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KRYラジオ「大人の音楽堂」:ガンズ・アンド・ローゼス(2022.7.16OA)

1987年デビュー。時は空前のヘヴィメタブーム、特にL.Aメタルはその派手さがTEENSにも受けまくる。まだスラッシュ・メタル、デスメタルはそんなに人気はなかったと記憶します。その中でも群を抜いていたのがガンズ・アンド・ローゼス。サウンドの特長として、しっかりルーツ音楽を意識しているというかしみ込んでいる感じを受けます。特にメインの「W・アクセル・ローズ」の歌のメロディーにその特徴が出ていると思います。ギターの「スラッシュ」にも音へのこだわりを感じますね。ハードなものはもちろん、ロングトーンに渋く甘い粘りのあるフレーズが随所に出てきます。ベースの「ダフ・マッケイガン」この方は荒々しくひたすらトニックで引き倒します。初期のメンバーですがもう一人のギタリスト「イジー・ストラドリン」も器用に曲にバリエーションを付ける味のあるギターを弾きこなします。ドラムは個人的には2代目「マット・ソーラム」が個人的にはいいのですが、やはり古くからのファンは「スティーブン・アドラー」を支持するかも…

しかしデビューアルバム「アペタイト・フォー・ディストラクション」は強烈です。名盤でしょう。新人だがその辺のバンドとは全く「格」が違います。こびていないしその勢いが音に出ています。ライブの凄さは大好きです。(しかし何度も開演時間がすごーく遅れる…)

今回取り上げましたがWINGSの「死ぬのは奴らだ」、BOB DYLANの「天国への扉」のカバーは脱帽ものです。ROLLING STONESの「悪魔を憐れむ歌」のカバーもカッコイイ。このバンド見た目が怖い?柄がよくない?で聴かないロックファンが多くいると思いますが、聴いてみてください。とてもかっこいいですよ。デビュー盤はもちろん、2枚同時リリースの1991年の「ユーズ・ユア・イリュージョン」はお薦めですね。W・アクセル・ローズ以外はオリジナルメンバー不在の「チャイニーズ・デモクラシー」。これもいい…。さて11月には来日も決まったガンズ・アンド・ローゼス、スラッシュもダフも帰ってきて安定した演奏を聴かせているし、キーボードのディジー・リードも健在…そろそろニューアルバムを期待したいです。

今回オンエア
NOVEMBER RAIN
WELCOME TO THE JUNGLE
KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
LIVE AND LET DIE
PARADISE CITY

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