見出し画像

KRYラジオ「大人の音楽堂」:第3期ディープ・パープル パート2(2023.9.23OA)

ハードロックのギタリストはいかにナチュラルトーンを上手く使うか、が楽曲を生かす上にも非常に大切なのです。その点御大リッチー・ブラックモアは凄い。ヘヴィメタのギタリストとは違い、歪の音とのバランスとでも言いましょうか、バリエーションが多い。スライドギターも多用します。DEEP PURPLEは特にライブで5人の化学反応というかものすごい迫力を感じますね。

今回は3期の解散寸前の有名なライブ音源をオンエア。今の世の中では絶滅危惧と言われるハードロック。こういった音源を放送できることは非常に素晴らしい。「BURN」は完璧な楽曲というのは前回書きました。このライブはとにかく圧巻。生で聴きたかったですね。そしてライブのハイライト「MISTREATED」。バラードというよりはソウルとハードロックをミックスした強烈な曲。デビッド・カヴァーデールの歌は、当時無名の新人でしたが、驚くべき凄さを感じることが出来ます。その後長きにわたりWHITE SNAKEをけん引することは御承知の通りです。

リッチー・ブラックモアはその後「RAINBOW」を結成しますが、そのファーストアルバムは3期ディープ・パープルと比べ比較的おとなしい感じを受けましたが1977年のRAINBOWのライブはやはり圧巻でした。やはりハードロックバンドはライブ盤ですね。ジョン・ロードのオルガン、イアン・ペイスのドラムは唯一無二。時間の関係でオンエア出来ませんでしたが、3期のメンバーでの「ハイウェイ・スター」は聴きごたえ十分。素晴らしい出来です。興味がある方探してみてください。3期の映像は「紫の炎」リリース後の1974年カリフォルニア・ジャムが有名ですが、いつかこのリッチー・ブラックモア脱退寸前のライブ映像がオフィシャルでリリースされることを願います。

さて次回はグラミー賞10回くらい獲得しているカルロス・サンタナ率いる「SANTANA」の1970年代の有名どころを並べます。お楽しみに。

今回オンエア
BURN
MISTREATED
STORMBRINGER


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?