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オムツ防衛戦術 究極ガイド

オムツが守備における最前線である理由

新生児の育児において、オムツ替えはまさに守備の最前線。

ここでの守備とは、家の中を清潔に保つための防御戦術を指す。

守備には「抑止力」といった概念もありますが、新生児には通用しません。彼らは攻撃的なまでの尿と便で、親の防御ラインを突破しようとします。

究極の防衛策:複層防御戦術

守備の基本は、一重や二重ではなく、幾重にも防護策を張り巡らせることです。

最初の防御線が破られても、次の防御線で食い止めることが大切です。
目指すは「穴熊」のような堅牢な守りです。

穴熊囲い

模式的に表すと以下の通り;

オムツ:イージスの盾

現代の紙オムツは、まさに「イージスの盾」と言えるほどの防御力を誇ります。

サイドギャザーは人類の英知の結晶で、多くの家庭を救ってきました。

しかし、どんなに優れたオムツでも、「飽和的物量攻撃」と「人的運用ミス」には勝てません。そのため、二重三重の備えが必要となります。

使用済みと新品のオムツ

オムツには使用済みと新品の2種類があります。

交換の際には、新品を下に敷くことで、一時的に防衛線を形成し、守備力を向上させます。

この一手間を省くと、深く後悔することになります。

肌着・ウェア:守備力ゼロの表舞台

肌着やウェアは表舞台に立つものの、防御力はゼロです。

オムツ防衛線が破られると、一気に陥落します。足止めにもなりません。

「やる気あんのか?」と聞きたいところですが、本人たちに悪気はないためあまり期待はできません。

ペットシート(使い捨て):新鋭の守備隊

ペットシートは新鋭の守備隊として、飛躍的な安心感を提供します。

何度も危機を救ってくれる万能型で、ミルクを戻して吐いた時にも大活躍します。

何よりも安価で、サイズは45x60 cmの大量導入がおすすめです。

一枚 17円でこれだけの 守備と安心感を得られるものは他には有りません。

防水シーツ:最後の砦

防水シーツは、オムツとともに防衛線を形成する最後の砦です。

しかし、一度役目を果たすと前線復帰までが長いのが難点です。必ずスペアは用意しましょう。兵站の充実が肝になります。

フローリング(床):本丸の守備特化型

フローリングは、守備特化型の本丸です。

最悪の場合でも拭けば何とかなるため、同期生のカーペットや畳よりも頼りになります。彼らは被害を広げるだけです。

ビニール袋:最終処理部隊

ビニール袋は最終処理部隊です。薄いと臭いが漏れ出てくるため、厚手のものが良いでしょう。

オムツペールに袋ごと取り付けることで、機動性も確保できます。

お出かけの際には ジップロック という遊撃部隊 が活躍してくれます。

親の手:最後にして最強

親の手は最後にして最強の防御手段です。

必要なのは慣れと決意のみ。洗えば全ては解決できます。

最前線でも最後方でも活躍でき、守備攻撃両方を担えるバイタリティを備えています。

オムツペール:後方支援の本丸

オムツペールは後方支援の本丸です。その性能の善し悪しが戦況に直結するため、選び方が重要です。ニトリの生ゴミ用ゴミ箱が最適かもしれません。

容量があまり多くないのはメリットでもありデメリットでもある。

攻撃部隊

基本的に専守防衛に徹するため攻撃に移ることはありませんが、知っておくに越したことはありません。

綿棒浣腸

唯一の直接攻撃手として与えられた方法です。

正確な知識と遂行力が求められます。

ウンチ体操

間接的ではありますが効果的です。

YouTube などで相性の良いものを選びましょう。

和平案

時間が解決してくれます。

オムツを卒業し、トイレだけで全てが解決するようになったときの達成感は育児の中でも一つのマイルストーンであると思います。

その後に待ち構える次なる試練があることは言うまでもありませんが。。。

運用上の注意

とにかく冷静に覚悟を持って対処することが不可欠です。

初心者にありがちなのは、「お、ウンチが出たか。良し良し、オムツ替えたろ」と安易に近づくことです。

第二派(追いウンチ)・第三波(おしっこ) の攻撃まで頭に入れておく必要があります。

人的運用ミスを防ぐためには、手順を疎かにせず、一つ一つに余裕を持って対処することです。

属人的な部分を排除し、物理的な防御策いかに高めることが出来るかも永遠の課題です。


結論として、新生児の育児におけるオムツ替えは、戦術的なアプローチが必要です。

藤井聡太 でも 負けることはあります。

「考えることが楽しい。終盤、詰む詰まないの際どい局面が好きです」

2016年9月、プロ入り後の本社訪問

ここまで言えるようになれば本物です。

詰んでしまわないように、この記事を参考にしっかりとした防御策を講じて、快適な育児生活を送りましょう。


#男性育休
#出産後

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