立して養っていけるのだろうか?

正直その自信も無かったし、気概も熟成はされていなかった。
その背景には、SE という仕事も面白くなり始めていたこともある。
順当に役職も上がり、サラリーも上がっていた。
あとは、企業ブランドの威力。

マンションを購入するにしろ、車を購入するにしろ、何の支障もない企業ブランド力。
新築マンションの理事会発足時、初代理事長に自分が選ばれた。
不動産屋から、お勤め先が確かなので是非ともお願いしたいと。

そして会社は紆余曲折を経て、一部上場企業に変貌を遂げた。
一部上場企業の管理職。
自ら意識していなくても、そのブランド力というものは存在していた。

故に、独立志向は影を潜めていた。。。


横浜在住、56歳、男性。 早期退職を選択し、セカンドライフへ旅立ち。 ワークアウト、射撃、狩猟、早期退職&ネクストビジネスなどを綴れれば。 よろしくお願いいたします!