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緑内障になっていることが判明した話

このnoteに書かれている事は健康情報なので、鵜呑みにせず、気になったら専門の医師に相談してください。

半年くらい前に、気まぐれに眼科に行ったら緑内障にかかっていることが分かりました。フィジカルの強さ弱さに関係なく、かかる確率の高い病気なので、もしかしたら多くの人に参考になるかもしれないと思ったので、あえて共有しようとnoteに書いてみました。

要約
1. 片方の目が緑内障になっていた
2. 緑内障は視野が欠損していく病気。原因は分かっていない。つまり予防方法が無い。
3. 緑内障は治らない。治療は進行を遅らせるためのもの。
4. 健康診断でやる眼圧検査では見つからない緑内障もある
5. 緑内障は早期発見、早期治療開始がキモ
6. 健康情報なので鵜呑みにせず、気になったら専門の医師に相談してね

そもそもの経緯

有給消化の問題で数日間、休んでいた時の事。特に予定が無かったので、日々の中で後回しにしていた細々したことをしようと思い、色々やっていた。

台所の流しの下の収納を全部出して整理しなおしたり、洗面台周りの収納を全部出して整理しなおしたり、冷蔵庫の中身を全部出して整理しなおしたり、エアコンとか扇風機のフィルターを掃除したりとか。

そういったことをやる中で、普段から目がかすむ事が増えていて、その度に気にはなっていたので、日中出られるこの機会にと、軽い気持ちで眼科に行ってみた。

で、症状を話し、色々と検査してもらったところ、片方の目が緑内障になっていると診断された。

ちなみに、緑内障と目のかすみは関係なかった。仕事中、もう少し目を休ませろと言われた。はい、気をつけます。

どんな風に検査されて判明したのか

まず、眼科で定番の視力検査、眼圧検査を受けた。特に問題無かった。

次に、眼球に傷等がないかを調べられたが、やはり特に問題無かった。

念のため…と、OCT検査(眼底3次元画像解析検査)を受けた。片方の目の網膜の厚みがおかしくなっている事が分かり、緑内障の疑いが急浮上した。

後日、視野検査を受け、視野の一部が欠損している事が判明し、緑内障になっていることが確定。

どんな症状か

片方の目の、視野の一部、視野検査上だと1点が欠損している模様。初期と言えば初期だが緑内障が始まっている。

正常眼圧緑内障(せいじょうがんあつりょくないしょう)、原発緑内障(げんぱつりょくないしょう)、開放隅角緑内障(かいほうぐうかくりょくないしょう)らしい。

今のところ、視野欠損についての自覚は全く無い。ようは、見えていない部分があると全く認識できていない状態。片目でこれ程度の視野欠損だと、まず自覚はできないよと医師に言われた。

緑内障とは

緑内障は、目と脳をつなぐ視神経が障害され、徐々に視野障害が広がってくる病気です。40歳以上の約20人に1人は緑内障と考えられていますので、けっして珍しい病気ではありません。
1.はじめに よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会 より
緑内障とは、その視神経がなんらかの原因で障害され、神経線維が徐々に減っていく病気をいいます。ふつうは100万本の神経線維の束から徐々に線維が減っていくので、見える範囲(視野)のうち、減った線維が担当していた部分が見えづらくなってきます。
2.緑内障と視神経 よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会 より

視神経が駄目になることで、その神経が担当する視野が見えなくなるということらしい。

緑内障の確実な原因はわかっていません。目の硬さである「眼圧」が高い状態が続くと、目の奥についている視神経が障害され緑内障となります。眼圧は10~20mmHgが正常範囲とされていますので、20mmHgを大きく超えるような眼圧が続くと、視神経が障害される可能性が高くなります。
しかし、眼圧が高くない人にも緑内障が少なくないことから、眼圧以外にも緑内障の原因があると考えられています。原因として「視神経が弱い」、「血流が少ない」、「視神経に毒として働く物質が存在する」「、免疫の異常」などいろいろ考えられていますが、どれも確実な証拠は見つかっていません。
3.緑内障の原因 よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会 より

