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時代が「戦争優先か否か?」

明治三十二年三月著作権法が制定される。
1899年ですね。
日清戦争後、日露戦争前の時代です。
そん時にできた法律。

が、言うても形だけの手探り時代。
「とりあえず原案者の権利守るためになんかせなあかんな」くらいのノリ。
あくまでもこの時代は「戦争最優先」「軍事最優先」ですからね。
男は戦争に行って国の為に死んで来いって時代。

著作権に関しては、まあそりゃそうです。
自分が原案を発想しても、誰かにすぐにパクられて勝手に使用されてもOKなんて世界やったら実力者が創造するのをあきらめてまうから。


新しい価値を創造する者が損して諦め、
それを横からパクる者が得して持続できる。
という最悪な世界を一刀両断する刀が「著作権法」ってわけです。


が、まあやはり戦争が最優先ですわな。
戦争以外の文化とか経済とか社会とかはとにかく後!!
すぐ横で殺し合いしてんのに、優雅に紅茶飲んでマイノリティ問題なんて話してる暇なんてないわけや。

って事で、
著作権より戦争って時代の漫画界では、
漫画無法地帯現象が隆盛を極めたわけです。

作者・出版社が共に<不明>という十銭本と呼ばれた駄菓子屋のおまけみたいな漫画が大量にあったんです。
その中には平気でディズニーをパクる傾向もありました。
まあ人のモノを盗んで楽したいというのは人の本質の1つって事ね。

ミッキーと喜劇王エノケン(榎本)と共演。

榎本健一

とか、
ミッキーが日本軍で活躍する漫画とか。
国産の偽物ミッキーは山のように登場してたわけです。
今中国による偽物ドラえもんとかで日本の文化がなんじゃとか騒いでましたが、この国も平気で他国の様々な事をパクっている事を知りましょう(';')

で、ディズニー大好きな手塚治虫氏も偽物ミッキー漫画の愛読者であり、
後に自作「メトロポリス」にミッキーを登場させたのは有名な話です。

が、殺し合いの時代が落ち着くと一気に「文化」に注意が向きます。
有名なディズニー事件発生ですな。

1987年。
滋賀県大津市。
小学校が卒業記念でプールの底にミッキーマウスの絵を描きました。
はい、登場。
ディズニーからの猛抗議。
即塗りつぶすという事件が発生しました。
天下のミッキーマウス様は小学生相手でも一縷も許さんわけや('ω')

2018年。
東京ディズニーリゾートで働く「着ぐるみの中の人」が
運営会社「オリエンタルランド」による陰惨なパワハラでに業を煮やして訴訟を起こすというディズニー史上類をみない事件が発生しました。
夢の国の国民は、暴力と徴税によって苦しんでいたのですね。
恐ろしい( ;∀;)

地方、某企業のマスコットキャラクターには「どう見てもミッキーマウス」が平気で営業で使用されてましたが、著作権でフルボッコ。
見事に社会抹殺されます。((';')

静止画でしたが、CMでどう見てもミッキーマウスを使用していた業者もいましたが、これも社会から抹殺されました。

アメリカ様を敵にまわすと、相手が子供であろうが、社会から抹殺されるわけですわ。

教訓!!

〇無法地帯になると平気で人は人のモノを盗む
〇今の時代が、戦争優先か否かという視点は大事
〇法律ができたらできたで息が詰まるほどの規制が生じる
〇夢の国の国民は大変(訴訟に至る程のパワハラ)
〇中国がドラえもんをパクる前に、日本はとっくの前からパクってるよ

って事ですな。
綺麗事だけでは、この世は生きていけやせん。(^^

人間は恐ろしい生き物と思考してた方が良いです。
で、たま~~~に良い人と出会った時に「わお♪」となる方が健康でしょう。


人間が美しい種族と思考してたら、
昨今のnewsを見てたら泡吹いて失神するんちゃうか??

令和の今は、
戦争と無縁な78年を過ごし、
<平和>というぬるま湯に浸かったブクブクの肥満体になりつつある。
その証左が昨今のnewsでしょう。
回転寿司で唾液つけて、いつまでも「許せない」とかなんとか言うて社会中で騒いでるのが現在のこの国ですわ('ω')
これが、平和の賜物ってやつですかね。

右翼が愛国社復活とかって叫びだすのも、わかるっちゃ分かる。


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