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父親育休で作り出す母親の三時間

育休中の直近二週間でどれだけの家事をしたのか、集計してみました。

結論から言うと、大体 3時間/日 ほどを家事に費やしていました。

たった三時間と言う事なかれ

一日三時間というと、「たった三時間か。それなら育休取らなくてもイケるやろ。」という事になりそうなので念の為に紐解いておく。

まず、夫が家事を一日三時間 するということは、母親の時間を三時間作り出すことが出来る

普段仕事をしている中で例えると、休憩時間込の定時が9時間程度が一般的なので、その中で考えると「一日の仕事でやらないで良い仕事を別の人がやることで自分が三時間別のことに使える」と同義である。

または、一日の睡眠時間が5時間のところを8時間睡眠に出来る
睡眠を削って育児をしている母親の睡眠時間を三時間増やしていると捉えて欲しい。(家事の三時間が そのまま 睡眠の三時間ではないが)

逆に この一日三時間の家事をする人間が母親以外いなかったとしたら、どうなるか?

睡眠時間を削り、日中は家事をして、育児をして、、、どう考えても過剰労働 である。

と、個人的には結論付けておきたい。

データ集計

集計方法

  1. Google Forms で簡単なアンケートを作成して、家事をするたびに Start と Finish の時刻を記録。

  2. Google Spread sheet に記録されたデータを簡易的に集計

対象の家事

家事といっても色々あるが、ほぼルーティンでやっている項目を列挙

  • ゴミ出し

    • ゴミ箱からのゴミ回収含む

  • 皿洗い

    • 食器洗い機を使用

  • 洗濯

    • 全自動洗濯乾燥機を使用

  • 掃除

    • お掃除ロボットを使用

  • 送り迎え

    • 上の子の保育園、寄り道も含む

  • 入浴

    • 新生児の沐浴。上の子は自分の入浴時間同等なので含まず。

  • 買い物

    • ネット通販の時間は含まず。

  • 料理

    • 朝昼晩の三回。

これ以外の家事もあるでしょうが、我が家ではこのあたりがルーティンです。

家事の前提

既に 新三種の神器 (食洗機、お掃除ロボット、全自動洗濯乾燥機)は導入済みです。

時折妻も家事をしてくれているので、少々集計時間にばらつきが出ています。

集計結果

二週間の平日分の集計結果は以下の通り。

家事に消費している時間
家事をした回数

データの短評

ゴミ出し(平均 10分14秒 / 日)

毎日あるわけではないので全体への影響力は小さめ。

皿洗い(平均 19分12秒)

食洗機を使用しているので、ほぼ最大限に効率化は出来ていると思われる。
哺乳瓶などがあり、1日中家にいると 一回一回の時間は短いが回数が多くなる。

洗濯(平均 22分23秒 / 日)

全自動洗濯乾燥機を使用しているので、もっと時間は短くなっても良いのだが、新生児の着替えは乾燥機を使っていない分 洗濯物干し取り入れに少々時間を取られる。(乾燥機を使うと縮むので)

掃除(平均 7分40秒 / 日)

お掃除ロボットに任せているので、ロボのメンテナンス時間程度。

送り迎え(平均 1時間4分23秒 / 日)

家事の1/3 を費やしている大物。改善の余地あるが、相手方(子ども)のある話のため長期的なアプローチが必要になると思われる。

入浴(平均 12分8秒 / 日)

新生児の入浴時間(準備 ~ 完了)として納得の時間。

買い物(平均 32分30秒 / 日)

一度に買う量を増やし、頻度を低くすることで少々は改善するか。
ネットスーパーを活用しても良いが、結局品揃えと選ぶ時間を加味すると近所のスーパーに行くのと同等の時間になると考えられる。

料理(平均 40分37秒 / 日)

全体の二番目に時間を費やしているが、育休期間中はある意味料理が趣味の一つにもなるので、そんなものかなと納得。

朝・昼・晩 を含んでいるので、めちゃくちゃ長いわけでもない。

もし三種の神器を使ってなかったら

皿洗い・洗濯・掃除 が、倍程度の時間がかかると 短絡的に捉えると。

19分+22分+7分 = 48分 増加。

全体平均が 3時間2分であるので、48分の増加は 26.3% の増加となり そこそこの負担増(= 三種の神器で負担減)と前向きに捉えておく。

48 分 x 5日間 x 52 週 =  12,480 分/年 = 208 時間/年

時給 1,700 円 (= 30万円 / 22 日 / 8時間)  として、(※ 育児休業給付金上限付近)

1,700 円 x 208 時間 = 353,600 円/年 なので、

新三種の神器 に年 35万円ぐらい使うことは 理にかなっている。

全体感

今回の集計には 育児に関する時間は 沐浴 以外は入れていないので、一日平均三時間の他に 3~4時間 は育児(主にミルク、オムツ)に時間を割いている。

育児の時間は今後集計してみるとして、家事と育児で一日6~7時間程度を費やしているとの仮説で話すと。

一日の時間配分は以下の想定となる。
■ 睡眠 = 8時間
■ 家事・育児 = 7時間
■ 風呂トイレ食事など = 2時間
■ その他 = 7時間

7時間も自由時間が? となるが、上の子の相手など削ると体感ではもう少し短い気もする。

それでいても、自由時間は 数時間は確実に確保できるはず。

育休の目的が、母親の負担軽減 による ウェルビーイング とすると、家事全般を担うことで目的は半分ほど達成できる。

次の目的として、自分の時間確保による付加価値の取得 とすると、以下にして家事の効率を上げるかが焦点になる。

育休中に やることは しっかりやって 確保できた自由時間で他のことをやらない手はない。


#男性育休
#家事・家計

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