見出し画像

KRYラジオ「大人の音楽堂」:THE WHO(2023.11.18OA)

イギリスの国民的大人気のバンド。日本ではイマイチどころかそんなに人気がありませんがアメリカやヨーロッパでは問答無用の人気を誇ります。彼らのピークは1969年リリース、ロックオペラの草分け的作品「Tommy」から。一人の三重苦少年がやがてピンボールチャンピオンになりある日、突然その苦しみから解放される…そんな内容です。1975年には映画化され大ヒットを記録します。この映画を、なんと旧徳山の映画館で鑑賞したのです。2回観ました。スクリーンの中にThe Whoはもちろん、エリック・クラプトンやエルトン・ジョン、ティナ・ターナー等ビッグネームが登場します。ミュージカルやロックオペラとかは初めてでしたが楽しめましたね。今でもDVDを鑑賞しています。この「Tommy」、ブロードウェイでもロングランの大ヒットとなります。トミーの母親役のアン・マーグレットがとてもセクシーです。

「Tommy」リリース後はあのウッドストックにも出演。大きな話題となります。その後シンセサイザーを大胆に使用した「フーズ・ネクスト」、ハードな面を押し出したライブアルバム「ライブ・アット・リーズ」、映画「さらば青春の光」の元になった「四重人格」…とう歴史的名盤をリリース。しかし日本での人気がイマイチなのは、その当時一度も来日公演をしてないから…という意見があります。なぜ来日しなかったか?過激なライブが原因ともいわれています。ロックファンなら有名なギタークラシュ。ギターだけでなくアンプもぶっ壊します。ドラマーのキース・ムーンはドラムセットの破壊…そんな感じです。もちろん観客は盛り上がりまくります。それとギタリストのピート・タウンゼントの体調もあったと言われています。私もこの奥の深い大英帝国のモンスターバンドを理解するのに時間がかかりました。サウンドは別として歌詞の内容です。1960年代のビートルズやローリング・ストーンズとは別の、若者の代弁者的…そしてイギリス特有の世界観です。なんとなく雲が低いんです…。

ベースにはジョン・エントウィスル、この方は史上最高のベーシストと言われます。まあ聴けば分かりますよ。凄いの一言。ベースコレクターとしても有名です。ライブでは暴れまくる他の3人とは対称的に、微動だにしなく黙々と手数の多いベースを弾きます。ヴォーカルはロジャー・ダルトリー。マイクを振り回すパフォーマンスは圧巻。ハーモニカの演奏も素晴らしいテクニックを聴かせてくれます。とにかく絵になる四人です。ルックス最高。

次回はアメリカはテキサスのスリーピースバンド「ZZ TOP」お楽しみに。

今回オンエア
MY GENERATION
PINBALL WIZARD 
SEE ME,FEEL ME
恋のマジックアイ I CAN SEE FOR MILES
無法の世界 WON'T GET FOOLED AGAIN
BEHIND BULE EYE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?