緑内障にかかる原因は分かっていない。症状である視野欠損の原因は分かっているらしい。

緑内障の患者さんの多くは視野障害の自覚がないため、たくさんの人が自分の病気を知らずに暮らしており、健診などで発見されることがほとんどです。
日本人の緑内障の多くは、慢性緑内障である原発開放隅角緑内障で、特に眼圧が正常な正常眼圧緑内障がとても多いことが知られています。沖縄地方では原発閉塞隅角緑内障の頻度が高いなど、緑内障の種類には地域差があるようです。
6.緑内障の頻度 よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会 より

初期の状態では患者自身が自覚できない。

眼圧が正常な正常眼圧緑内障が多いらしい。つまり、眼圧検査では発見できない緑内障があるということになる。となると、通常の健康診断では見つからない…。マジか。

慢性の緑内障である開放隅角緑内障では、緑内障で減った視神経が戻ることはありません。視神経をそれ以上減らさないように努めることが、緑内障治療の原則となります。具体的には、眼圧を下げることにより視神経が減りにくくなる(視野が保たれやすくなる)ということがわかっていますので、点眼薬などにより眼圧を下げるようにします。
その際には、眼圧が正常範囲(10~20mmHg)に保たれていればよいのではなく、その人のなにも治療しない時の眼圧(ベースライン眼圧)から治療によりどの程度下げられるかが重要なポイントとなります。
11.開放隅角緑内障の治療 よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会 より

駄目になった視神経は戻らない失った視野は戻らない治療は、視神経を減りにくくすることを目指すもの

視野欠損とは

視野が部分的に見えなくなっている状態。

下記のページの「緑内障の症状=視野欠損」のイメージ図が分かりやすいかも。

緑内障;初期は無症状、失われた視野は取り戻せません。 - 根本眼科耳鼻科

治療方法

先に書いたように、現状では治療といっても、「駄目になった視神経は戻らない失った視野は戻らない治療は、視神経を減りにくくすることを目指すもの」になる。

といっても症状によって色々あります。

緑内障と分かったら、医師とよく相談してください。

11.開放隅角緑内障の治療 よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会
12.閉塞隅角緑内障に対する治療 よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会
13.眼圧下降以外の緑内障治療 よくわかる緑内障―診断と治療― - 日本眼科医会

OCT検査とは

赤外線を照射して網膜の厚みを調べる検査。

検査結果は画像で表示される。

網膜の正面と断面の画像が出て、厚みがどのようになっているかが見て分かる。

眼底三次元画像解析(OCT)検査 - 平田眼科

視野検査とは

自動的に表示される明かりに対し、見えたらボタンを押して、視野全体の中の見える部分と見えない部分を調べる検査。

検査結果は画像で表示される。

左右の目それぞれでどの部分の視野が欠損しているのかが分かる。

緑内障外来 - 新宿眼科クリニック

今はどんな感じか

私はというと、早速、治療を始めて経過観察中です。月1回くらいの頻度で通院し、治療方法が合ったのか、現在は進行が止まっている模様。

これで進行が止まると良いなぁと願っているが、どうなるか分からないので、どこかで視野欠損が進み出したら仕事をどうするか考えないとなぁ…とか思ったり。目をメインに使う仕事をしているので。

緑内障になる確率は結構高いので、私のように早期に発見できて、早期に治療を開始できる人が増えると良いなと思った。

自分は、自覚症状が無いのに偶然が重なって判明したので、このnoteが誰かの偶然トリガーになれば良いなという感じで。

気になったらどうした良さそうか

しっかり調べるなら、OCT検査をした方が良さそうなので、
❶Google マップ上で「住所 OCT検査」で検索
❷出てきた眼科に電話をかけて「緑内障の検査をしたいのですが」と問い合わせてみる
という風にしてみては。

検査と診断は、結構サクッと終わる。ものの30分程度だった。

私は、視野検査が別日になったのでトータル2日に渡ったがそれでも合わせて1時間もいってない気がする。

料金は、各病院で変わる可能性があるので、気になるのであれば事前に病院に聞いて欲しい。

因みに、私は、緑内障検査、OCT、視野検査を含めて、3割負担で5000円程度だった。

時間もお金もそれほどかからないので、気になったら動いてみては?

最後に

繰り返しになりますが、このnoteに書かれている事は健康情報なので、鵜呑みにせず、気になったら専門の医師に相談してください。

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